バリん子U・エ・Uブログ

趣味、幸せ探し! 毎日、小さな幸せを見つけては、ご機嫌にハイテンションに生きているMダックスです。

食べているもの

2016-04-26 11:57:37 | Weblog
あなたがいつも食べているものは何でしょう?
それを聞けばあなたがわかります。

  ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン

手作りリゾット、ドイツから取り寄せたプレミアムフード。
バリ、君が食べていた物は、拙いながら全力のわたしたちの愛です。

愛してる、バリ。
ありがとう、バリ。
大好きだよ。

今日はバリを見送った日・・・・・・。

桜の頃に思うこと2

2016-04-05 00:45:31 | Weblog
2016.4.4

大好きなとても美しい素晴らしい桜があるのに、桜並木をそぞろ歩く。
桜の季節の短さを知り、お花見に来ているのに、一時間と桜をみつめていられない。
おしゃべりに夢中になり、お茶の美味しさに舌鼓を打つ。
満開の桜の美しさに心を打たれながら、気付くと桜ではなく、花影に隠れて遊ぶ小鳥に心を奪われている。
花びらが降りしきるさ中でさえ、夢幻の美しさは無限に続くような錯覚を起こしてしまう。
頭では桜の時間の短さを知っているのに、心は永遠の時間にいるように、桜を惜しむこともなく、桜に美しく彩られた日常を楽しんでしまう。

バリ、君の寝顔をもっともっと見つめていればよかった。何時間でも、何日でも、君だけを見つめていればよかった。
晩年、ふと目を覚ますと、君はただじっとわたしたちの寝顔を優しい表情で見つめていたね。よくそんなことがあったね。わたしたちもそうすればよかった。愛してる。

桜の本当の美しさは、桜の花自身ではなく、世界を美しく彩るところなのかな。
極上の美や愛はそんなふうに、無限の夢幻に人を連れていくのかもしれない。
バリ、君といた世界は本当に美しかった。ありがとう、バリ。
愛してる。

桜の頃に思うこと

2016-04-03 22:48:45 | Weblog
2016.4.2

夢の中でわたしは両手をいっぱいに拡げてしゃがんでいた。
遠ざかって行くのか、近付いてくるのかもわからないほど遠くに、小さな影があった。
わたしはその影に向かって手を拡げているのだと思ううちに、影はどんどん近付いてきた。
あぁ、わたしは迎え入れようとしてたんだと、嬉しい気持ちが湧き上がる頃には、それがバリであることも認識できていた。
道はアイボリー色で、周りには何もなく、淡い光の中を走ってくるバリの顔もクリームっぽく、どうしたんだろう。年をとったからなのかな。と疑問を覚えながらも、そんなことはどうでもいいくらい愛おしかった。真剣に走る顔が可愛らしくてたまらなかった。
目の前に来る頃にはバリはよく知っている、天然色のいつものバリになっていた。
腕の中に飛び込んできたバリを抱きしめたとき、わたしは世界中で一番幸せな人間だった。
わたしたちはただ、ただ幸せだった。

この季節、満開の桜の木の下で、毎日、何度も何度も飽きることなく、「待て」「おいで」をしてバリと遊んだ。
拡げた腕の中に、全力で駆け込んで来てくれる存在のある幸せを、今になって噛み締めている。

バリ、楽しかったね。
ありがとうね、バリ。