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B-scale fan's log

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最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

エクスペンダブルズ2

2012年10月31日 | 海外映画 評価4
公開中 サイモン・ウェスト監督
    出演 シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、
    ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、
    テリー・クルーズ、ランディ・クートゥア、リアム・ヘムズワース、
    ジャン=クロード・ヴァン・ダム、
    ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー 他

新評価 4.0

またまた出来た空き時間に劇場に足を向けて、
時間の合った、この作品を鑑賞。
1作目がアレでしたから玉砕覚悟だったのですが、
これが意外と拾いもの的に面白かったです。

まぁ前作同様、ストーリーに深いものは無いのですが、
逆にそれが清々しいほどに気持ちがよく、
悪い奴は憎らしくて大勢いて、なかなかの強敵、
でも味方には弾が当たらない素晴らしさ。

今回のヒロインは前回よりきれいでした。
あれ?公式HPにも名前がないけど・・・。
京野ことみ似の人でしたね。
某国の人だから名前が出ないのかな。

兎にも角にも豪華な昔のスターが勢ぞろいで、
高校の文化祭的な脚本を、
ハリウッドの予算で作っているんだから、
頭の一部は麻痺させて楽しむのが正解。

チャック・ノリスは結構ツボに来ました。
3があるなら、次はスティーブン・セガールか?

おっとヤマト2199見逃した~。

一枚のめぐり逢い

2012年06月19日 | 海外映画 評価4
公開中 スコット・ヒックス監督
    出演 ザック・エフロン、テイラー・シリング、
    ブライス・ダナー 他

新評価 4.0 (甘め)

今日は休日なのに台風が直撃。
なので近くのショッピングモールの映画館へ。
「スノーホワイト」を見るつもりが時間が合わず、
内容をよく知らずに本作を鑑賞。

知っていたのは主役がザック・エフロン、
イラク帰還兵の物語、たぶん恋愛ドラマ・・・、
戦場シーンからはじまって期待していたら、
いやいや直球の恋愛映画でしたね。

戦場で拾った一枚の美しい女性の写真。
その写真を拾った日から命の危機を数々乗り越え、
国に帰るが落ち着ける場所のない毎日。
彼は自分の守護天使を探しに旅に出る。

この序盤から、ようやく女性を見つけ出す。
ここまでの流れは良かったのですが、
この後の恋がゆっくり成就していくのにダレた。
恋の邪魔者も意外といい人だったりするし。

とは言え米南部の水と木の豊かな町で、
ゆったりと暮らす映像がとてもきれい。
主人公みたく愛犬をつれてテクテク歩く、
そんな生活をしてみたいですね。

主人公は海兵隊の三等軍曹なんですが、
犬の調教、日曜大工に機械修理はできる、
ピアノはひける、チェスもそこそこ?
軍隊はいろんなことを教えるのだ・・・。

バトルシップ

2012年04月25日 | 海外映画 評価4
公開中 ピーター・バーグ監督
    出演 テイラー・キッチュ、浅野忠信、
    アレキサンダー・スカルスガルド、リアーナ、
    ブルックリン・デッカー、リーアム・ニーソン 他

新評価 4.0 (説明不要)

地球侵略に来た宇宙人と日米の海軍が力を合わせて、
撃退するというなんとも脳内が幸せな映画です。
しかも最後は戦艦の艦砲射撃で敵船を沈めるのですから、
こりゃ家で見ていたらバンザイものです。

つじつま?リアリティ?
そんなものこの映画には必要ありません。
主人公のダメ弟が堅実な兄に従い海軍に入り頑張る。
提督の娘の心も射止めたが破滅癖が出て海軍を首に。

そして問答無用に攻めてくる相手に自衛の為の戦い。
頼りの兄は戦死し味方とは音信不通。
こんな鉄板の設定はありません。
これで奮い立たない人はこの映画を見てはダメ。

また日本人代表の浅野の兄貴が格好いい。
DDGみょうこうの艦長なら1等海佐(大佐)かな、
ちょっと若くて軽いですが、そこは気にしない。
米国と共に♪仇なす国を攻めよかし♪ですよ。

