B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

トゥモロー・ワールド

2009年06月30日 | 海外映画 評価4
2006年 アルフォンソ・キュアロン監督
    クライヴ・オーウェン主演
    出演 ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、
    クレア=ホープ・アシティ
『2027年。人類は18年間に渡って子どもが生まれない
 事態が続いており、人類滅亡は時間の問題だった。
 荒廃した世界のため町は戒厳令で移動もままならない。
 そんな中、官僚のある男性は別れた妻から、
 ある女性を海辺の町に連れて行く手助けを頼まれる。』

新評価 4.0 (分からないかな)

劇場で見逃した作品。原題は「CHILDREN OF MEN」。
18年ぶりに妊娠した女性を安全な場所に送り届けるため、
今は怠惰な官僚で元活動家の男が元妻に巻き込まれる。
政府と反政府組織との争い。反政府組織の内紛。
そのために身近な人を何人も失いながらも、
懸命に海辺まで妊婦を送り届けようとする。

けっしてこの官僚は自ら銃を握ることなく、
丸腰で妊婦を守ろうとするのは何のためなのか?
人類の未来を守るためか、元妻との約束か。
少子化や最近のインフルエンザを思うと、
あながちSFの話とは思えず、
なかなかにリアルな恐ろしい話です。

最後の政府軍と反政府軍の市街戦の中での
脱出シーンも迫力があって怖いですね。
市民(避難民)が街に大勢居る中での戦い。
長回しのカメラで緊迫感溢れていました。
本当に高速ライフル弾が飛んできそう。

この監督の作品に興味がわいてきました。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」も
見てみようか。
ちゃんとハリポタは見た事が無いけど・・・。
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新製品情報

2009年06月26日 | modeling
しばらく情報収集を怠っていると、
知らない間にこんなリリース情報が。

7278 1/72 Pz.Kpfw. IV Ausf. G

1,995 平成21年7~8月予定

ついに長砲身が登場ですか。
作る予定は当分無いですが、
個人的に押さえておきたいです。

あっ、手がかからなくてツマラナイ。
と言われてしまうドラゴソの商品です。
そう言う評価もどうかと思うけど。

箱絵がいまいち冴えてない・・・。
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ターミネーター4

2009年06月25日 | 海外映画 評価4
公開中 マックG監督
    クリスチャン・ベイル主演
    出演 サム・ワーシントン、
    アントン・イェルチン 他

新評価 4.0 (続編成功)

いろいろ有って後回しになっていましたが、
ようやく鑑賞。

止められなかった「審判の日」から10年。
母の残したカセット・メッセージを道標に、
仲間と最前線で機械軍と戦うジョン・コナー。
自分の父となる少年とはまだ出会っていない。

そんな背景をベースに絡んでくる男と少年。
中盤は彼らが主役不在で画面に出てくるので、
誰が主役なのか怪しくなってきますが、
続編が有ると聞いて納得。
そういう彼らのエピソードなんですね。

人間軍の司令部は勝利のために正確に、
まるで機械のように従うことを要求し、
一方には心をもつ改造人間が、
機械軍の命令に反発し死んで?いく。

人間とは何か?生きるとは何か?
という問いとしては面白く作られた
作品だと思います。
でも映画の続編シリーズ化って多いけど、
いい加減どうなのかなぁ?

本当にシュワちゃんの登場も有ります。
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パンズ・ラビリンス

2009年06月24日 | 海外映画 評価4
2006年 ギレルモ・デル・トロ監督
    イバナ・バケロ主演
    出演 セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ
『1944年のスペイン。内戦で実父を亡くした少女は、
 政府軍の大尉と再婚した母と一緒に、
 政府軍と共産勢力の残党と戦う地域に移り住むが、
 義父は残酷な男で少女は自分の想像の世界に逃げ込む。』

新評価 4.0 (残酷)

ダーク・ファンタジーというジャンルらしいですが、
ファンタジーの部分以外にも、
ダークで残酷な戦争のシーンがちらほら。
内戦と言うのは捕虜を捕らないのですね。
敵の負傷者は戦場で即射殺。
捕るのは情報収集の尋問(拷問)のときだけ。

