バリは何でも知っている２

バリ君の知識が家族のお役に立つこともありました
バリ君はごはんの支度が出来ると、別の部屋にいる家族を呼びに行くことが出来ます。
最初はお台所をしている人に、
「呼んできてちょうだい！」
と頼まれて、出動していましたが、いつの頃からか自己判断で家族を呼びにいけるようになりました。
なぜ、わかる？
料理によって所要時間が違うじゃないか。料理ごとにかかる時間まで知っているのか？！　レシピまで覚えているのか？！
いえいえ、バリ君をよく観察していると、お茶碗にご飯をつぐのを目安にしているようです。
賢いゾ！　誰も教えていないのに、よくぞ見破った

さて、今日も出動か？！
もしもし、バリさん、
お好み焼きの日はご飯をつぎませんよ。
行ってきてください
自主出動が出来なくって、バリ君はちょっと屈辱を感じているようです。
めずらしく、「U・エ・U　あん！　あん！U・エ・U」吠えながら駈けていきました。