冒頭の台詞で「戦艦はタフな恐竜」と有ったので、
宇宙人の超電子ヨーヨーでミズーリを切ってほしかった。
でも戦艦は装甲が厚いから切れないんだぜと。
そのためのあのセリフと思っていたのですが。

アメリカは駆逐艦(DDG)ジョン・ポール・ジョーンズ。
この米海軍魂のような艦名の船が戦うあたり、
ちょっとニヤリと来てしまいます。
日本代表「みょうこう」は映画でリムパック初参加。

とにかくブルーウォーターネイビー万歳映画でした。

セントアンナの奇跡

2012年03月21日 | 海外映画 評価4
2008年 スパイク・リー監督
    出演 デレク・ルーク、マイケル・イーリー、
    ラズ・アロンソ 他
『第2次世界大戦中のイタリア戦線。偵察行動中の米黒人兵4人は
 ドイツ軍の奇襲を受け、1人のイタリア人の少年を助けるが、
 彼らは1人しか生き残らなかった。
 その生き残りの1人が、1983年に殺人事件を起こす・・・。』

新評価 4.0 (かな?)

なかなか複雑な背景を負った映画で、
この背景を理解していないと理解できないのか?
と言うとそうでもないのですが、
やはりチンプンカンプンな人も多かったみたいですね。
と言うことで簡単に背景説明を。

なんでアメリカとドイツがイタリアで戦うの?

舞台は1944年秋くらいの北部イタリア。
アメリカなどの連合軍が南イタリアに上陸して、
北上中にドイツ軍の防衛線にぶち当たっていた頃。
ケッセルリング元帥のゴシック・ラインですね。
ゴシック・ラインとはドイツ軍の防衛線の名前です。

アメリカ軍に黒人が居ても普通じゃないの?

第2次世界大戦当時はまだ黒人は差別されていて、
「奴らに銃を持たすなんてトンデモナイ」。という中で、
特別に作られた戦闘部隊ということで、
作戦指揮は白人将校がとっていました。
エレノア大統領夫人のくだりは噂話です。

イタリアってドイツの同盟国じゃないの?

次にイタリア人。同じ村にファシストの党員がいたり、
ドイツに反抗するパルチザンがいる。
でも村民みんながドイツ軍に反抗的で、
同郷の仲間をドイツ兵に売ったりしない。
主義主張より、にっくきドイツ兵ですかね。

ドイツ兵はほとんどみんな残酷ですね?

戦争中ですから・・・という以外に、
アメリカ軍と戦う背後をパルチザンに荒らされ、
パルチザン=ゲリラ兵でして無茶苦茶なんです。
ドイツ兵に対して残酷なんです。
だから兵士1人殺されたら10倍返しという話に。

ドイツ親衛隊は出て来ませんか?

「セントアンナの虐殺」シーンでは何故か?
武装親衛隊の士官が国防軍の兵士に命じて、
村人を殺していましたが、そんな組合せないない。
リー監督、そこはオカシイ。
実際は武装親衛隊・第16装甲擲弾兵師団ですね。

以上、長くなったのでこの辺で。あ、感想は・・・。

ヒューゴの不思議な発明

2012年03月12日 | 海外映画 評価4
公開中 マーティン・スコセッシ監督
    出演 エイサ・バターフィールド、
    クロエ・グレース・モレッツ、ベン・キングズレー、
    ヘレン・マックロリー、ジュード・ロウ 他

新評価 4.0

予告CMだけを見て勝手にファンタジー映画と思って、
子供と見に行ったのですが、全く違っていました。
子供2人がほぼ主人公のような形ですが、
機械人形を修理したら財宝への地図を描くとかもなく、
それにヒューゴはなんにも発明してない・・・。

これは巨匠スコセッシ監督の映画への愛に満ちた映画、
児童書が原作でも子供が楽しむような映画ではなくて、
大人の世界の厳しさ寂しさを伝える物語で、
巨匠の個人的なメッセージ映画です。
そう「ニューシネマパラダイス」を見るような気分。

鉄道警察のサシャ・バロン・コーエンって、
「ボラッド」の人だ・・・。
主役の男の子は「縞模様のパジャマの少年」か。
ヒロインは「キック・アス」の娘なんだ。

戦火の馬

2012年03月11日 | 海外映画 評価4
公開中 スティーヴン・スピルバーグ監督
    出演 ジェレミー・アーヴァイン、エミリー・ワトソン、
    デヴィッド・シューリス 他

