B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

禅 ZEN

2010年03月25日 | 日本映画 評価3
2008年 高橋伴明監督 中村勘太郎主演
    出演 内田有紀、藤原竜也、テイ龍進、
    高良健吾、安居剣一郎、村上淳曹 他
『洞宗の開祖の鎌倉時代の僧、道元禅師の生涯を描く。
 「只管打坐(しかんたざ)」の悟りをひらき、
 中国での修行より帰国した道元禅師。
 京の都で新しい教えを広めようとするが・・・』

新評価 3.0

内田有紀が出ているし、ちょっと知的好奇心から鑑賞。
伝記なので面白いとか言うような話ではなく、
ただ真面目な方だったのだな~っと。
ちょっと興醒めだったCGには目を瞑りましょう。

道元禅師の教えや執権との問答は正直難しく、
ほとんど何を言っているのかさっぱり・・・。
ただ坐って自然体でいなさいとか、
現世こそが極楽浄土って事なんでしょうか?

旧勢力の狭量さがみっともない。
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NINE

2010年03月20日 | 見た映画 評価2
公開中 ロブ・マーシャル監督
    出演 ダニエル・デイ=ルイス、
    マリオン・コティヤール、
    ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、
    ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、
    ソフィア・ローレン、ファーギー 他

新評価 2.0

スーパースター8名の妖艶なダンスと歌。
豪華なセットに美しいイタリアの景色。
ゴージャス!!
これ以上何を求めると言うのか。

と言う意見に同意はしますが、
この映画にストーリーなど何も無い。
いくつかのミュージック・クリップに、
苦悩する主役を接着剤に入れただけ。

イタリアが舞台ならモニカ・ベルリッチは?
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ジャスティス

2010年03月19日 | 海外映画 評価3
2002年 グレゴリー・ホブリット監督
    出演 ブルース・ウィリス、コリン・ファレル、
    マーセル・ユーレス、テレンス・ハワード 他
『第二次世界大戦でドイツの捕虜収容所に送られた米軍中尉。
 ある日、収容所内で白人捕虜が他殺体で発見され、
 容疑者として黒人捕虜に容疑がかかる。
 収容所内の軍事法廷で中尉は黒人の弁護人となるが・・・。』

新評価 3.0

敵軍に囚われた収容所のなかで行われる特異な法廷劇。
人種差別からおこった殺人事件から、
人の忠誠、裏切り、真実、欺瞞、正義など、
さまざまな要素を絡めてストーリーは進んでいきます。

白人捕虜はなぜ殺害されたのか、殺人犯は黒人捕虜なのか、
ドイツ人の収容所所長はなぜ米中尉に親切なのか、
捕虜のリーダーの米大佐は中尉に何か隠しているのか。
さまざまな謎を秘めながら緊迫の展開です。

そして、やはり収容所ものらしく脱走計画まで話は発展。
全てを知った中尉が真相を黒人捕虜に話したときに、
彼が選んだ誇りある決断と、
中尉が彼を救うために選んだ正義のための決断。

全然女性の出てこないゴリゴリのストーリーなので、
ここまででもやりすぎ感が大きいのですが、
最後のブルース・ウィリスが独将校までやっちゃうと、
マッチョすぎてちょっと、ねぇ・・・。

まぁ子供に語るような誇りが無い人や、
他人の目が気になって真実なんてどうでもいい人、
嘘を突き通してでも自分大事な人は見ても、
恥かしくて見ていられない。そんな作品でしたね。
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あの頃ペニー・レインと

2010年03月18日 | 海外映画 評価5
2000年 キャメロン・クロウ監督
    出演 パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、
    ビリー・クラダップ 他
『厳格な母親に育てられた姉弟。姉は就職で家を飛び出したが、
 その時に弟に残していったのは沢山のロックのアルバム。
 数年後、15歳になった少年がロック誌に投稿した批評記事が、
 ローリングストーン誌に注目され、
 駆け出しのバンドの全米ツアーの同行取材を依頼される。』

新評価 5.0

何年も前からお奨めされていた映画をやっと鑑賞。
知識は大人なみで体は少年の駆け出しロック記者が、
体は大人でも心は少年並みのバンドの取材をする。
そこには素敵なグルーピーのお姉さまもいて・・・と。

アメリカを仲間とバスで横断する楽しさと、
親しい者と長期間離れている過ごす寂しさを描き、
そこに懐かしの名ナンバーの数々を絡める。
実際は私より少し兄の世代のナンバーですけどね。

バンドが有名になるにつれ現れてくる、
メンバーの自我や仲間内の葛藤。
叶いそうにも敵いそうにもない初恋。
素晴らしい要素がぎっしり詰まったストーリーです。

出会ったのは素晴らしい仲間なのかやや疑問ですが、
大人になって振り返ったときに、
間違いなく輝いていたといえる少年期の物語。
ラストシーンで何故だか感涙でした。
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天国の本屋~恋火

2010年03月11日 | 日本映画 評価4
2004年 篠原哲雄監督
    出演 竹内結子、玉山鉄二、香里奈、
    香川照之、原田芳雄 他
『オーケストラから解雇されたピアニストの青年が、
 居酒屋でぐだを巻いて寝込み、次に気がつくと、
 どこか知らない不思議な本屋で横たわっていた。
 彼がどこが訊ねると「ここは天国」と告げられ・・・。』

新評価 4.0 (これも微妙)

