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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

ラッシュ/プライドと友情

2014年02月18日 | 海外映画 評価4
公開中 ロン・ハワード監督
    出演 クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、
    オリヴィア・ワイルド 他

新評価 4.0

一時F1ファンを自認している時期がありました。
時期的にはセナが亡くなって位から、
ウェバーがワールドチャンプになる位までかな。
週末になるとフリー走行から深夜・早朝の本戦まで、
衛星放送に噛り付いてました。

そんな自分でもニキ・ラウダは知っていても、
ジェームス・ハントは名前を聞いたことがあるな・・・
ってくらい昔の1976年の物語です。
雨の富士スピードウェイってこの年なのか。
昔は鈴鹿じゃなかったのか。

この天才同士のライバルでも熱血漢と冷静さの対決です。
熱血漢のジェームス・ハント憧れますね、
いい女をとっかえひっかえ出来て。(笑)
でも自分はニキ・ラウダ寄りですね、
イタリアで一般車を運転する理屈なんて特に。

ま、そんな小うるさい自分が見ても、
いいやんと素直に言える本作。
早速F1ファンの先輩にお勧めと言ったところ、
「わしでもジェームス・ハントは知らん」だそうです。
28年前の、レースで簡単に死んじゃう時代の物語です。

マチェーテ

2013年10月16日 | 海外映画 評価4
2010年 イーサン・マニキス 、ロバート・ロドリゲス監督
    出演 ダニー・トレホ、ジェシカ・アルバ、
    ロバート・デ・ニーロ、スティーヴン・セガール、
    ミシェル・ロドリゲス 他
『メキシコのある刑事が麻薬王を逮捕しようとするが、
 罠にはめられ妻子を殺されてしまう。
 数年後、テキサスに潜む元刑事が仕事に誘われる。
 それは移民反対派の上院議員暗殺であり・・・』

新評価 4.0

編集中


BIUTIFUL ビューティフル

2013年09月05日 | 海外映画 評価4
2010年 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
    出演 ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、
    エドゥアルド・フェルナンデス 他
『スペイン・バルセロナで密入国者の面倒を見ることで、
 生きる男が不治の病の宣告を受けてしまう。
 彼にはまだ幼い子供2人と、
 離婚はしたものの愛する元妻が居て、
 死ぬまでにやっておくべきことが沢山あった。』

新評価 4.0

ハビエル・バルデムが好きなので鑑賞。
彼は裏社会の人間であったが、根っからの悪人ではなく、
どちらかというと善人。生きるために仕方なく、
悪の社会に足を踏み入れたタイプの人間。

セネガルや中国からの密入国者にも人として接し、
自分が亡き後のための算段をいろいろとするが、
不器用ゆえにだれも救えない。
イニャリトゥ監督、こんな話ってつらいよ。

親切に接したセネガルの夫人にも持ち逃げされ、
自分の子供達を宅せる人もなく、
この世を去らねばならない切なさ。
あの世で親父に会っても救いにはならないよ。

スペイン映画は辛いです。

パシフィック・リム

2013年08月12日 | 海外映画 評価4
公開中 ギレルモ・デル・トロ監督
    出演 チャーリー・ハナム、菊地凛子、ロン・パールマン 他

新評価 4.0

お盆休みもなく忙しい毎日ですが、子供と行ってきました。
監督で気になっていましたが、テーマ的にアカンやろうな。
と思いつつも夏休みだし、張り込んでIMAX 3Dで鑑賞。
トランス何とかみたいだし、そんな値打ちあるんかな・・・。

前情報なしで見に行ったのですが、いやいや面白かった。
息もつかせない展開に、芸の細かい映像、
訳のわけらない怪獣に攻めてこられる世界観と、
何よりパイロット2人でロボットを操縦する設定の良さ。

次がパンチだ、ジャンプだ言い技を繰り出すのが分かりよく
見てる側も一体感を持ってみることが出来て、
その技が効いているのかハラハラしながら見てしまう、
夏休み映画としては最高です。

まぁ突っ込みどころはありますよ、○○みたいとかね。
核爆発の威力なめてるやろうとかね。
後で知ったのですが、監督は日本の怪獣映画が好きで、
自分も怪獣映画作りたかったそうです。

ならば、これでいいじゃないですか。
IMAX 3Dを十分に活かした映画だったしね。

芦田愛菜ちゃん、泣きの演技で頑張ってたな。

キック・アス

2013年03月13日 | 海外映画 評価4
2010年 マシュー・ヴォーン監督
    出演 アーロン・ジョンソン、
    クリストファー・ミンツ=プラッセ、
    マーク・ストロング、ニコラス・ケイジ 他
『スーパーヒーローにあこがれるオタクの高校生デイヴは、
 インターネットで買ったヒーロースーツで街にでるが、
 あっという間に暴漢にやられて重傷を負ってしまう。
 結果的に痛覚の一部を失った彼は退院後再び・・・。』

新評価 4.0

まったく内容を勘違いしていました。
この映画は腹を抱えて笑うコメディではなく、
限りなくブラックコメディなんですね。
でもそれもどことなく曖昧な・・・。

前半までは、ちょっと抜けた主人公が、
どう見てもイケてないヒーロースーツというか、
タイツを着て警棒2本を持って街に出て、
チンピラにケンカを売る。
ここまでは痛い笑えるコメディだったのです。

