リオ・オリンピックが終わって、日本選手団の団長でもあった、女子レスリングの吉田選手の、銀メダルに終わったことについて、聞かれた時の言葉です。
引用
「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルで終わってしまって申し訳ないです」
「日本選手の主将として、金メダル、取らないといけないところだったのに、ごめんなさい」
「取り返しのつかないことになってしまって…」
「最後、自分の力が出し切れなくて申し訳ないです」
引用終わり
このコメント、おかしくないですか? 国を背負って、戦っているわけではないオリンピック。個人が力を出しきればそれでいいわけで、誰かに謝る必要はまったくないと思うのですが…。
個人としての感想は、悔しいとか、どこがまずかったとか、競技の当事者の生の言葉で、答えを出してほしかったとおもいます。でも、それをさせなかった何かがあるわけです。
誰に謝っているのでしょうか?
国の威信とかを期待され、重圧がかかっていたからかもしれません。では、だれが重圧をかけたのでしょうか、それは、オリンピック担当大臣であり、全メディアであり、日本国民そのものではないでしょうか。
こんな屈折した感想を聞くより、銀メダルという栄誉に拍手を送るのが普通の感覚ではないでしょうか。
素朴な疑問です。