goo blog サービス終了のお知らせ 

B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

アドレナリン

2012年06月03日 | 見た映画 評価2
2006年 ネヴェルダイン、テイラー監督
    出演 ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート 他
『アメリカのロサンゼルス。
 組織の命令で中国のマフィアを暗殺したヒットマンは、
 今度はその責任を負わされて毒薬を注射されてしまう。
 その毒を中和するにはアドレナリンを出すしかなく・・・。』

新評価 2.0 (厳しいかな)

昨日見た映画であまり笑えなかったので、
バカバカしい映画を見てやろうと本作をチョイス。
「止まると死ぬんじゃ」は寛平のギャグを、
映画化したと思っていましたが・・・。

ジェイソン・ステイサムのクラスは、
中堅クラスの役者と思っていましたが、
この映画はこてこてのB級映画。
銃撃に、爆走に、血に、裸。

どれも嫌いじゃないけど、
格好良さもスマートさもなかった。
しかも最後の落ちは・・・。
おいおい、ハッピーエンドにならないのか。

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

2011年12月30日 | 見た映画 評価2
公開中 成島出監督
    出演 役所広司、玉木宏、柄本明 他

新評価 2.0

原作が半藤一利と聞いて予想していた通り、
海軍善玉説に基づく周知のストーリー。
「70年目の真実」なんてうたっていますが、
太平洋戦争は陸軍の強硬派に引きずられて・・・。
なんてことを今でも皆信じていると言う事ですか?

この映画でも言っているように、
朝日をはじめとする無責任で無節操なマスコミや、
大衆も時代の閉塞感からアメリカとの戦争を求め、
そりゃアメリカに追い込まれた部分は有りますが、
皆が雰囲気に呑み込まれてはじめた戦争です。

しかも、この映画、市井の市民の視点を排除したので、
かなりドライに仕上がっています。
つまり山本五十六からみた戦争。
バカげた戦争に向かって突き進む国民から、
一軍を預けられた悲劇の将軍ですか。

長引く不景気に、首相は短期間で変わる、
多国間同盟に参加するしないで国内は分裂。
今は「この時代」と似ているからと警鐘ですか。
今のマスコミも大本営発表を垂れ流しですからね。
またはくだらん失言やねつ造でバッシングとか。

個人的に残念なポイントとして元帥の言葉で、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて・・・」
よく人事の研修とかで出てくる言葉ですが、
『南雲との関係では機能していないやないか!』と。
こちらの意図が伝わらないもどかしさが見えました。

あと誰が誰の役なのか分かりにくい。
テロップとか一切なくても私は分かる方ですが、
中盤まで誰が宇垣纏か分からなかったとか、
なぜか西岡宗介参謀など架空の人物のいる不思議さ。
草鹿龍之介と源田実を1人で具現する意味が分からん。

まぁ途中で映画を見ていたおっさんが、
携帯いじりだすのも分からなくはない映画でした。

空気人形

2011年09月24日 | 見た映画 評価2
2009年 是枝裕和監督
    主演 ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路 他
『東京で古いアパートに暮らす中年男が愛用する空気人形が、
 ある朝突然に心を持つようになってしまった。
 空気人形は中年男が出勤中に町へ出かけ、
 レンタルビデオ屋でアルバイトをするようになる。』

新評価 2.0

世間の評判が良かった様ですが鑑賞して落胆。
「僕の大事なコレクション」で人生の深さに打たれ、
「ロング・エンゲージメント」の2回目の鑑賞で、
愛の強さに感動したところでは分が悪かったか。

ぺ・ドゥナさんは誰?隣国の人ですか?
スタイルも雰囲気も全く問題ないのですが、
空気人形が人間になったら外国人。日本製でしょうが。
世間知らずを外国人ゆえにしたかったのか。

性欲の処理のために、安い値段で連れてこられた、
そこには愛はない。しかも外国人?
監督はつむじは左巻きでしたっけ?
しかも中年男は十分に空気人形を愛しているのに。

レンタルビデオ屋でアルバイトをして、
いろいろな映画のタイトルを出す。
監督の「おれは映画が好きなんだぜ」なアピールですか。
映画をみるのもシネコンじゃダメなんですね。

年かさの男が若い女性に人生のうんちくを語る、
空気人形はやたら短いスカートをはく、
街は豊かなのに空虚な人間が多いだって?
全てが自らのコンプレックスの裏返しの気がします。

