B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

遠くの空に消えた

2007年08月19日 | 日本映画 評価5
公開中 行定勲監督
    出演 神木隆之介、大後寿々花、ささの友間、
    小日向文世 他

新評価 5.0 <すこし評価は甘いかも?

「ジブリの世界みたい。」
監督のお子さんがそう言っていたそうです。
そう見れば確かに似通った雰囲気は有りますが、
この世界観は素晴らしいの一言に尽きます。
実写でもおとぎ話を作れるのだと、
久しぶりに気づかせてくれる映画でした。

上映時間がやや長くストーリーに粗は有りますが、
この映画が分からない人は大人の仲間入り確定。
「信じれば夢はかなう」
そう信じなければ何も変わりません。

「月間行定勲BLOG」にも注目。
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夕凪の街 桜の国

2007年08月12日 | 日本映画 評価5
公開中 佐々部清監督 田中麗奈、麻生久美子主演
    共演 藤村志保、堺正章、吉沢悠、中越典子 他

この夏本命の映画がようやく昨日より近所で公開。
と言う訳でさっそく観て来ました。
監督が『出口のない海』と同じ人なれば、
単純な反戦映画でなく、きっと志のある作品のはず・・・。

新評価 5.0

2部構成のこの映画。前半の悲劇性に対して、
後半はひとつの家族3世代のルーツを追うような物語で、
感動のボルテージは尻下がり気味、やや点落ちですが、
この監督は盛り上げて、感動させて、泣かせる。
そんな映画つくりをしないのでしたね。
最近、そんな映画ばかり観ていたから鈍ってました。

被爆した皆実(麻生久美子)が言う台詞。
「私たちは誰かに死ねば良いと思われたのだ。」
そんなこと誰かに思ったことありませんか?
「原爆は落ちたのではない。落とされたのだ。」
今も世界は平和でも正義だけでもないのです。

くしくも七波(皆実の姪)田中麗奈の言う
「有ったことを忘れた振りをしても、無かった事にならない。」
ここから何か考えてみても良いのでは?
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トランスフォーマー

2007年08月05日 | 海外映画 評価3
公開中 マイケル・ベイ監督
    出演 シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン 他

『アルマゲドン』『パールハーバー』の監督マイケル・ベイ。
と言えば深い内容は全く無いと期待できる超娯楽大作です。
気晴らしに子供と観に行ってきました。

新評価 3.0

原作はアニメでちら見した程度の知識ですが、
実写版はいかにもアメリカテイストな大味のSF作品。
映像美を求めた編集は、脚本に有った筈の伏線を吹き飛ばして、
意味のない登場人物や、急な人物登場を生みだしながら、
がつがつ見せてくれます。

結論はさすがマイケル・ベイ。
この監督は今世紀に入っていらいヒット作が無かったので、
自分の名前だけでは心配だったのか、
製作総指揮スティーヴン・スピルバーグの名も借りてますが、
(かなり取られたのでしょう。)
アメリカじゃそこそこのヒットで続編決定らしく、
首もつながったとか?ベイ人のセンスは侮れません。

私は準主役女優のミーガン・フォックスしか心に残らなかったけどな~。
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