戦場やそれ以外でも勇敢さを発揮する大尉。
それは冷酷さと紙一重で母娘に訪れる不幸。
物語もなんとも悲しく残酷な結末ですが、
少女の想像が本物かどうかは別にして、
あの終わりは少女にすればハッピーエンド。
それだけは救いとなります。

映画の広告にあるような豪華な場面は、
エンディング直前だけで、
映画の演出上は素晴らしく、
見たほうは少し騙された気分です。
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トランスフォーマー/リベンジ

2009年06月20日 | 海外映画 評価3
公開中 マイケル・ベイ監督
    シャイア・ラブーフ主演
    出演 ミーガン・フォックス、
    ジョシュ・デュアメル

新評価 3.0 (お腹いっぱい)

家の近くのシネコンにIMAXシアターが出来て、
記念すべき上映第一作目が本作。
子供も見たがったので通常版でなくIMAXで鑑賞。
ちなみに御代は大人2千円で一切割り引きはなし。

劇場に入ってスクリーンの大きさに驚き。
ただ既存の劇場のスクリーンを架けかえたせいか、
中段の席でも下のほうは見えにくかったですね。
後方の席は下のほうは見えなくなるとか。

映像も音楽も素晴らしかったですが、
2時間半の映画を見ていれば慣れてきました。
まぁ人間そんなものです。
今後も2千円「以上」払って見るかは微妙。

映画の話ですか?
言うまでもなく「トランスフォーマー」の続編。
いかにもベイ監督的な目と耳だけで楽しむ物語で、
1億5千万“ドル”をかけた映像は破綻なし。

やはり頭で考えた映像を具現化しようとしたら、
それくらいの予算はいるのでしょうね。
中途半端なものを見せなかったのは流石。
ただ物語は2時間半をガッーと休みなく走ります。

そんな物語でもベイ監督はなんとなく共和党びいき?
と思わせるシーン・台詞がチラホラ。
吹き替え版だったからかなぁ。
前作同様に米軍贔屓なのは確実です。
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真夏のオリオン

2009年06月15日 | 見た映画 NG
公開中 篠原哲雄監督 玉木宏主演
    出演 北川景子、堂珍嘉邦、
    平岡祐太、黄川田将也、吉田栄作
    鈴木瑞穂、吹越満、益岡徹

新評価 1.0 (もったいない)

監督は「地下鉄(メトロ)に乗って」の篠原哲夫。
あの映画の満州の戦闘シーンが泣けて好きなんです。
そして脚本は「ローレライ」でSF+潜水艦+美少女、
という奇妙な作品を作った福井晴敏。

予告を見ると真っ当な戦争映画に見えましたが、
見てびっくり。これじゃ恋愛漫画ですよねぇ?。
「Uボート」や「眼下の敵」と同じジャンルではなく、
戦闘シーンはあんな嘘やこんな嘘で萎え萎え。

しかも嘘っぱちの戦闘シーンに時間を使うので、
恋愛映画としても大失敗。
いかにもスポンサー系列的な思想を、
江田島の兵学校上がりの艦長に言わすなよ。

この艦長の口癖の「もったいない」はこちらの台詞。
せめて最後の海上対決は互いの誤解から、
撃ち合いが始まって伊77の艦橋が吹っ飛ぶ・・・、
くらいの戦争の無駄さをアピールできないのか?

これだけのキャストでもったいない。
いまのところ21世紀で一番出来の良い潜水艦映画は、
反戦映画という視点から見ても、
佐々部清監督の「出口のない海」じゃないかな。
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プレステージ

2009年06月14日 | 見た映画 評価2
2006年 クリストファー・ノーラン監督
    出演 ヒュー・ジャックマン、
    クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、
    スカーレット・ヨハンソン
『元は同じマジシャンの助手であった2人のマジシャン。
 しかし、ある日の事故で一方の助手の妻が
 亡くなったことが原因で、2人は敵対するようになる。
 その後は2人が一流のマジシャンになってからも続き・・・』

新評価 2.0 (驚きの結末?)