ぺ・ドゥナは映画「リンダ リンダ リンダ」の女優さんだった。
脱ぎっぷりも演技もいいんだけど、
脱ぐ日本の若手女優がいないために、
起用されていたりするのなら日本女優は残念。

片言の外人である必要性はなに。

スターシップ・トゥルーパーズ2

2011年04月12日 | 見た映画 評価2
2003年 フィル・ティペット監督
    出演 リチャード・バージ、コリーン・ポーチ、
    エド・クイン 他
『『スターシップ・トゥルーパーズ』の続編。
 昆虫型生物と人類との戦闘が激化する近未来。
 ある星で劣勢に追い込まれた地球軍は捨てられた基地に退避するが、
 その基地には戦争の英雄が1人取り残されていた。』

新評価 2.0

『スターシップ・トゥルーパーズ』の名前を借りただけの映画。
ネタばれしちゃうとバグズが人間の体に寄生して人間を襲ってくる。
あれあれ、なんかそんな映画ありましたね?
じゃあ、そっちの映画を見た方が・・・。

ヒア アフター

2011年02月23日 | 見た映画 評価2
公開中 クリント・イーストウッド監督
    出演 マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、
    フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン 他

新評価 2.0

お気に入りの監督の映画でも容赦なく。
この映画はつまらん。
どの登場人物もわざわざ死んだ人間に聞くような
悩みを持ってはいないじゃないか。

ギリシャ男性も、教室のパートナーも、
興味本位で身内の死者と話したいだけ。
フランス女性も、双子の片割れも、
死後の世界はあるのかの追求したいだけ。

せめて亡くなったあの人に謝りたいとか、
言えなかった「ありがとう」を伝えたいとか、
その手の感動の話は一切なし。
ならば遺産の分配について話し合いたいとか・・・。

あまりに退屈なストーリーだったせいか、
隣席の老人はガムは噛むわ、ゴソゴソするわと、
落ち着きを失っておりましたが、
またラストの落ちが中途半端でネタが力尽きた感が。

まさか死んだ人間より生きた人間のつながりが大事。
と129分もかけて言いたかったとか?

ガマの油

2011年02月21日 | 見た映画 評価2
2008年 役所広司監督
    出演 役所広司、瑛太、澤屋敷純一、
    二階堂ふみ、益岡徹、八千草薫、小林聡美 他
『夫が自宅でのデイトレードで大金を稼いで暮らすある家族。
 その息子が幼なじみを迎えに行く途中の事故で意識を失う。
 身寄りのない幼馴染を預かりつつ看病を続ける家族。
 そんな折り、息子の恋人が何も知らずに電話をかけてくる。』

新評価 2.0

どこかしら温かい雰囲気で物語は流れているのだが、
肝心の何を言いたいのか分からず2時間超えは長い。
息子を失った喪失感だろうか?
デイトレーダーの設定である必要があるのだろうか?

苦しい時こそ笑えとか、仏壇は磨けとか、
監督の人生訓らしきものはわかるのですが、
どうもそれらが物語に馴染んでこない。
せいぜい「人間は2度死ぬ」くらいでしょうか?

ガマの油売りの意味合いは最後まで分からないし、
クマと戦うシーンも無駄に長すぎです。
言いたいことがあるなら枝葉は削ぐべき。
必然性のないシーンは見る人を混乱させるだけですよ。

昨日見た映画より悪い訳ではないけれど厳しめ採点。

SPACE BATTLESHIP ヤマト

2010年12月05日 | 見た映画 評価2
公開中 山崎貴監督
    出演 木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、
    緒形直人、西田敏行、高島礼子、堤真一、
    橋爪功、池内博之、マイコ、山崎努 他

新評価 2.0

子供と見てきました。親子とも感想は「うーん」。
佐藤嗣麻子脚本は一話完結として妥協は出来ますし、
ガミラスのビックリ表現も我慢したとしても、
あのエンディングでは泣けないでしょ。

最初に感じたのは宇宙空間の表現が乏しいこと。
かってスタートレックも真似したと言われた、
宇宙空間が漆黒の闇だったのは残念。
言われないと分からない惑星の表現も今一つ。

メカの類いもヤマトは昭和40年代に考えた未来。
いま考えるとアナログなデザインが、
映画では妙に新旧の折衷で見ていて居心地が悪い。
代表例が制服とヘルメット。古いの新しいの?

