B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

縞模様のパジャマの少年

2012年01月28日 | 海外映画 評価3
2008年 マーク・ハーマン監督
    出演 エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、
    デヴィッド・シューリス、アンバー・ビーティー 他
『第2次世界大戦のドイツ・ベルリンで暮らす8歳の少年は、
 親衛隊将校の父の異動で郊外に引っ越すことになった。
 軍の官舎で友人もなく暮らす生活に飽きた少年は、
 裏窓から見える鉄条網で囲まれた農場に探検に出かけたが、
 そこで彼が出会ったのは縞模様の服を着た少年だった。』

新評価 3.0

良い人ばかりの映画を見た後は、悪い奴らの映画を見よう。
と言うわけではありませんが、
いわゆる「ユダヤ人の強制収容所」の物語です。
この映画のドイツ人は少年いがい、みんなユダヤ人が嫌いです。

将校の母親は違うのでは?違いません。
上流階級出身の母親は階級を破壊するナチスが嫌いなのです。
少年の母親は違うのでは?それも違いません。
母親は強制収容所の近くに住むことが嫌なのです。

そんな大人たちに囲まれながらも、少年は子供らしい心で、
大人の間違いにどこか気づきつつ、
冒険心で収容所の少年と交友を深めていきます。
なぜなら他に同年代の子供はいないから。

それに冒険家を目指す少年に家庭教師の先生はいいました。
「君がもし良いユダヤ人を見つけたら、君は最高の冒険家だ」と。
みつけてやろう“良いユダヤ人”を、そんなの簡単。
僕の友達はずっと一緒に居たい良い奴だから。

そして悲しいエンディング。
でも、こんな風に見ていた人はいませんか?
“そのドイツの少年は違うんだよ、彼を助けてあげて。”
助けるのは彼だけじゃダメです。
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ALWAYS 三丁目の夕日'64

2012年01月27日 | 日本映画 評価3
公開中 山崎貴監督
    出演 吉岡秀隆 堤真一 小雪 
    堀北真希 薬師丸ひろ子、森山未來、
    須賀健太、小清水一揮 他

新評価 3.0

いろいろ用事があって、今年最初に劇場で見る映画。
良い映画が見たいなとこれにしました。
平日の昼間の劇場は初老の人たちで一杯。
1964年に少年少女だった人たちですかね。

物語は劇場が笑いに包まれたりしんみり来たりと、
緩急つけた無害な暖かさに溢れていました。
そう、私は出来栄えに不満なのです。
登場人物は善人ばかりで悪い奴が一人もいない。

前作「ALWAYS 続・三丁目の夕日」でも書きましたが、
人情話は悪い奴がいてこそ、善い人がより輝くのです。
しかし本作では善人が善人に説教を垂れるのです。
説教を受けた側も「あなたの気持ちは分かってます」と。

思いやりの演出がくどすぎて、尻が痒ぃ~なります。
必ずしも善人ばかりではなかったこの時代の人たちが、
日本を繁栄させて何かを忘れ、今の体たらく。
なのに今、人の絆の大切さを訴えてくるとは。

とは言え砂糖をいっぱい入れた甘い物語は、
思考停止にどっぷり感傷に浸らせ心地よさを感じます。
シリーズものゆえに登場人物の成長や変化が、
自らの時間の経過も感じさせるからですかねぇ。

そしてそして何と言っても堀北真希の可愛さが半端ない。
それだけを見ていたと言っても過言でないくらい。
でも結婚相手が森山未来とは・・・。
「モテキ」じゃないよねっと。

またも2Dで鑑賞。大丈夫だ、問題ない。
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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

2012年01月20日 | 日本映画 評価3
2009年 佐藤祐市監督
    出演 小池徹平、品川祐、田辺誠一、
    田中圭、マイコ、池田鉄洋 他
『ニート生活でパソコンスキルを高めていた26歳男性は、
 母親の言葉をきっかけに社会に出る決心したが、
 中卒・会社経験なし・26歳男を雇ってくれる会社はなく、
 なんとか入った会社はとんでもないブラック会社だった。』

新評価 3.0

面白く鑑賞しましたが感想書きづらいですね。
こちらのブログを読んでる方の中には、
私がどこに勤めているかご存じな方もいる訳で、
「あ~そうなんだ」と思われても困るわけで(笑)。

と言うわけで、これから書くのは例え話でもなく、
私が'以前いた会社’と断言して書きますが、
ブラック企業6カ条の5つに当てはまる会社に居ました。
“定時なんて言葉は都市伝説”には大爆笑。

朝に出社して帰宅は翌朝なんて“デスマ”もざら。
でも、そんな会社でも何とか頑張れちゃう。
自分が抜けると仲間に迷惑が・・・なんてね。
どこの会社も程度の差はあれそんなものでしょ?

違うのかな・・・。

まぁ品川演じるリーダーのような人は居なかったけど、
会社は社会の縮図だから困った人もいれば、
人格的にも、仕事の処理にも長けた人もいて、
結局、どちらの人にも助けられる訳ですが。

もう一度。今、私がいる会社の話じゃないですよっと。
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風が強く吹いている

2012年01月10日 | 日本映画 評価4
2009年 大森寿美男監督
    出演 小出恵介、林遣都、ダンテ・カーヴァー、
    中村優一、水沢エレナ、津川雅彦 他
『無名に近い大学陸上チームに所属する元天才ランナー。
 彼はひそかにマラソンに適性のある学生を、
 自分の元に集めて箱根駅伝に出場を狙っていた。
 そんな彼の前に今は陸上を離れた新入学生が現れた。』

新評価 4.0

関西に住むので箱根駅伝は全然興味がなくて、
マラソンも苦手ではなかったく程度で、
物語にあまり興味はないのですが、
林遣都と小出恵介に興味を持って鑑賞。

どうも孤高の天才役が多い気のする林遣都。
今回もちょっと陰のある天才役で、
団体競技の出来ない個人プレーヤー。
そんな彼に駅伝なんて出来るのか?

と言う事でチームプレイのスポ根映画。
結構、この手のジャンルが好きなのですよ。
脇のあまり有名でない?役者達の演技も、
サイドストーリーもしっかりしているし。

ワンクールの熱い連続ドラマにしても良いのでは?
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南極料理人

2012年01月09日 | 日本映画 評価3
2009年 沖田修一監督
    出演 堺雅人、生瀬勝久、きたろう、
    高良健吾、豊原功補、西田尚美 他
『南極に料理人として赴任した海上保安庁のコック。
 本来、行く筈だった人が直前の事故にあい、
 急遽、代役で行くことになってしまった。
 毎日、観測員8人の食事を作るコックだが・・・。』

新評価 3.0

赴任した先は有名な昭和基地ではなくて、
内陸部の標高3千メーターにある観測基地。
ペンギンも、アシカも、ウィルスもいない。
う~ん面白そうなところだなぁ。

期間限定なら一度くらい行ってみたいけど、
行っても楽しみなんて無いに等しいんだろう。
おそらく食べることが唯一の楽しみかな。
娯楽なんてすぐネタ切れになるのだろうし。

と言うわけで何もない基地では何か起こるわけなく、
ひたすらご飯を食べ続ける物語。
男版「かもめ食堂」ですかね。
なんとなく穏やかに進み終わる映画でした。

そうそう、
伊勢海老のエビフライ食べたことあります!!
コメント (2)
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