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B-scale fan's log

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最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

インターステラー

2014年11月25日 | 海外映画 評価5
公開中 クリストファー・ノーラン監督
    出演 マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、
    ジェシカ・チャステイン、ビル・アーウィン、
    エレン・バースティン、マイケル・ケイン 他

評価 5.0

好きな監督なので上映を楽しみにしていました。
ノーラン監督の美しい映像と、
いつも頭をフル回転しないと分からないストーリー。

しかも今回は量子力学や相対性理論かな?
もうどこまでが嘘っぱちか分かりません。
長い上映時間をやや退屈もするし、
人類滅亡までの時間的制約や、
宇宙空間の閉塞感に息がつまりそうですが、
時空を超えるような、
親子の愛にグッときて大満足です。
無機質なロボットもいい味でてます。

上映時間2時間49分でも、また見たい。

イン・ハー・シューズ

2013年02月21日 | 海外映画 評価5
2005年 カーティス・ハンソン監督
    出演 キャメロン・ディアス、トニ・コレット、
    シャーリー・マクレーン 他
『弁護士として活躍しながらも恋愛下手な姉。
 仕事にもつかず、いつも姉に迷惑をかける妹。
 それでも妹の面倒を見る姉であったが、
 ついにある事がきっかけで家を追い出してしまう。』

新評価 5.0

ひさしぶりにいい映画を見ました。と言っても、
いままで進んで単純な映画を見ていた訳ですが。
いつか見ようと思って撮りためしていた映画。
あ~もう8年前の作品ですか。

いわゆる姉妹の自分探しの映画なのですが、
いろんな伏線を張りながら最後に収束していく、
あのシーンのあれはこれか!と分かっていく、
じっと見ていないと分からない映画です。

まぁ、こうでなければ、いくら姉妹とは言え、
あんなに自由奔放な妹を許せる姉なんていない。
それくらいに最悪な妹役を、
キュートに演じれるキャメロンさんはすごいわ。

演技的は抑え目に演じる姉の方が難しいのかな。

SUPER 8/スーパーエイト

2011年07月02日 | 海外映画 評価5
公開中 J・J・エイブラムス監督
    出演 ジョエル・コートニー、エル・ファニング、
    カイル・チャンドラー 他

新評価 5.0

私が映画を見る際に参考にしている映画評があって、
そこの点数が3.5を切ると危険、3.0を切ると絶望と判断。
で、この映画は公開早々に3.5を切っていて、
暇じゃないし、鑑賞を躊躇していました。
今日現在は3.26。

でも気になる映画だったので千円で見てきました。
そりゃ一般の評価が低いはず。
ストライクゾーンが狭すぎですよ。
対象は中学生以下と、それ位の子供を持つ40代くらいかな。
ちょっと映画好きな大人には厳しいでしょうね。

でも、ひとの映画評を読んでみると、
E.T.とくらべてとか、スピルバーグならとか、
何かと比較して優劣を決めるのは好きじゃないなぁ。
29年も前の映画を見たこともない人はいっぱいいて、
そんな人が「この映画面白くない」と言うのは納得ですが。

ものさしで図って「この映画、あれより1センチ短い」と言うなら、
確かにこの映画3センチくらいはもの足りませんわ。
しかも「何かと何かを足して割ったような映画」とか、
その比較対象の映画は何年前に見たのかと?
例えば私がE.T.を見たのは半年前かな・・・。

ファッションの様にトレンドが一巡したところで、
出るべくして出た定番の内容の映画です。
わたしは自分の子供と同じくらいの歳の主人公が、
好きな女の子を助けるために頑張るのですから、
単純に応援したくなって見ていました。

この映画の監督・脚本はJ・J・エイブラムスですが、
製作のスティーヴン・スピルバーグの関わりって、
どの程度なんでしょうね?
結構“スピルバーグ製作”に拘っている人もいますが、
番宣のための名前貸しの気がしますけど?

なので、もし今からこの映画を見に行く人は、
スピルバーグの製作なんてのは忘れて、
「最高傑作のよび声」のコピーは聞かなかったことにして、
E.T.とは違う映画だと理解して、
LOSTのJ・J・エイブラムス監督作品と思いながら見れば・・・。

少なくとも普通以上には楽しめる映画ですよ。

RENT/レント

2010年11月24日 | 海外映画 評価5
2005年 クリス・コロンバス監督
    出演 ロザリオ・ドーソン、アダム・パスカル、
    アンソニー・ラップ、ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア
    トレイシー・トムズ、テイ・ディグス、
    ジェシー・L・マーティン、イディナ・メンゼル 他
『NYのイーストビレッジで暮らす明日を夢見る若者たち。
 恋人を亡くし立ち直れないミュージシャンは、
 階下に住むダンサーと出会うが恋に進めない。
 しかも毎月の家賃を払えず建物からの退去を迫られ、』

