バリん子U・エ・Uブログ

趣味、幸せ探し! 毎日、小さな幸せを見つけては、ご機嫌にハイテンションに生きているMダックスです。

夢の一滴

2019-12-29 23:05:46 | Weblog
目が覚めると、わけもなく優しく穏やかな、明るい気持ちになっていることがある。
いい夢をみていたのかとも思うけれど、夢の記憶はなく、ただ夢の余韻だけが残っている。
顔を洗っているとき、足元にバリがいて、わたしを見上げている錯覚を起こし、そしてようやく気が付く。
バリの夢を見ていたのだと。

数滴のアロマエッセンスが、部屋中を優しく満たしていくように、夢の断片が、現実の世界もそっと包み込んでくれる。

ありがとうね、バリ。幸せだよ、愛しているよ、バリ。

守られていたのかな

2019-12-25 00:05:53 | Weblog
夢の中でわたしは、足下に座っているバリの胸と背中を撫でていた。
夢自体は悪夢に近い、悪い夢だった。

家に箱が届き、そこから小さなロボットが出てきて、動きながら、操縦者の要求を中継していた。身勝手なことばかり言われ、めんどくさいな、気持ち悪いな、困ったなと、夢の中のわたしは思っていた。
その時、バリは私の足下に座りきょとんとしていた。ロボットはバリから離れたところを話しながら移動していたんだけど、わたしはほとんど無意識にしゃがんでバリを安心させるように、バリの胸を撫でて、背中を撫でていた。
そして、バリを撫でながら、わたしはどんどん冷静になり、解決策をみつけていた。



バリさんは怖がりのくせに、家族がピンチだと思うと、わたしたちと相手の間に立ち、吠えかかれる子でした。
・・・いや、実際、"敵"などはないわけで、バリさんの誤解であることが90%以上であったわけですけどね。
怖がるのもかわいそうだし、吠えかかられるのも困るし、とにかく、トラブルが起こったときは、バリが心配しないように、バリを撫でてやっていました。

でも、夢から覚めて思った。バリをなだめていたのではなく、バリの存在になだめられ、安心させてもらっていたのは、わたしの方だったのかな。ずっと、ずっと、わたしはバリに守られてきたのかな。


ありがとう、バリ。愛しているよ、バリ。ホント、ありがとね、バリ。

そこに君がいるだけで

2019-12-22 23:58:48 | Weblog
久し振りにリアルなバリの夢を見た。
バリがトイレシートで排泄をしようとするんだけど、髪の毛か何かが絡まっていて、最初のかけらが宙ぶらりんになったまま、わたしの部屋の机の下に行き、続きをしようとしているのに気づき、慌ててシートを持って追いかける夢。
バリのふんばる姿や、ちょっと困って、場所替えをする動きが、そのまんまバリで可愛かった。

何だろうこの夢の幸福感。まるでバリがいた頃の生活みたいだ。
あの頃、わたしの人生は決して穏やかなものではなかった。たぶん、人生に交換システムがあっても、多くの人に交換を断わられるような状況だった。
でも、あの頃の多くの時間、わたしはとても幸せだった。自分の人生を誰とも交換する気なんてなかった。
生活状況には関係なく、ただ幸せだった。絶対的肯定感に近いような感じで、バリがいっしょにいるだけで、絶対的幸福感に満たされていた。