新評価 4.0

暖かくなってきたので運動をしたいのですが、
なぜかここ数日おなかの調子が・・・。
なのでインドアに過ごすべく映画館に。
そう言えば2月は何も見に行かなかった。

そんな前日に友人からメールが来まして、
とあるコンテストの映像を眺めていたのですが、
なんだかつまらない風景ばかりと思ったり、
なので今回は特にカメラ割りを気にして鑑賞です。

そういえばジオラマ作っていたころは、
映画を見てはカメラ割りを気にしていましたが、
そのころからスピルバーグはお気に入り。
今回も引きの絵が美しく感動的です。

ジョン・フォード風と言えなくもないですが、
空間の広がり方や、人のおさまり方がよく、
ラストの夕陽の逆光の中での人の配置も素晴らしい。
だけどこのカットも風と共に見た気が・・・。

ところでこの映画、英仏独の人たちが出てきますが、
イギリス貴族も平民も同じ言葉に聞こえたのは別として、
どの国の人もなぜか喋るのは英語。
途中で英兵が独兵に「君の英語上手いね」って!?。

でもセリフ的には英国特有の言い回しが面白い。
父親の勲章を目の前に母親が「私のじゃないわよ」、
馬と別れを惜しむ少年に「犬じゃないんだぞ」、
妻が夫に「憎しみは増えても愛は減らない」なんて。

そういう言い回し結構好きなんですが、
余裕のないおっさんに言ったりすると、
結構、面倒くさい反応が返ってくるので、
これは日本では馴染めないのかな~。

まぁとにかく出てくる登場人物がみんな馬好き。
“馬おたく”と言ってもいいような人たちに囲まれ、
奇跡の馬は4年の戦争を生き延びるのですが、
ご都合的でもハッピーエンドな物語は大好きです。

そうそう菱形戦車おたくもぜひ見るべし。
良くできたマーク4戦車?が出てきますよ。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2011年12月20日 | 海外映画 評価4
公開中 ブラッド・バード監督
    出演 トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、
    サイモン・ペッグ、ポーラ・パットン、
    ミカエル・ニクヴィスト 他

新評価 4.0

このシリーズは全く見たことがありません。
どうも、この手の大型シリーズ作は興味がなくて。
でも今回はなぜか興味がわいてきて、
日本を応援してくれるトムさんに返礼ですかね。

一切、予習なしの飛び込み鑑賞です。
前作とのつながりがやはり有るようでしたが、
そんなことは関係なしにほぼ全編に渡って、
手に汗を握る展開。

アクションはやはり今時のハリウッド映画で、
激しい銃撃戦、大爆発、カーチェイス満載ですが、
機密コードとダイヤの交換シーンなんて、
昔の「スパイ大作戦」を彷彿とさせてニヤリでした。

おっと敵のボス、ヘンドリクス教授は今見ている、
「ミレニアム」のジャーナリスト・ミカエルじゃないですか。
トムがつけているサングラスもいいな、
オークリーのWIND JACKETかな?


ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

2011年12月18日 | 海外映画 評価4
2009年 ニールス・アルデン・オプレヴ監督
    出演 ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、
    スヴェン=ベルティル・タウベ 他
『40年前に16歳の少女が失踪した事件の個人的な再捜査を、
 大富豪から頼まれた失職中のジャーナリストのミカエル。
 最初は金銭的な理由で依頼を引き受けたが、
 事件の真相を調べるうちに事件の闇に引き込まれていく。』

新評価 4.0

大ベストセラーの小説の映画化。
いかにも北欧的な陰鬱な雰囲気の中で事件の犯人が、
実は大富豪一族の誰かだという謎解きは、
なんとなく金田一探偵の世界の様でもあり。

そこに探偵の助手として現れたパンク・ルックの女性。
彼女(リスベット)の持つ壮絶なバックストーリーが、
この映画のもう一つの芯となるわけですが、
彼女はかわいそうだが強い。