新評価 5.0

多忙のため、後日にします。
全く受け入れられない価値観なのに感動。

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違うルールで生きる人の物語は受け入れ難い。
と少し前に書いたところですが、
もう、この映画ときたら・・・。

彼らは有るか無いか分からない才能に人生を賭けて、
家賃を滞納して建物は不法占拠するわ、
薬を打つわ、同性愛だわ、エイズにかかるわと、
まぁ無茶苦茶しっぱなし。

おまけに出てくる親もこの子供を肯定的に見てるし、
アメリカの良心はどこにあるのか?
と問いかけたくなります。

でも夢に向かってひたむきな若者をみると、
ただ単純に声援を送りたくなります。
そりゃ絶望に捕らわれて変なこともするか。
でも死んだ人間は生き返らないやろ。

だけど物語としては最高。

ヒックとドラゴン

2010年08月20日 | 海外映画 評価5
公開中  クリス・サンダース監督

新評価 5.0

子供となにか映画を見に行く約束をして、
既に子供は「トイ・ストーリー3」は見ているので、
「魔法使いの弟子」とこの映画の2択で、
映画評の良さからこの映画にしましたが大正解です。

失礼を承知で言えばアメリカ版ジブリのような、
ドラゴンハンターになりたい若者の成長の物語。
まぁジブリなら主人公が元気な少女でしょうが、
こちらは少し変わった少年が主人公。

ひ弱な少年が親の期待の沿おうと無理したり、
父親も期待したり嘆いたり我慢したり、
後見役の父親の友人の温かい目や、
同世代からの嘲笑的な態度にふて腐れたりと。

そして運命的な傷ついたドラゴンとの出会い。
もちろん傷ついていても少年より強いドラゴン。
でも少年が他の人間と違うことに気づいたからか、
互いに殺しあうことなく、やがて心を許しあう関係に。

もとが児童文学だからでしょうが、
親と子の切れない関係や、周りの人間の目の適当さや、
でも理解してくれる人(龍も)もどこかには居るといった、
未来への可能性に満ちた物語です。

こんな良い映画なのに興行成績では10位以内に入らず。
惜しいな。

インセプション

2010年08月12日 | 海外映画 評価5
公開中 クリストファー・ノーラン監督
    レオナルド・ディカプリオ主演
    出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット、渡辺謙、
    マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、
    トム・ハーディ、ディリープ・ラオ、
    キリアン・マーフィ 他

新評価 5.0

ひさしぶりに映画らしい映画を見た気がします。
TVの特番ですれば良いような作品の劇場公開や、
CMの特撮場面が全てのような映画に比べると、
適材適所な出演者、うなるような出来た脚本、
予想外の映像と三拍子揃ったまさに別格。

「ダークナイト」の監督作との触れ込みですが、
未見の私にはノーラン監督は「メメント」の監督さん。
あの映画に比べれば随分と分かりやすいですが、
早い展開を追うのに?となる箇所も無くもなく。
ゆるい映画ばかり見てる人には理解は無理ですね。

人の夢に入り込んで情報を盗み出すアイデアから、
夢のなかで情報を植えつける(インセプション)になり、
相手にばれないように夢の中で夢を作り出す、
そらディカプリオならずとも眉間に皺が寄りますけど、
でも最近は悩める役が多すぎません?

トム・ベレンジャーやマイケル・ケインなんて渋い役者が、
若者ばかりの画面を引き締めていましたが、
やはり日本代表の渡辺謙もよかった。
普通あの様な偉い立場の人は現場には行かないので、
出番は少ないと思いきや、沢山出ていましたね。

さて、東京であともう1本映画が見られるかな。

あの頃ペニー・レインと

2010年03月18日 | 海外映画 評価5
2000年 キャメロン・クロウ監督
    出演 パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、
    ビリー・クラダップ 他
『厳格な母親に育てられた姉弟。姉は就職で家を飛び出したが、
 その時に弟に残していったのは沢山のロックのアルバム。
 数年後、15歳になった少年がロック誌に投稿した批評記事が、
 ローリングストーン誌に注目され、
 駆け出しのバンドの全米ツアーの同行取材を依頼される。』

新評価 5.0

何年も前からお奨めされていた映画をやっと鑑賞。
知識は大人なみで体は少年の駆け出しロック記者が、
体は大人でも心は少年並みのバンドの取材をする。
そこには素敵なグルーピーのお姉さまもいて・・・と。