どこか地味な町おこし的な雰囲気のする映画で、
どこかしらチープ感がただよいますが、
このキャストで低予算って事はないですね。
ストーリー的にはなかなか楽しめる設定です。

人の寿命は百歳までと決まっており、
それより前に亡くなると天国で百歳になるまで留まり、
次の生まれ変わりを待つ、まぁ夢の有る設定です。
たまに死んでない人も招かれるとか・・・。

亡くなった女性ピアニストの未練を治めるために、
一時的に天国につれてこられた青年の物語と、
現世で自暴自棄にくらす亡くなった女性の恋人に、
町のイベントで知り合った女性の姪の物語。

この女性ピアニストと姪が竹内結子の2役で、
2つの物語を上手にクロスさせていきますが、
何だか微妙に完璧とはならず・・・。
誰が監督かと思ったらわりと好きな篠原監督。

あぁ、それで香里奈がでているのか!?
無愛想な彼女のサイドストーリーもありますが、
どうにも爆発的な感動に持っていけないのが辛い。
わざとなのかなぁ?
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砂時計

2010年03月09日 | 日本映画 評価4
2008年 佐藤信介監督
    出演 松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、
    池松壮亮、塚田健太、岡本杏理、
    戸田菜穂、倉科カナ、風間トオル、
    藤村志保 他
『両親の離婚で母の実家の島根に越してきた14歳の少女。
 同い年の少年らと出会い楽しく暮らしていたが、
 突然の母の死により東京の父親の元に引っ越すことに。
 それから12年後、東京で暮らす26歳になった少女は
 同窓会に出席するため久しぶりに島根を訪れる。』

新評価 4.0 (微妙)

幼馴染との長い年月をかけた恋物語。程度の知識しかなく、
しかも松下奈緒主演と思っていたら、夏帆とのダブル主演。
正直、あまり夏帆には興味が無かったのですが、
見ていて非常に好感のもてる演技でした。
松下奈緒の演技は?ですが、役には合ってましたね。

原作は漫画らしく当然読んでいません。
映画は編集に難があって過去と未来を行ったり来たり。
正直、見づらくて好きになれない演出ですが、
それを補ってあまりある何とも巧みな設定。
ちょっとヒロインがうざったくも有り、はかなくもあり。

この映画の評価ポイントはヒロインの性格を
受け入れられるか否か、共感できるかどうかです。
共感できなければ作品中の婚約者みたいに、
ビリビリっとしたくなる気持ち。ありますね。
婆様のように「しゃんとせい」と言いたくなる。

若い頃の初々しい恋心。急な母の死によるトラウマ。
彼女を守ろうとする少年の一途さ。
少女の自滅癖からくる遠距離恋愛の破綻。
少女マンガな設定にイラッと来なければハマるかも!?
イラッと来る時点で策にハマっていますね。
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映画ドラえもん のび太の人魚大海戦

2010年03月08日 | 日本映画 評価3
公開中 楠葉宏三監督

新評価 3.0

ようやく過去数年続いたリメイクでない、
劇場オリジナル作品が出ました。
ここ数年くどかったメッセージ性が薄くなり、
小さな子供が単純に楽しめる仕上げです。

でもストーリーの流れを大事にしすぎて、
こまかいところの説明無視や矛盾が多く、
大人の映画ならご都合主義と言われますが、
まぁ子供のアニメですからねぇ。

昔のは大人もそれなりにだった気が・・・。
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マイ・ブルーベリー・ナイツ

2010年03月06日 | 見た映画 NG
2007年 ウォン・カーウァイ監督
    ノラ・ジョーンズ主演
    出演 ジュード・ロウ、デヴィッド・ストラザーン、
    レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン 他
『一途に愛していた彼氏に浮気をされた女性。
 初対面のカフェのオーナーに愚痴ったあとに、
 心機一転のため町を離れて各地を点々とし、
 その様子をカフェのオーナーに手紙で送り続ける。』

新評価 1.0

お洒落さんな駆け出し監督が作ったような映画。
主演は控えめに見ても下手だし、
登場人物はどれも底が浅く感銘など受けず、
ロード・ムービーならではの退屈な映画でした。

この手の映画が好きな人はもちろん居て、
それをとやかく言う気はありませんが、
けっして50代の監督が作るような映画じゃないし、
おっさんが見て感動できる代物じゃない。

私には時間の無駄でした。
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モニカ・ベルリッチの恋愛マニュアル

2010年03月05日 | 海外映画 評価3
2007年 ジョバンニ・ペロネージ監督
    出演 モニカ・ベルリッチ、
    カルロ・ベルドーネ 他
『イタリアの4組のカップルの恋愛模様を描く。
 出だしは瞳のきれいな青年男性。
 だが交通事故で下半身が麻痺しリハビリの日々。
 そんな彼の元に美人の療養士があらわれ・・・』

新評価 3.0

「イタリア的、恋愛マニュアル」の続編で、
邦題タイトルにモニカ姉さんの名前がド~ンと出てますが、
他にあまり有名な役者は出ていないためなのか、
宣伝上の作戦なんでしょうかね。
彼女があれこれ見せてくれる映画ではありません。

4組のカップルの描き方が前作同様に洒落てます。
前作と同じく3組は年齢が高めな配役で、
イタリアは老いても盛んな国なんですね。
ひとつひとつは短いですが深い人間模様。
人の心の機微が上手に映し出された作品です。

見ても時間の無駄にはなりません。
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