トイレの夢で、こんなに幸福とは、いやはや。
それを、人は愛というのですね、きっと。ふふふ。
バリ、ありがとう。愛してるよ、バリ。


天国dog2 後半 

2019-12-18 23:51:33 | お話 ペットロス
「食べようか。」「食べようよ。」
 おいしいものを食べると、元気が出ます。どうすればいいのかわからなかったので、とにかく、二人はバリちゃんが捕まえたカプセルを食べることにしました。今日のカプセルはイチゴとマンゴーの味がします。
 パパのお手紙を包んできたのでほんのりとパパの匂いもします。目をつぶっていただいていると、パパといるみたいです。
 お家にいた頃、パパは自分のデザートを手にのっけて、よくバリちゃんに分けてくれました。
「パパぁ、助けて。バリ、普通のバリに戻りたい!」
 バリちゃんは心の中でパパにお願いしました。
「バリちゃん、おてて治ってる!」
 シーザーくんが叫びました。
 バリちゃんも急いで目を開けてみました。
ミニチュアダックスのちびっ黒いバリちゃんの手です。裏返してみると、ちゃんと肉球もついています。
「良かったね。」
 シーザーくんがにこにこして言いました。
「うん。バリ、泣いちゃうかと思った。」
 バリちゃんもにこにこして答えました。
「バリ、おててが長くて、大っきかったらいいのにって、いつも思ってたけど・・・・アッ⁉︎」
「どうしたの、バリちゃん?」
 お話の途中でバリちゃんが叫びました。
「シー兄ちゃん、見ててね。」
 シーザーくんが見ていると、バリちゃんの前脚がみよーんと伸びて、先には人間の指がつきました。シーザーくんがびっくりしている間に、バリちゃんの前脚はどんどん太くなって手の先には鋭い爪が生えて来ました。
「バリ、わかった!」
 すっかり驚いて、お尻尾を丸めて怯えているシーザーくんの周りを、いつのまにかウサギの足になったバリちゃんがぴょんぴょん跳ね回ります。
 シーザーくんは怖くてぶるぶる震えています。
「あのね、ここは天国だから、何にだってなれるんだよ。」
 バリちゃんはシーザーくんを怖がらさないようにいつもの姿に戻って言いました。
「すっごくなりたいって思ったら何にだってなれるし、戻りたい!って思ったら、もとに戻れるよ。」
シーザーくんはびっくりして目を丸くしています。
「バリ、もこもこになるから見ててね。」
 あっと言う間に毛皮がもこもこしてきて、バリちゃんは羊さんみたいになりました。
「ぼくにもできるかな。」
「できるよ。シー兄ちゃんはどうしたいの?」
「色付き!」
 みるみるうちにシーザーくんの黒いダルメシアン模様がレインボーカラーに変わりました。
「すっごい。バリもいいこと考えた!」
 バリちゃんは緑地公園で見た馬に身体を変えて走り出しました。
 バリちゃんは地上にいた頃、たくさんお出かけをして、いろいろな動物と会っていました。パパのお膝でよくテレビも見ていました。だから、とても物知りです。
「すごいねぇ。ぼくもなる!」
 追いかけてきたシーザーくんも、バリちゃんのまねをして馬に変身します。
「あのね。あのね。バリ、もっとすごいのも見たのよ。ヒョウって言うの。ガゼルも、インパラも一撃必殺なの。」
 バリちゃんはヒョウに姿を変えると、シーザーくんに飛び付きました。
「バリちゃん、やめてよ。」
 ふざけて飛びかかってくるバリちゃんをふりきろうとシーザーくんは足をタイヤにしました。バリちゃんはお顔をワニに変えてシーザーくんにかみつきます。シーザーくんは手をショベルカーのショベルにして応戦しました。吹っ飛ばされたバリちゃんは、恐竜の身体にドリルの腕をくっつけて反撃します。
変身した二人はきゃっきゃっ騒ぎながら走り回り、ドタバタ取っ組み合って、いつまでも遊んでいます。
天国は、ちょっと、騒々しくなりました。




バリ、バリの魂が幸せでありますように。
安らかでありますように。
もう一つの世界があるなら、いつまでもきゃっきゃと楽しく遊んでいてね。
バリ、大好き。愛してるよ、バリ。

