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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

偉大なる、しゅららぼん

2014年03月11日 | 日本映画 評価4
公開中 水落豊監督
    出演 濱田岳、岡田将生、深田恭子、
    貫地谷しほり、渡辺大、大野いと、柏木ひなた、
    高田延彦、佐野史郎、笹野高史、村上弘明 他

新評価 4.0

万城目学の原作小説を映画化、今回の舞台は滋賀県。
鹿男あおによし、鴨川ホルモー、プリンセストヨトミと、
いずれも出鱈目な設定で面白おかしくするのですが、
今回は超能力者の対決で笑わしてくれるようです。

主演が濱田岳とは華に欠けますが演技巧者であり、
わきを固める俳優・女優陣も手堅く、
原作は読んでいないのですが、
役者が役にはまっているように見えました。

しかし物語はすこし荒かったかなと思います。
貫地谷さんのお師範とか、村上さんの謎の校長役とか、
想像力を働かさないとダメですが、
映像化した万城目作品の中では一番好みです。

エンディング曲がももクロで合ってないし何でかな?
で、敵役のいもうとの子がしらない子だったので、
調べたら私立恵比寿中学の子らしく、
スターダストさんが頑張ったのね。

次の舞台は和歌山か、兵庫なのかな?

清州会議

2013年11月19日 | 日本映画 評価4
公開中 三谷幸喜監督
    出演 役所広司、大泉洋、小日向文世、
    佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、
    鈴木京香、坂東巳之助、阿南健治 他

新評価 4.0

三谷映画は笑いのツボが自分とは違うので、
どちらかと言えば苦手なのですが、
清州会議というテーマに惹かれて鑑賞。
どういう会議だったかなんて知ってます。

知ってますが、鑑賞途中で思い出したことが、
そもそも会議の発端は織田家のトップ1と2が、
ある日忽然と消えてしまい部下が右往左往、
つぎのトップを決めるまでの顛末記です。

あ、そんな経験あるわ。(笑)
ある日トップが組織を放り出してしまい、
残ったメンバーは突然のことに茫然、
そこで丹羽長秀のように動いたことが。

この映画も最後に信長が戻ってきたら、
秀吉や勝家はどうなるんかなと思いましたが、
そんな歴史イフではなく史実に沿って進みます。
政略家の秀吉と戦バカの勝家の頭脳勝負。

佐々成政を代表にした勝ち馬につきたがる諸将。
前田利家みたく義に忠実であったり、
池田恒興のようなコウモリのような人物、
見たことがあるから笑えますはこれは。

個人的は三谷映画のなかではツボったのですが、
某映画掲示板を見ると平凡な評価ですね。
平日の昼間のご年配の多い劇場では、
失笑に近い笑いが絶えなかったのにな。

風立ちぬ

2013年07月26日 | 日本映画 評価4
公開中 宮崎駿監督

新評価 4.0

この映画をファンタジーなジブリ映画と思って、
映画館に来た人はかわいそう。
モデルグラフィックス誌とかでみられる、
宮崎監督の一面がようやく映画化された作品。

ロマンチックな夫婦の物語は嫌いでないけれど、
ややも退屈な展開でお尻が痛かったな。
主人公の声優も癖があったし、
海軍の戦闘機の開発史が背景では惑わされるか。

今ごろ監督の政治信条を知って騒ぐなんて、
おかしな人が多いね。
いやいや分かってもいなければ、
理解しようともしていないのが残念。

九試単座戦闘機が主役じゃないんだよ。

桐島、部活やめるってよ

2013年03月17日 | 日本映画 評価4
公開中(2012年) 吉田大八監督
    出演 神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、
    東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、
    落合モトキ、浅香航大、前野朋哉 他

新評価 4.0

家の近くの小劇場で久々に鑑賞。
ほんとに学校の視聴覚室みたいな劇場です。

冒頭でいきなり桐島君がバレー部をやめる訳ですが、
その桐島君は結局最後まで本人は出てこず。
そんな彼の事をまわりの人の目を通じて映し出す、
あ~そういう類の映画ですか。

物語は金曜日から始まって金曜日がきて、
金曜日が来てとしつこいわりには、
途中から時がスムーズに流れ出したり、
面白いアングルで絵を撮っていたりと。

この監督さんの撮り方・・・。
あんまり好みじゃないのです。
でも映画は面白く劇場は笑い声に満ちていて、
満点にしませんでしたが、いい映画です。

この映画、運動部と文化部の軸で語られますが、
その底にあるのは夢への距離と見ました。
だから桐島は部活をやめ、
野球部の部長もドラフトを待ち、神木君も。

だから夢も何もない東出くんはカメラの前で、
涙するんだろうな。

ディア・ドクター

2013年02月02日 | 日本映画 評価4
2009年 西川美和監督
    出演 笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子 他
『寒村の診療所の医師が突然失踪してしまった。
 彼を慕う村人たちは警察に捜索を依頼するが、
 警察の調べで意外な事実が判明する。
 名医と慕われた彼は何者だったのか。』

新評価 4.0

冒頭の村はずれに捨てられていた白衣をみて、
なぜかこれは偽医者の話しだなと思いながら鑑賞。
普通の医者ならまず赴任しないであろう、
村の診療所での話となっていますが、
なんでお医者さんは赴任しないのでしょうね?

原則24時間営業で、担当外の症例を見るとしても、
村から使えきれないほどの手当をもらって、
のんびり暮らして、村民から尊敬もされる。
医者として年を取ってからなら、
いい仕事だと思うのだけどなぁ。

まぁ田舎の濃密な人間関係がしんどいとか、
自分一人で責任をしょい込むつらさとか、
あるんでしょうけどね。
そんな無医村に潜り込んだ偽医者が鶴瓶師匠。
あの人のよさそうな顔と細い冷たい目が適役。

保険の点数の稼ぎ方や、製薬会社の食い込み、
地方の救急医療の不備、終末医療の有りかたと、
おもい話をなにげに描きながら、
最後は医者とはなにか、親子とはなにか、
死とは何かと畳み掛けてくる映画でした。

CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-

2012年11月12日 | 日本映画 評価4
2010年 笹原和也監督
『小林源文原作の劇画漫画のCGアニメーション化。
 米陸軍の偵察チームのパッキー、ボタスキーの2名は、
 中東で人質救出の任務についていた。
 彼らはようやく人質の居場所を突き止めたが・・・』

新評価 4.0 (おまけ)

レンタル屋の年更新で無料で借りてきました。
忙しいしあまり作品時間がないのがいいなと。
ところで皆さんはCAT SHIT ONEをご存知でしょうか。
彼らの姿かたちは“うさぎ”なのです。

アメリカ人がうさぎ、中東某国の人がラクダと、
擬人化することでリアルな戦闘描写を、
若干見やすくしています。
うさぎが銃をもって走り回っているのです。

まぁ興味がある方は一度どうぞ。