バリん子U・エ・Uブログ

趣味、幸せ探し! 毎日、小さな幸せを見つけては、ご機嫌にハイテンションに生きているMダックスです。

大事なことはみんなバリが教えてくれた

2016-08-14 22:36:51 | Weblog
お盆休みで久し振りにゆっくりとテレビドラマを見た。
虐待された子どもを引き取る夫婦のお話。
お義母さんがホントにだめだめで、子どもの寂しさとか、子どもが自分に向ける愛情に全く気付いてあげない。
母親になったのに自分自身がわがままな子どもで、イライラしながら、見ていたのが、ふいに
"あぁ、わたしも、そうだったな。"と思い当たってしまった。

バリちゃんがうちに来た頃、"かわいい"っていう気持ちと、"いい子に育てなきゃ"っていう気持ちの間を不安定に行き来していたな。
いつ、気が付いたんだろう。
かわいいっていう気持ちと、いい子に育てなきゃって気持ちは一つの心の中に混じり合わせておけばいいんだ、心の両端に置くもんじゃないんだって。
気が付いてからは、とても自然に愛して可愛がって、いろいろなことを焦らずに楽しく教えてあげられるようになったね。


それから、初めの頃は、飼育本を鵜呑みにして、自分は試されてるんじゃないか、権勢症候群になっちゃうんじゃないかって、不安で、厳しくしたな。
心にはあふれるほどの愛情があるのに、不器用でうまく愛してあげられなかったね。
バリちゃんがすべり台でパッドをすりむいて痛くって、"抱っこして。"ってお願いをしてたのに気付いてあげられずに、無理矢理、歩いて帰らせた日。途中で、バリちゃんが意を決したように歩き出したのを見て、"ほら、やっぱり、わがままだったんだ。だまされて、甘やかしたりしないからね。"そんなことを思って帰宅した日。お家について、バリちゃんがパッドを傷めているのに気付いた。
あの瞬間からわたしは、飼育書よりも、人の言葉よりも、バリちゃんを信じることにした。
バリちゃんはわたしをだましたりしない。わがままを言ったって、いいたい理由があるからなんだ。わたしは、バリを信じる!!
自分でも、いい決心だったと思うよ。
今を思えばバリちゃんは腰が弱かったんだよね。早い時期から無理をさせずに、抱っこをせがまれたら抱っこをしてあげていて良かったよ。少しでも、辛い思いをさせずにすんで良かった。
それから、バリちゃんのお耳が悪くなったときも、お耳が悪くなっていることなんてその頃はまったく分からなかった。バリちゃんが甘えん坊でぶみぶみ言っているのかと思っていた。もちろん、そのときにお医者さんに詳しく見てもらえればベストだったんだろうけど、でも、バリちゃんがわがままを言っていると思って叱ることは無くて本当に良かったよ。あの時、辛いって言っているバリちゃんを、叱りつけていたらって思うとぞっとする。

ありがとう、バリ。
バリと暮らせてとっても幸せだった。
愛すること、信じることをたくさん教えてくれたね。
生きている瞬間を楽しむことを教えてくれたね。

ありがとうバリ、愛してる。愛してる。愛してる。