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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

2010年04月20日 | 日本映画 評価3
公開中 川村泰祐監督
    上野樹里主演
    出演 玉木宏、竹中直人、ウエンツ瑛士、
    ベッキー、山田優、福士誠治、吉瀬美智子、
    水川あさみ、小出恵介、瑛太、伊武雅刀 他

新評価 3.0

前編はおそらく後編の公開直前にTVで見れるから劇場はパス。
案の定、土曜の夜に見れましたがCMって面倒。
でも元々がTVのドラマなんだし、まぁいいか。
と前編をTVで予習してから後編を劇場で鑑賞。
でも映画にするような物語かなぁ。
改編時のスペシャルでいいような・・・。

で後編はこちらが勝手に期待していたほどは良くは無く。
おそらく、のだめファンしか高評価しないのでは?
わたしはのだめファンなので、とりあえず○ですが、
前編ほどの良さがなく音楽(クラッシック)ばかりが先走り。
この漫画を映像化した利点は漫画では分からなかった名曲を、
聴覚で訴えられるところに有ったのですが、
今回の後編は音の洪水のようで何か違う気がします。

後編のストーリーが玉木宏のナレーションで進むのも稚拙。
ここで監督を見てみると前編と監督が違う。
脚本の人は同じだけど、それで前後編に統一感が無いかも。
ドラマ時で若手だったメインキャストの面々は今や主役級に成長で、
このキャストで失敗するほうが難しいが、
のだめの大看板に頼っている印象で正直いまいち。

こちらが期待を膨らましすぎていただけですが、
ユーモラスな部分がなくなって苦悩のシーンばかり。
のだめはそんな物語ではなかったはずだけど・・・。
TVドラマ版の最終回越えの感動は欲しかったなと。
劇場版ポスターの「FIN?」は何か意味ありげだなぁ。
漫画のほうも唐突な終わり方だったし・・・。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

2010年04月19日 | 海外映画 評価3
2007年 スティーヴ・ベンデラック監督
    ローワン・アトキンソン主演
    出演 エマ・ドゥ・コーヌ、ウィレム・デフォー、
    ジャン・ロシュフォール、カレル・ローデン 他
『Mr.ビーンは教会修復のくじ引きで、
 フランス・カンヌの宿泊チケットとビデオカメラが当った。
 彼は列車でパリ経由のカンヌに向かうが、
 乗り換えの駅を間違えたり、荷物を失ったりと・・・』

新評価 3.0

何となく観始めてから思い出したこと。
Mr.ビーンのユーモアは分からないし、
このキャラは嫌いだった。
とは言え観るのはやめずに鑑賞。
映画は観終えるまで分かりませんから。

しかし前半はかなりの苦痛を伴いました。
あの頭の弱そうなキャラは嫌いなのです。
もともと言葉は有って無いような彼ですが、
イギリス人の彼がフランスで言葉が通じない。
そこを笑えって言うのかな・・・。

ようやく後半でロシア人の子供や、
フランス人の女優の卵と旅をはじめる辺りから、
映画らしい物語のあるストーリーになって、
彼のアナーキさがひかりだします。
最後は空気を読めない彼のおかげで円満解決。

前半はもうちょっと練ったほうがいいな。

櫻の園 -さくらのその-

2010年04月08日 | 見た映画 評価2
2008年 中原俊監督
    出演 福田沙紀、寺島咲、杏、
    菊川怜、京野ことみ、大杉漣、
    富司純子 他
『高校3年に名門女子校・櫻華学園に編入した生徒。
 馴染めない学校をサボるために入った旧校舎で、
 偶然「櫻の園」の台本を発見した。
 訳ありげなその劇を再演しようとするが・・・。』

新評価 2.0 (きびしめ)

名作と噂のある映画「櫻の園」の続編になるのかな?
同じ人が監督がなっていますが、
残念ながら汚点になってしまった出来ばえ。
何が悪いって脚本とキャストがダメダメ。

繋がりに欠けるシーンが多かったり、
特定のキャストを出演させるための不要なシーン。
上戸彩や米倉涼子のシーンなんて丸々要らないし、
若手はともかく演技力に欠ける中堅はNG。

オスカープロが福田沙紀を盛り上げようとして、
やり過ぎで空中分解の様子。
でも福田沙紀自体はよかったかも。

インスタント沼

2010年04月05日 | 日本映画 評価4
2009年 三木聡監督
    出演 麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮、
    松坂慶子、相田翔子 他
『雑誌編集長の女性は担当雑誌が休刊になりクビ。
 母親は沼で溺れて意識不明と不幸続き。
 しかも実の父親が別に居ることを知ったりと、
 凹んでしまう日々の連続で・・・。』

新評価 4.0

逆境に陥ったヒロインがアクティブに立ち回り、
色んな出来事をポジティブに捉えていく。
鬱な人にはとうてい見せれない内容ですが、
「人間、大抵のことは何とかなるもんだ」と言う、
その台詞が私の信条と同一で共感です。

映画そのものの出来は微妙かもしれません。
いつもの三木作品にある汚さがないので、
ある部分笑いに欠けている嫌いがあります。
とは言え主演が麻生久美子ですからして、
あまり汚くてはいけなかろうと・・・。

そもそも万人受けでないはずの三木作品。
こんな事が有ったら面白いだろうな、
こんな事が有るはず無いだろうが、
そんなくだらない笑いがいつも良いのに、
万人受けを狙ってしまっては厳しいかも。

いつもの三木組のみんなが脇役にまわり過ぎて、
主演1人が孤軍奮闘の苦戦ですが、
まぁ個人的には麻生久美子が◎だし、
蒲田行進曲な風間杜夫と松坂慶子の共演もよし。
?2人のシーンってあったかな?