しかし、コテンパンに叩きのめされ刺され、
あげくに車にひき逃げされて、
次にニコラス・ケイジが少女いや幼女を、
ハンドガンで打ち倒すあたりから、
様子が変わってきます。いや主役さえも。

後半はギャングに無実の罪をきせられ、
刑務所に入れられ、妻が自殺してしまった、
かわいそうな親子の復讐劇に変わっています。
法による正義が機能しない町で、
力による正義の回復を目指すブラックヒーロー。

さしずめタランティーノばりの殺人シーンに、
キュートな小学生?の少女が暗殺者だから、
映像的には過激なんですが、
さしずめアメリカの某協会の言う、
銃による正義の維持とはこう言うことかと。

コメディなのか皮肉なのかよく分からない。
ま、続編があると言うので、そちらに期待。

ゼロ・ダーク・サーティ

2013年02月18日 | 海外映画 評価4
公開中 キャスリン・ビグロー監督
    出演 ジェシカ・チャステイン、
    ジェイソン・クラーク、
    ジョエル・エドガートン 他

新評価 4.0

太平洋戦争中に、アメリカへの直接攻撃を立案した、
山本五十六連合艦隊司令長官が、
前線視察に出ることを無線傍受で知ったアメリカは、
真珠湾の復讐のため、その移動中を狙って、
長距離戦闘機を送り込み攻撃し、その命を奪った。

昔からアメリカはそういう国なんです。
9.11の首謀者が分かっているなら、
復讐のために命を狙わずにいられない。
国民からしたら頼りになる国じゃないですか。
あ、ここでは9.11陰謀説は無視ね。

という訳で国家の威信と復讐のために、
優秀な人材と時間とお金をかけて遂行された、
作戦の顛末を描いたこの映画。
事の推移は文章で読んだことがあるのですが、
映像で見るとまた別物。分析官は若いんだ。

ことの善悪を問いかけるような映画ではなく、
割とドラマ仕立てに事実をつなげています。
自分の肉親縁者友人知人を殺した張本人が、
法の裁きも受けずに安全なところに潜んで、
今度は自分や仲間の命を狙っている。

この思ってみると、復讐劇もけっこう面白い。
標的への情報を求めて時間を費やす。
特にイスラマバードで連絡員を探して、
携帯の電波を頼りに街中走り回る。
刑事もののドラマの様でしたね。

戦闘シーンはもう知っているだけに、
目新しさはないですが、
ステルス・ブラックホークは初めて見ました。
あれ本当の姿なのかな。
まぁ、シールズは強いですわ。

裏切りのサーカス

2013年02月06日 | 海外映画 評価4
2011年 トーマス・アルフレッドソン監督
    出演 ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、
    トム・ハーディ 他
『東西冷戦下に英国諜報部「サーカス」に潜り込んだ
 二重スパイを見つけ出すために、
 引退したスパイに極秘裏に指令が下る。
 膨大な記録や関係者の証言を基に容疑者を洗い出す。』

新評価 4.0

ツタヤで何か1本借りるために歩き回って見つけたのが、
ジョン・ル・カレ原作のスパイもの。
こんなタイトルの小説は知らないけれど、
ゲイリー・オールドマン主演だしと見たら、
「テンカー・テイラー・ソルジャースパイ」ですか。

と言うわけで幾分テンション上げ目で見たのですが、
さすがは英国スパイもの。渋い渋すぎる。
なおかつ頭をフル回転しないと展開がわからない。
充分にル・カレの世界を堪能しました。
007もいいけどたまには大人のスパイものもね。

ホビット 思いがけない冒険

2012年12月24日 | 海外映画 評価4
公開中 ピーター・ジャクソン監督
    出演 イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、
    リチャード・アーミティッジ 他

新評価 4.0

上映時間3時間近い、この映画を見てきました。
監督は安心のピーター・ジャクソン監督。
当初は違う監督の予定だったみたいですが元鞘に、
LORと同じ監督が撮ったので世界観が同じです。

LORの60年前の話しらしいのですが、
技術革新や登場人物が年をとる世界ではないので、
あれの前とかあれの後とか関係なく、
純粋にファンタジーの世界を楽しんできました。

今回も通常上映で見たのですが映像が緻密で、
この映画IMAX3Dで見たのならば、
さぞかし凄いのであろうというシーンも多く、
時間とお金があれば試してみたいところです。

と言うわけで3部作の第1作目。
とても人間臭い物語で満足しました。
だいたい悪い奴らが醜いので、
やっつけても精神衛生的に気持ち良いです。

次回作を待ちましょう。

人生の特等席

2012年12月05日 | 海外映画 評価4
公開中 ロバート・ロレンツ監督
    出演 クリント・イーストウッド、
    エイミー・アダムス、
    ジャスティン・ティンバーレイク 他

新評価 4.0

メジャーリーグの定年が近いスカウトマンと、
その娘で33歳独身の弁護士。
母親が早々に亡くなってから、
ぎくしゃくした関係であった2人が
心の距離を埋めていくストーリー。

なぜ娘がそこまで父親に優しいのか、
父親の同僚がなぜ娘と親しいのか、
なんて疑問があったり、
スカウトされる選手もそうですが、
優勝チームのレベルが低いとか・・・。

まぁそんな疑問が無くはないのですが、
人情ものとしてずるい奴や、
イケずな奴がちゃんと居たり、
アメリカンドリームがあったりと、
収まるべくして物語が収束していく。

なんとなく安心して見れました。