アメリカを仲間とバスで横断する楽しさと、
親しい者と長期間離れている過ごす寂しさを描き、
そこに懐かしの名ナンバーの数々を絡める。
実際は私より少し兄の世代のナンバーですけどね。

バンドが有名になるにつれ現れてくる、
メンバーの自我や仲間内の葛藤。
叶いそうにも敵いそうにもない初恋。
素晴らしい要素がぎっしり詰まったストーリーです。

出会ったのは素晴らしい仲間なのかやや疑問ですが、
大人になって振り返ったときに、
間違いなく輝いていたといえる少年期の物語。
ラストシーンで何故だか感涙でした。

インビクタス/負けざる者たち

2010年02月10日 | 海外映画 評価5
公開中 クリント・イーストウッド監督
    モーガン・フリーマン主演
    出演 マット・デイモン、
    トニー・キゴロギ 他

新評価 5.0 (奇跡の実話)

空き時間を利用して「見れる」候補3つから、
直感でこの映画を選択しました。
実話でちょっと政治色の強そうな映画だけど、
なんとか主義者になった訳ではありません。
クリント・イーストウッド監督だしね。

白人が黒人を差別する法がある南アフリカ共和国。
しかし国際社会からの非難と制裁に屈して、
白人大統領は全人種の協調路線に変換。
27年間投獄されていた黒人指導者マンデラは解放され、
全国民による選挙でマンデラは大統領に。

物語はここから始まります。法律で皆平等となっても、
国内は白黒の人種の2つに分離したまま。
多数派の同胞たちが憎い白人へ復讐をしようとする時、
大統領は彼らを赦すことを説きつづけ、
そして和解の象徴としてラクビーを選びます。

復讐ではなく「和解と赦し」を。
この言葉にどちらの人種も反射的に反対するのを、
辛抱強く説得を続ける大統領。
彼は27年の牢獄暮らしの中で色々と学び、
今日のこの職につく日に備えていた様に見ました。

こんな冴えなく見えてスゴイおっさん周りに居ませんよ。
比べると本当に小さい人間ばかり。(あっ、自分を含めて)
こんなスゴイおっさんがいい時期に適当な職にいるのは、
本当に奇跡で映画のようなお話です。
しょぼいおっさんがリーダーだと最悪ですからね。

白人は熱狂的に応援し、黒人からは抑圧の象徴とされ、
国際大会の参加禁止で弱体化したラクビー代表チームが、
マンデラの宥和政策で全国民の支持を受け強さを取戻す。
試合を見ていた(聞いていた)白人黒人が手を握り合い、
別々の車に乗っていた白人黒人が相乗りをする。

♪君も今日からは僕らの仲間~♪
国が変わる瞬間がみれる映画です。

スター・トレック

2009年05月30日 | 海外映画 評価5
航海中 J・J・エイブラムス監督
    クリス・パイン主演
    出演 ザカリー・クイント、エリック・バナ、
    ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、
    ブルース・グリーンウッド、ジョン・チョー、
    サイモン・ペッグ、レナード・ニモイ 他

新評価 5.0 (最高)

時間が出来て公開初日の第1回を見てきました。
USSエンタープライズ号の処女航海の話と聞いて、
見逃すわけにはいきません。
ん、監督はJ・J・エイブラムスですか。

TVシリーズ「ロスト」は途中で飽きて投げたし、
映画「クローバーフィールド」も感心しなかったし。
奇をてらいすぎる監督に心配と共に、
前評判の良さに期待をして、ほぼ満席の席に。

驚いたことにストーリー的にはSTの王道。
シリーズ前作「ネメシス/S.T.X」も王道だったのに、
面白さの差は歴然で、それはなぜか?
この映画、今回はSF青春映画です。

時代的にはENTの後でTOSの直前。
特にカークとスポックの出会いの物話ですが、
この若き2人は人生に迷いがあります。
「こんな生き方でいいのか?」と。

ともに悩んでいる情熱のカークと論理のスポック。
互いに反目するも、老スポック(!)の導きで、
無茶な行動と冷静な判断で連邦の危機を乗り切る。
若い人間的なヒーローの活躍は楽しいものです。

そりゃ突っ込みたいところもあります。
船のクルーが多すぎとか、チェコフの訛りとか、
結局、これはパラレル・ワールドかよ!
・・・そこは目をつぶりましょう。

エンディングでアーチャー提督のビーグル犬が、
転送から戻らなかったのは残念でしたが、
TNGのオープニングの名台詞と、
懐かしのテーマ曲には感動ものです。