50回目のファースト・キス

2010年04月04日 | 海外映画 評価3
2004年 ピーター・シーガル監督
    出演 アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア、
    ロブ・シュナイダー 他
『ハワイの水族館で働くある男性は特定の恋人は作らず、
 島を訪れる女性たちと一夜限りの恋を楽しんでいた。
 ある日、偶然入ったレストランで出会った女性と意気投合。
 しかしその女性は事故で1日しか記憶を保てなかった・・・。』

新評価 3.0

素晴らしくよく練られたラブストーリーと、
ラストを奇跡に頼らない大人な結末。
本来なら素直に感動というところですが、
どうにもしっくり来ませんでした。

笑いのツボがずれているというか・・・
オカマ?の同僚や芸達者なアシカやトド。
やや暗めな話を中和するのに必要なのか?
アダム・サンドラーだから??。

話を暗くしない。とは違うような・・・。

ハート・ロッカー

2010年04月03日 | 海外映画 評価3
公開中 キャスリン・ビグロー監督
    ジェレミー・レナー主演
    出演 アンソニー・マッキー、
    ブライアン・ジェラティ 他

新評価 3.0

ちょっと感想の内容が不正確かもしれません。
と言うのも、ほぼ満席のミニシアターで見たのですが、
隣席の男性の臭いが吐き気がするほどにきつくて。
席は移れないし、ほぼ2時間長を鼻をつまんで、
口で息をすることに。風呂に入って劇場に来い(怒)。

と言うわけで、この映画の感想はとにかく「臭い」ですが。
それじゃあんまりなんで頑張って思い出しても、
感動もないし感慨も沸かないし、だから何なの?と。
まぁ、アカデミー賞をとる作品ですからねぇ。
ドキュメンタリーを見ているような気がしてました。

でもイラクや米軍のニュースを気にしない人には、
このテーマや切り口は新鮮でしょうね。
米兵士の心の傷や、イラクの爆弾事件が減ったかとか、
日本語でも読める媒体はあって読んでいるので、
ラストもああ、そんなもんだろうな的な感想です。

戦争を麻薬扱いしているからか、
一部の米軍関係者からは酷評も受けているようですが、
映画ですからね。言葉のレリックでしょ。
そんなこと言ったら、もっとひどい映画は沢山あるし。
この主人公も麻薬が欲しくて戦地に戻ったわけじゃなし。

自分も加齢臭に気をつけなければ・・・。

トワイライト~初恋~

2010年04月02日 | 海外映画 評価4
2008年 キャサリン・ハードウィック監督
    出演 クリステン・スチュワート、
    ロバート・パティンソン、ビリー・バーク 他
『母の再婚を機に父と暮らすことにした女子高生。
 陰気な天気の小さな町でひかえめな彼女だったが、
 生物の授業で隣に座った男子が気になりはじめる。
 はじめは嫌われているのかと思ったが・・・。』

新評価 4.0

アメリカで続編もでるヒット作と聞いていましたが、
「人間と吸血鬼の禁断の恋」
はいはい、おっさん向きじゃないですね。パス。
だいたいヒロインもそれほど可愛くないし、
どいつもこいつも顔が白すぎやしませんか?

ある日にテレビをつけると偶然放送中。
しかも半分は終わったところから。
暇つぶしにみるかと見ていたら、
翌日にはレンタルDVDを借りてました(笑)。
じつにストーリーがベタで面白い。

ベジタリアンの吸血鬼なんて微妙に危険で、
これは“禁断の恋”と言うより“禁欲の恋”です。
でも頭からみるとかなり少女漫画っぽくて、
これは初見が最初からだったらNGだったかも。
でも、もう気に入ってしまいました。

“禁欲”と言うのがアメリカで受けたのですかね。
まるで狼と羊の恋物語。
おっと狼は次回作で重要なキーワードとか?
慣れる?とヒロインも美形に見えてきました。
ロバート・パティンソンはイケメンかな・・・。

アイガー北壁

2010年04月01日 | 海外映画 評価3
公開中 フィリップ・シュテルツェル監督
    出演 ベンノ・フユルマン、
    ヨハンナ・ヴォカレク、フロリアン・ルーカス 他

新評価 3.0

山の映画。と言うわけでこの映画も「剱岳」同様に、
劇場の鑑賞年齢がかなりの高め傾向でした。
でも断崖絶壁をよじ登る映画なので、
ほとんどの人は普段やってませんよね?
私は見ているだけで足がすくみそうでした。

この物語は悲惨な結末に終わりますが、
思うに冒険そのものが危険なのではなくて、
誰かと1番乗りを競うことが危険なんですよね。
競わなきゃ危なければ次回を期せばいいのですから。
あと欲にくらんだ仲間も危険。

山腹と麓のホテルでは互いが見える距離にいながら、
まさに天国と地獄ほどの環境の違い。
それが山の怖さですよね。
結局、人は何のために山に登るのでしょう?
健康のため。くらいがいいのかな。