暴力や殺人やレイプのシーンも多くて、
あまり面白いとお勧めできる映画ではないですが、
悪を許さない、悪は滅ぼされるという観点では、
とてもすっきりする映画。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

2011年10月14日 | 海外映画 評価4
公開中 ジョー・ジョンストン監督
    クリス・エヴァンス主演
    出演 トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、
    ヘイリー・アトウェル 他

新評価 4.0

第2次世界大戦中のアメリカはニューヨークでのこと。
正義を信じる青年は亡き父のように戦地に行きたかったが、
貧弱なもやしっ子のために徴兵検査に何度も落ちていた。
しかし彼の信念を見込んだ亡命科学者によって、
科学の力で人体改造を施されムキムキマッチョに。

ここまでで結構な時間が費やされたのですが我慢。

その人体改造中にナチスのスパイが紛れ込んでいて、
実験室は爆破され科学者はスパイに殺されてしまう。
後ろ盾を失った超青年は戦時国債募集のための、
ヒーローとなってアメリカ国中を回ることに。
「父親たちの星条旗」みたいなドラマになってきました。

また結構な時間を使っているけど・・・。

いったいいつになったらアメリカ大尉氏は活躍するのかと?
心配になっていたら、ようやくイタリアまで戦地慰問に出かけ、
そこで幼馴染が敵の捕虜になっていることを知り、
単身救出に出かけ泥臭い活躍で成功するのですが、
すでに時間を使い過ぎたせいか、あとはダイジェストな活躍に。

う~ん、アメリカ大尉氏の人物紹介の映画でしたか。

そして敵役はヒトラーのナチスかと思いきや、
ナチスの一機関のオカルト科学機関ヒドラ。
ボスはすかっかり悪役でデジャブ感のウィーヴィング氏。
いや途中ですっかり顔が無くなっていましたね。
しかし敵はこうであらねばと言う見本のようでした。

うん、ゴレンジャーの黒十字軍みたいだった。

物語で1942年のヒドラのノルウェイ攻撃があるのですが、
1940年からノルウェイはナチスの占領下なんだけど、
“ナチス(ヒドラ)による攻撃”なんてセリフや
その当時の戦時ニュース映像にファイヤフライ戦車や、
バルジ戦の映像が出るなんて時代考証が緩かったですね。

日本だけが考証が緩いんじゃないんだ。

なんだか大味だったけど、まぁ気楽に見れたから良いかと、
いつものようにエンドロール終わりまで居たら。
エンドロール後に次回の予告が。
マーベル・コミックのヒーロー大集合「アベンジャーズ」。
来夏公開予定!!本当に壮大な予告編でした。

ちなみに今回も2Dで鑑賞。充分でしたよ。

バニラ・スカイ

2011年09月25日 | 海外映画 評価4
2001年 キャメロン・クロウ監督
    トム・クルーズ主演
    出演 ペネロペ・クルス、 キャメロン・ディアス 、
    ジェイソン・リー、カート・ラッセル 他
『事故で亡くなった両親から莫大な遺産とハンサムな顔、
 そして出版帝国を引き継いだ若き青年。
 金と権力で奔放な生活を繰り広げる青年だったが、
 元彼女の自殺に巻き込まれ怪我のため無惨な顔に。』

新評価 4.0

決して好感を持てるような主人公ではないのですが、
顔を失ってからの焦燥感や、元彼女に対する罪悪感、
会社を奪おうとしている重役たちへの対抗心。
その全てに何故か共感してしまいました。
あとは今が夢か現実か分からない世界でフラフラ。

フラフラと言えばキャメロン・ディアスも光っていました。
もともと美人なのですが本作では格別に見え、
主人公にフラれて頭が変になる役がはまって妙に切ない。
ところで「一晩に4回」と言うセリフが何回か有ったが、
3回までは普通で、4回は特別の意味が分からなかった。

でもね主人公は顔がダメになっても金と権力は健在なわけで、
そう何もかも悲観することもないのに。
にも関わらず自分がすべてをコントロール出来る、
そんな世界に逃げ込みながらも、
逃げ切れずに、もう一度現実に立ち向かう。

今度の立ち向かう現実には金も権力もないのに・・・。
かわいいペネロペ・クルスも。