天国dog2 前半

2019-12-15 23:32:23 | お話 ペットロス

シーザーくんとバリちゃんは仲良しです。二人は天国で出会いました。
天国ドッグの二人は、空の上のふわふわの雲の上で、いつも遊んでいます。眠るときもくっついて、二人でねんねです。
地上のパパとママからはしょっちゅう『おてまり』が届きます。おてまりはプラムや桃のような、丸い果実に似ています。きれいな色でいい匂いがします。地上から飛んでくると、ふわふわとお届け相手の周りに浮かんでいます。触ると割れて、送り主の声が聞こえてきます。おてまりは地上からの、気持ちのお手紙です。想いを包んできた果物のようなカプセルは食べるととてもおいしいです。おてまりが来たら二人で聞いて、カプセルは分け合っていただきます。気をつけないといけないのは、割ったおてまりはとても軽くて、すぐにお空の上の上に飛んでいってしまうことです。
 今日はシーザーくんにおてまりが来ました。
 シーザーくんが前脚でコツっと割ると、優しい明るい声と気持ちが広がりました。シーザーくんはうっとりとお手紙に聞き入っています。
 バリちゃんはいつもシーザーくんがしてくれるように、カプセルを捕まえることにしました。シーザーくんにゆっくりお手紙を楽しませてあげたかったのです。
 バリちゃんはシーザーくんがするように、ひらりと宙に舞いあがりました。
 でも、バリちゃんはシーザーくんより、ずっと小さくて、おてても短いのです。カプセルはバリちゃんの手を掠めて、空に昇って行ってしまいます。
「待ってぇ!」
 バリちゃんは最後まであきらめず、思いっ切り手を伸ばして何とかカプセルを捕まえました。
「バリのお手てヘンテコになっちゃった。」
着地したバリちゃんはびっくりしました。
バリちゃんの前脚は長くなり、先はには人間の指がついています。
「シー兄ちゃん、怖いよう。」
バリちゃんはどうすればいいのかわかりません。気味が悪くて泣きそうです。
「バリちゃん、バリちゃん、」
シーザーくんもどうしてあげたらいいのかわかりません。バリちゃんがかわいそうで泣きそうです。
 二人はすっかり困ってしまいました。




いくら言葉を尽くしても、たった10秒のバリの姿さえ正確に記録できない。
いつも強すぎたり、弱すぎたり、誇張しすぎていたり・・・・。
お話の中のバリはもちろん、日記の中のバリ以上に、本物じゃない。それでも、バリの面影はそこにあって、何よりも、拙いお話の中ででも、バリが幸せそうにしているのが嬉しい。
って、ここで終わったら、幸せですらないな(-_-;)\U(・_・U オイオイ
たとえ読んでくれる人がいなくても、後日、続きをアップしておきます。

WWF

2019-12-08 22:57:50 | Weblog
思うところあって、バリちゃんの個人のお墓は作っていません。遺骨も、お位牌もありません。
ただ、お供えはしたいです。
バリちゃんがわたしたちと生きてくれたことへの、感謝の気持ちを示したい。
それは、生前にバリちゃんのお誕生日を、お祝いしていた気持ちに近いかもしれない。

いろいろ試行錯誤した結果、今はWWFへの寄付ということで落ち着いています。
バリちゃんと暮らして、人間以外の生き物のことも、以前よりは思いやれるなりました。
バリちゃんへの感謝の気持ちが、バリちゃんのお友だち(広い意味での)を助けることになればいいかな、と思っています。

・・・・・広い意味過ぎ⁈

これはまずい

2019-12-05 01:28:39 | Weblog
自分で自分に「いいね」を押してしまった。
消し方もわからない。
かなり、恥ずかしいぞ。


U^o^U バリは、バリが頑張ったら、「いいね」って思って、「えっへん!」てなるよ。

(-_-;) いやだから、「いいね」って思ったわけでも、「えっへん!」って思ったわけでもないんですよぉ。

U^o^U バリは、頑張ったら、「いいね」だと思うのよ!!

