B-scale fan's log

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最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

バニラ・スカイ

2011年09月25日 | 海外映画 評価4
2001年 キャメロン・クロウ監督
    トム・クルーズ主演
    出演 ペネロペ・クルス、 キャメロン・ディアス 、
    ジェイソン・リー、カート・ラッセル 他
『事故で亡くなった両親から莫大な遺産とハンサムな顔、
 そして出版帝国を引き継いだ若き青年。
 金と権力で奔放な生活を繰り広げる青年だったが、
 元彼女の自殺に巻き込まれ怪我のため無惨な顔に。』

新評価 4.0

決して好感を持てるような主人公ではないのですが、
顔を失ってからの焦燥感や、元彼女に対する罪悪感、
会社を奪おうとしている重役たちへの対抗心。
その全てに何故か共感してしまいました。
あとは今が夢か現実か分からない世界でフラフラ。

フラフラと言えばキャメロン・ディアスも光っていました。
もともと美人なのですが本作では格別に見え、
主人公にフラれて頭が変になる役がはまって妙に切ない。
ところで「一晩に4回」と言うセリフが何回か有ったが、
3回までは普通で、4回は特別の意味が分からなかった。

でもね主人公は顔がダメになっても金と権力は健在なわけで、
そう何もかも悲観することもないのに。
にも関わらず自分がすべてをコントロール出来る、
そんな世界に逃げ込みながらも、
逃げ切れずに、もう一度現実に立ち向かう。

今度の立ち向かう現実には金も権力もないのに・・・。
かわいいペネロペ・クルスも。
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空気人形

2011年09月24日 | 見た映画 評価2
2009年 是枝裕和監督
    主演 ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路 他
『東京で古いアパートに暮らす中年男が愛用する空気人形が、
 ある朝突然に心を持つようになってしまった。
 空気人形は中年男が出勤中に町へ出かけ、
 レンタルビデオ屋でアルバイトをするようになる。』

新評価 2.0

世間の評判が良かった様ですが鑑賞して落胆。
「僕の大事なコレクション」で人生の深さに打たれ、
「ロング・エンゲージメント」の2回目の鑑賞で、
愛の強さに感動したところでは分が悪かったか。

ぺ・ドゥナさんは誰?隣国の人ですか?
スタイルも雰囲気も全く問題ないのですが、
空気人形が人間になったら外国人。日本製でしょうが。
世間知らずを外国人ゆえにしたかったのか。

性欲の処理のために、安い値段で連れてこられた、
そこには愛はない。しかも外国人?
監督はつむじは左巻きでしたっけ?
しかも中年男は十分に空気人形を愛しているのに。

レンタルビデオ屋でアルバイトをして、
いろいろな映画のタイトルを出す。
監督の「おれは映画が好きなんだぜ」なアピールですか。
映画をみるのもシネコンじゃダメなんですね。

年かさの男が若い女性に人生のうんちくを語る、
空気人形はやたら短いスカートをはく、
街は豊かなのに空虚な人間が多いだって?
全てが自らのコンプレックスの裏返しの気がします。

ぺ・ドゥナは映画「リンダ リンダ リンダ」の女優さんだった。
脱ぎっぷりも演技もいいんだけど、
脱ぐ日本の若手女優がいないために、
起用されていたりするのなら日本女優は残念。

片言の外人である必要性はなに。
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僕の大事なコレクション

2011年09月23日 | 海外映画 評価4
2005年 リーヴ・シュレイバー監督
    出演 イライジャ・ウッド、ユージン・ハッツ、
    ボリス・レスキン 他
『ユダヤ人の青年は、病床の祖母から一枚の写真を託される。
 写真には亡き祖父と見知らぬ女性が一緒に写っており、
 その女性が祖父がアメリカに来た時の恩人であるらしい。
 青年は祖父の故郷ウクライナへ恩人を探す旅にでる。』

新評価 4.0

以前、スカパーでザッピング中に見て面白かったので、
改めて最初から見ることにしました。

ユダヤの青年はベジタリアンで収集癖のあるやや変人。
ウクライナにやってきてガイドを雇い恩人探しに。
なんでも現地では金持ちのユダヤ人相手の、
ふるさと探しのガイド業者が居るそうです。