バトルスター・ギャラクティカなんて
リイマジネーションを掲げデザインを一新。
あの印象的なパイロットスーツを捨てて、
他のメカデザインとの統一感を出したのに。

強い女性を軸にして「戦う男、燃えるロマン」の、
アニメの古い世界観を捨てるのかと思ったら、
森雪はさして強くもなければ色気も足りず、
キスで子供が出来るのもファンへのサービス不足。

佐渡先生も女である必要がなかったし、
相原の後ろのキャピってる女キャラとか特に無駄。
男性はさほど違和感なく見れましたが、
キムタクはキムタクのままでしたね。

なんにしても素早い主砲の動きにも現れるように、
全てに重々しさが足りなくて、
地球を救う使命を帯びた悲壮感もなければ、
残した家族のために命を捨てる熱さもない、

船の仲間のため生き死にじゃ感動はないわ。
対象は手の届かない遠くで大きくないとね。
せっかくスティーブン・タイラーを使うなら、
アルマゲドンみたいなあざとさがあっていいのでは?

多くの点で中途半端。とは言うものの、
日本発のSFを作る意欲は買いたいと思います。
次はブルーノアでお願いします。
もちろん歌は川崎麻世で。

曲がれ!スプーン

2010年11月22日 | 見た映画 評価2
2009年 本広克行監督
    出演 長澤まさみ、三宅弘城、諏訪雅 他
『超常現象バラエティー番組の女性ADは、
 番組の企画で本物のエスパーを探すことに。
 視聴者の投稿を頼りに日本中を旅して回るが、
 有名人になりたいインチキ・エスパーばかり。』

新評価 2.0

多忙のため、後日にします。
長澤まさみ好きでも、見なくてよし。

---------------------------------------------------

と書いたら肯定的なコメントを頂いてしまったので、
書きづらくなったのですが、
何故この映画が気に入らなかったのか。
それは登場人物。役者さん個人じゃないですよ。

限定的ながらエスパーの能力を持つ彼ら。
個性的な素晴らしい能力を持ち、人の役に立てるのに、
目立ちたくない、面倒に巻き込まれたくないと、
自分の能力を隠してこそこそと小さな満足で生きる。

かたやエスパーの存在に気づいていながら、
私たちだけの秘密にして満足してしまった女性AD。
君の今まで仕事はいったい何なのだ?
と、まぁイラッとくるところが有るわけで。

最近、会社の若い連中はこんなのが多いのです。
出来る仕事なのに人に任せて避けようとする、
情報を持っていても聞かれるまで出さない。
KYか何か知らないが何をしに会社にいるのかと。

映画の出来そのものとは関係がないのですが、
こういった方向性の物語(元は舞台?)が作られて
それを見て納得する人たちがいるとは・・・。
違うルールで生きる人の物語は受け入れ難いと。

恋愛寫眞 Collage of Our Life

2010年09月22日 | 見た映画 評価2
2003年 堤幸彦監督
    出演 広末涼子、松田龍平、小池栄子 他
『大学を卒業しプロカメラマンとして働いていた青年は、
 ある仕事で挫折感を味わっていた。
 そんな彼のもとに大学時代の彼女からエアメールが届く。
 それはNYでの彼女の写真の個展の招待状だった。』

新評価 2.0

ちょっと韓国映画風ながらも前半はノスタルジックな雰囲気。
現実の辛い現状と、大学時代の甘くも苦い思い出を交錯させ、
前向きな約束を交わした彼女の現状を確かめる為に、
青年はNYに向かう。ここまではまぁ及第点。

ところがNYに行ってからの物語が酷い。
なぜかコメディサスペンスに内容が変更にみたいで、
松田龍平と小池栄子が拳銃で撃ち合ったりと。
この突然の路線変更に戸惑いと出来の悪さに閉口。

ところで、この映画での広末涼子がとても可愛い。
やはり彼女はどこかネジが緩んでいたりとか、、
どこか影を潜ませている役柄のときが光ります。
今役どころはその両方が有って二重の輝きでした。

そこ以外は見所はなし。

TOKYO NOIR トウキョーノワール

2010年08月26日 | 見た映画 評価2
2004年 石岡正人、熊澤尚人監督
    出演 吉本多香美、中村愛美、吉野きみか、関彩 他
『いろいろ訳有りで風俗に足を踏み入れた彼女達の、
 3話のオムニバス・ムービー。』

新評価 2.0

熊澤監督にひかれて見ましたが、
男性として見てもイマイチかも。
女優はひとりを除いてすっぱり見せてくれますが、
展開不足の物語では意味がないかと。

出し惜しみもあれだけどね。
少なくとも3話をリンクさせるとか、
何の工夫も無かったのが残念です。
結構、個性的な俳優を揃えたのにな。