バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

8月15日終戦記念日

2016-08-15 | Weblog

 今日の新聞、五紙:読売、朝日、日経、毎日、東京、の社説を読み比べてみた。一番、心に響いたのは、日経。

71年目の夏、戦後はいつまで続くのかという表題で書かれています。
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO06059300V10C16A8PE8000/

その最後に、下記の記述があります。

引用

戦争体験者が急速に減り、世の中には勇ましい発言をもてはやす風潮もみられる。戦後がいつの間にか戦前にならないためにも、日本がなぜ戦争へと突き進んだのかを考え続けねばならない。

引用終わり

これは私が、最近感じている危険な兆候であり、日本人が太平洋戦争の正式な総括もなく、若者に現代史の教育をせず、うやむやに戦後を過ごしてきたことへの反省でもある。ちなみに、ドイツは第二次世界大戦の国としての総括を行い、それに基づいて徹底的にナチスの犯した罪を糾弾し続けている。ドイツ国民は、一度はアウシュヴィッツを見てくるということが課せられているようだ。ドイツの国際的な信用の基本はそこにあると言えるだろう。

この間の天皇陛下の言葉で、ひとつ明確になったことがあった。それは、日本の読み方、発音。

天皇陛下は、三度にわたって、国名、日本を話されているが、三度とも「にほん」と発音された。

一説によると、NHKの中で、アナウンサーに「にっぽん」と呼ぶように示されたことがあるようだし、また、旧日本軍の呼び名として、「にっぽんぐん」と呼ぶ方が勇ましいとかの議論があったが、天皇が「にほん」と発音されたのだから、日本は「にほん」と決まったわけだ。気持ちが落ち着いた。