このガイドはファミリーでガイド業をしていて、
通訳がダンスとアメリカ大好きのノリ軽い青年と、
運転手は目が悪いふりをしている青年の祖父。
そして気の荒い祖父の犬。

英語とウクライナ語が入り混じる3人と1匹の珍道中。
しかし青年の祖父の故郷はなかなか見つかりません。
なぜなら故郷の村は地図から消えていたから。
と何だか暗く重い雰囲気が漂い始めます。

そういえば運転手の爺さんはユダヤ嫌いと言いながら、
どこか訳あり気な顔でハンドルを握ります。
やがて一面のひまわり畑に1軒だけ建つ農家で、
1人の老婆に道を尋ねた時に全ての事実が明らかに。

冒頭の明るいロードムービーから、
まさかユダヤ人の苦難の物語に変わってしまいます。
過去を調べることで運転手の爺様は救われたのか?
でも、あんなことをしなくても・・・。
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世界侵略:ロサンゼルス決戦

2011年09月18日 | 海外映画 評価4
公開中 ジョナサン・リーベスマン監督
    出演 アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス、
    ブリジット・モイナハン 他

新評価 4.0

個人的には大変楽しませてもらいましたが、
普通の映画としては出来はNGなんでしょうね。
オンラインゲーム的な戦闘シーンに、
「一応、物語がついています」的な映画ですが、
大画面で見る破壊と、殺戮の市街戦を堪能しました。

それもアフガン等の戦う根拠の薄弱な外地でなく、
宇宙からの侵略者に対して自国内で市民を守る。
間違いない正義のための力の行使。
後ろめたさが少なくて気持ち良いですね。
軍隊が本来あるべき姿を描いた映画です。

しかも劣勢を跳ね返しての勝利というのも、
お約束的な物語ながらも素直に感動。
これが米海兵隊の“新兵勧誘の映画”というなら、
悪乗りで各国版で作ってお国柄を出してほしいな。
モスクワ決戦とか、ベルリン決戦とか。

ロシア版は宇宙人が恐怖で後ずさるほどの、
損害を恐れぬ人海戦術。
ドイツ版は宇宙人の方がびっくりするような、
巨大戦車や奇想天外な秘密兵器。
日本版の「世界侵略:東京決戦」はアニメで。
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トランスポーター3 アンリミテッド

2011年09月11日 | 海外映画 評価3
2008年 オリヴィエ・メガトン監督
    ジェイソン・ステイサム主演
    出演 ナタリア・ルダコーワ、フランソワ・ベルレアン 他
『天才ドライバーで運び屋の男は、無理やり仕事を引き受けさせられた上に、
 車から離れると爆発するブレスレットをはめられ、
 謎の女性と共に荷物をブタペストに運ばされることに。
 しかし、この依頼には産業廃棄物をめぐる陰謀が隠されており・・・。』

新評価 3.0

個人的や仕事的にも山のように連なったイベントをいずれも終わらせ、
現在、次のイベントの前の小休止中を利用して、
徐々にハードディスクに貯まった番組を見て行っていますが、
今日は映画でも。と軽いアクションものをチョイス。

「トランスポーター」 シリーズの第3弾です。
「トランスポーター2」の出鱈目で派手なアクション路線を期待したら、
今回は原点復帰で、陰謀めいた物語が展開していきます。
3つの作品の中では、一番運び屋らしく、
主人公が運び屋である必然性があったようです。

カースタントが豊富でアウディの高級車かっ飛ばしシーンや、
体を張ったアクションでチンピラ達をぶちのめし・・・。
(今回はちょっと人を殺しすぎの気もしますが。)
十分以上に楽しめますが難があるとすれば女優さんの美人度。
外人さんの好みはよく分かりません・・・。

まぁ、シリーズものはだんだんレベルが下がっていくのが定番ですが、
このシリーズは今のところ普通以下の駄作にならないのが救いです。
が、主人公はだんだん軟派になっていないか?
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