どちらも筋骨隆々のマジシャン2人。
なんでこんなキャスティングなのか疑問ですが、
とにかく過去にさかのぼったり現在に戻ったり、
慣れるまで分かりづらく、どうにも「メメント」な作り。

とりあえず導入部は一方がライバルに殺害されて、
もうひとりは逮捕されてしまうところから。
2人のマジシャンがライバル意識を燃やし、
壮絶なマジック対決を繰り広げる映画ではなく・・・。

見当違いな期待をして見たのでがっかり。
ライバルを殺したいほど憎む復讐の映画でしたか。
たしかに「オチ」は人に話せません。
あっ、デビット・ボーイが出てましたね。
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サン・ジャックへの道

2009年06月08日 | 海外映画 評価4
2005年 コリーヌ・セロー監督
    出演 ミュリエル・ロバン、
    アルチュス・ドゥ・パンゲルン
    ジャン=ピエール・ダルッサン
『3人の子供を持つ資産家の女性が亡くなった。
 遺産相続の条件は今は疎遠になっている3人が一緒に、
 1500キロ先の聖地へ徒歩で巡礼をすることだった。
 会社社長の長男、教師の長女、無職の末っ子の中年3人は
 団体ツアーの6人と共に巡礼の旅に・・・』

新評価 4.0 (深い)

これも映画祭の上映目録でみて気になっていた作品。
3ヶ月も仕事を休んで巡礼の旅が出来るとは、
フランスは素晴らしい。いや簡単じゃないみたいです。
簡単でないのは1500キロを歩ききることもそう。
1日17キロなら毎日6時間位は歩くことになります。

毎日それだけ歩いて、簡易宿泊地に泊まるためには、
それだけの装備が必要か?
さすがに無職の弟みたいに手ぶらは無理ですが、
贅沢を望まなきゃ、結構、物って要らないですよね。
でも装備の重さは体重の20%が目安とは知りませんでした。

最初は3人だけの巡礼の旅かと思ったのですが、
そこにガイドを含め9人の老若男女で旅をすることで、
物語の幅が広がっています。
でも、いい年をこいて意地悪な人間が、
苦労を味わうことで素直な人間になるのか?

そこはまぁ、やはりそうはならないのですけど、
それぞれが健全な方向に少しは戻り、
特に兄弟の間のかたくなな関係は解れた様子。
そんな気持ちの良い終わり方は好感です。
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デイズ・オブ・グローリー

2009年06月07日 | 海外映画 評価4
2006年 ラシッド・ブシャール監督
    出演 ジャメル・ドゥブーズ、サミー・ナセリ
    ロシュディ・ゼム
『ナチスドイツに破れ、祖国を追われた自由フランス政府は、
 アフリカの植民地で現地人を招集し祖国奪還に備えていた。
 フランスを祖国と信じ、自由の合い言葉を信じて参加した
 イスラムの兵士達。しかし差別の壁が立ちはだかり・・・。』

新評価 4.0 (良作)

フランスで大ヒットしたらしい映画です。
この手の映画はこの時代の知識がないと、
正しく評価・鑑賞・理解が出来ないので、
残念にも日本では劇場公開されませんでしたが、
数年前に国内の映画祭で紹介されていたので、
興味を持ち見る機会を待っていました。

フランスの名誉と愛国心から立ち上がった、
植民地の人たちは多くの人種や宗教からなり、
白人と共に戦う戦友なのに休暇はなし、
昇進もなし、食事の質も区別され冷遇されます。
任務もどちらかと言うと危険な雰囲気。
しかも戦後は植民地が独立したので恩給も凍結。

そんなフランスの歴史の恥に光を当てた、
この映画の国内でのヒットによって、
彼らの名誉と恩給については改善されたとか。
日本はその辺りの清算は済んでいるのか?と、
ふと疑問に。ときどき新聞記事で出ますね・・・。
まぁ同じ意味合いの編成はないのですが。

戦闘シーンは小規模ながらリアル系で、
映画「プライベートライアン」を彷彿とさせます。
特筆はドイツ軍が“パンツァーシュレック”を装備し、
家屋への攻撃に有効に使っていますが、
そんな運用のシーンは初めて見ました。
普通は“パンツァーファウスト”ですけどね。
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