(^_^;) どおりでバリさん、手の込んだいたずらをしたときは威張ってらっしゃいましたね。
そう、走ってきて、わたしに膝かっくんをかましたときも、力業で、わたしの座っている回転椅子を回したときも、確かにバリさん、満面の笑顔でいらっした。
そう、わたしも頑張って、バリさんの天国ライフのお話は書きました。
でも、頑張ったら、「いいね」。それは、バリ的ルールだからぁ。(涙)

天国dog1

2019-12-03 02:23:56 | お話 ペットロス

「ぼく、バリちゃん。仲良くしてもらいに来ました。」
 ひとりかけっこのあと、ご飯を食べて、のんびりしていたシーザーくんのところに、黒い小さな犬がやってきました。
 ここは天国です。お空の雲の中にあります。
「うん、仲良くしよう。ぼく、シーザー。」
「バリ、知ってる。」
 バリちゃんは、ププッと笑うと、ちょっぴりいばって言いました。
「シー兄ちゃんはパパの一匹目の犬でダルメシアン。バリは二匹目の犬でミニチュアダックスフントなんだよ。アッ、おてまりだ!」
 シーザーくんとバリちゃんの間に、ゆで卵みたいな木の実みたいなきれいなものがふわふわと飛んできました。
 バリちゃんが前脚で叩くと、おてまりぱかっと割れて、優しい声と気持ちが流れてきました。
「バリ、天国に着いた? シー兄ちゃんと会えた?」
「会えたよーぉ‼︎」
 バリちゃんは雲の切れ間まで走って行くと、地上に向かって、大声で叫びました。
「それって、食べ物じゃなかったの?」
 バリちゃんが戻ってくると、シーザーくんは驚いて聞きました。
「これって、食べられるの?」
 バリちゃんも驚いています。
 ちょうどそのとき、二人の前にまたおてまりが飛んできました。
「シーザー、バリを頼むよ。」
 シーザーくんがバリちゃんのまねをして前脚でおてまりを叩くと、懐かしいお兄ちゃんの声が聞こえてきました。
 シーザーくんはびっくりしました。
 バリちゃんはシーザーくんのまねをしておてまりをぱくりと食べてみて、あまりのおいしさにびっくりしました。
「びっくりしたね。」「びっくりしたね。」
 ふたりは顔を見合わせました。
 そのとき、また、ふわふわとバリちゃんの前におてまりが近づいてきました。
 バリちゃんは食いしん坊さんです。おいしいものが大好きです。でも、バリちゃんはパパとママのことも大好きです。食べてしまったら、パパやママがお手紙に何を書いてくれたのかわかりません。
 おいしくいただきたいけれど、お手紙も読みたい。お手紙は読みたいけれど、おいしいものは食べたい。バリちゃんがうんうん悩んでいる間、おてまりはバリちゃんの周りをふわふわ飛んでいます。
「シーザーと仲良くするんだよ。」
 食べたい気持ちをがまんして、えい、と割ったおてまりからパパの声が聞こえてきました。
 二つに割れて軽くなったカプセルは、すーと空に上っていきます。と、その時、シーザーくんがひらりと飛び上がり、長い手を伸ばしてカプセルを捕まえてくれました。
「はい、バリちゃん、どうぞ。」
 シーザーくんがバリちゃんの前にカプセルを置いてくれました。
 バリちゃんは前脚で押さえたカプセルを一個受け取って言いました。
「シー兄ちゃん、ありがとう。ひとつどうぞ。」
 二人でカプセルを分けて食べました。今度のカプセルは、バリちゃんとパパが大好きなマンゴーに似た味でした。あまりに美味しくて、食べ終わった後で思わず足下の雲を掘り掘りしてしまいました。
 二人は雲の隙間から顔を出して、地上に向かって叫びました。
「シー兄ちゃんは優しいよ−!」「バリちゃんは優しいよー!」
「もう仲良しだよ!!」
 二人は顔を見合わせて笑うと、何だかじっそしていられないくらい楽しい気持ちになって、かけっこを始めました。




天国があって、バリが笑っていたらいいな。そばにお友だちがいてくれたらいいな。楽しく遊んでくれていたらいいな。
そんな風に願わずにはいられない、わたし自身と家族1のために作ったお話です。
しかし、酔っ払ってお話をリクエストした家族1は、しらふになるとそんなことは忘れ去っていて、お話を読んでくれない。おいおい(-_-;)