goo blog サービス終了のお知らせ 

鳥取旅行記4(いいえ、倉吉行きですの巻)

2008-06-15 | travel
翌朝は好天気。元気に仕事先に出かける。場所は鳥取大学。市内から少し離れているので、鳥取駅でJR山陰本線に乗る。
2駅か3駅目が鳥取大学前駅。そこで降りる。改札を出ると、大学は歩いてすぐ。そこで一日まじめに「勤務」、夕方5時過ぎにお開き。
懇親会が6時半頃から市内であるとのことなので、市内に戻るために駅で列車を待っていると、すぐやってきたので、学生たちだったろうか大勢のひとたちと一緒にそれに乗る。
座れたのでしばらく考え事をしていたら、朝見なかったような日本海の夕暮れの景色。おもわず、これはいい、などとしばらく見とれていたが、ふとわれにかえり、列車に乗っている時間が長すぎることに気づく。5分程度で鳥取駅に着くはずではなかったか、長すぎる。おもわず隣に座っていた女性に「この列車は鳥取行きですね?」と尋ねる。かえってきたのが「いいえ、倉吉行きです」。間違えた!あわてて次の駅で下車。(続く)

鳥取旅行記5(貝がら節の巻)

2008-06-14 | travel
降りたのが浜村という駅。
おきてしまったことは仕方がないと観念して、連絡橋をわたり反対側のプラットフォームで待つことに。
長椅子にこしかけてあたりを見回すと、あっという間に駅から人影が消える。どうやら無人駅のようだ。
そばの看板を眺めると、近くに浜村温泉というところがあり、「貝がら節」で有名とのこと。浜で海の女性たちが踊っている絵が見える。
いつか機会があったら、泊まってもいいかな、などと思う。

列車を待つのだが、なかなかやってこない。駅には私ひとり。そういう状態が30分以上続いただろうか、もう列車はやってこないのでは?などと思いはじめたら、駅の構内に年配の方々が数人、ばらばらと姿をあらわす。連絡橋を渡る人もいたが、何人かは直接線路を横切り、こちらのプラットフォームに。かなり不安になったが、ということは列車がそろそろやってくるということだ、と安心もした(プラットフォームに時刻表はなかった)。
待つこと数分、ついに列車が来た。しかし、同時に逆方向からも列車がやってきて、駅で交差。
年配の女性方とともに目の前の列車に乗り込む。念のため、一緒に乗り込んだ女性のひとりに「この列車は鳥取行きですね?」と尋ねたところ、「いいえ、米子行きです」。逆だ!あわてて飛び降り、反対方向の列車に乗ろうとしたところ、無情にもそちらも動き出したところ。

再び、ひとり浜村駅に取りのこされる。(続く)

鳥取旅行記6(足湯の巻)

2008-06-13 | travel
仕方ないので、連絡橋を渡り、駅の構内に行き、時刻表を確認する。
次の列車まで30分以上あるようだ。万事休す。懇親会には間に合わない。じたばたしても仕方がないと、駅の外にでる。
そこにあったのが、貝がら節と温泉をイメージしたと思われる可愛い銅像、足湯。しばらくそのあたりでぶらぶらする。(続く)

鳥取旅行記7(漁火の巻)

2008-06-12 | travel
待つこと数十分、さっきとは別のホームに列車到着。
やれやれこれで鳥取市内に戻れる、と一安心。逆の方向にかなり来てしまったから、鳥取駅に戻るまでかなり時間がかかることを覚悟。
座席に座っていると、日本海がときどき見えてくる。もう夕暮れ時で、日本海の夕日が美しい。漁火も。
手違いはあったが、これはこれでまたよし。手違いのおかげで日本海の夕日に出会えたのだ。合掌。

そうこうしているうちに、大分時間がたったことに気づいた。
もう30分以上乗っている、しかし、鳥取駅に近づいている雰囲気が全然ない、もし正しく戻っているのなら、海の景色も2度目であるはずだ。しかし、どうもはじめて見る景色のような気がする・・・。心配になって、少し離れたところに座っていた女性に「この列車は鳥取行きですね」と尋ねてみたところ、「いいえ、倉吉行きです」。思わず絶句、あわてて次の駅で降りる。

列車がしばらく停車していたので、ホームに降りてきた運転手さんに、鳥取行きの列車を尋ね、反対側のホームで待っていればいいのですね、と尋ねたところ、何か急いでいるようすで、「そうとはかぎりません、とにかく駅の構内の時刻表でホームを確認してください」。(続く)

鳥取旅行記8(東郷湖の夕焼けの巻)

2008-06-11 | travel
「そうとはかぎりません」という返事にとまどいながらも、駅の構内に入り、時刻表とホームを確認。
どうやらこれで鳥取市内に戻れそうだが、列車が来るまでかなり時間がある。どうしようかと思い、外を見ると、50m先あたりに湖もしくは海のような景色。
写真でも撮ってこようかという気になり、駅を出る。看板を見ると「東郷湖」とのこと。夕焼けの湖の写真を数枚とる。
駅に戻るとまもなく列車がホームに。今度こそ(たぶん)正真正銘の鳥取行き。日は暮れて道なお遠し。予定していた懇親会参加はもう無理。日本海の最後の夕焼けを眺めながら鳥取市内に向かう。(続く)

鳥取旅行記9

2008-06-08 | travel
翌朝、再度大学にでかける。駅でばったり友人(先輩)に出会う。昨日の出来事を話したところ、さすが宇宙物理学者「それは単線だから」と一発解答。目の前に来た列車にそのまま乗ったのが間違いのもと。それをやり過ごすべきだった。不敏な私はよく分からなかったが、一緒に列車に乗り、昨日と同じ鳥取大学前駅で降り、橋から下の駅を見て、事態を覚った。ホームは一つだったのだ。私はなぜか、すべての駅にホームは少なくとも2つあると思いこんでいたのだ。

さてはハクトが怒っていたのかと思い、おみやげに銘菓「因幡の白兎」をもとめたのは言うまでもない。(了)

何の因果で

2008-06-06 | travel
貝がら節

何の因果で 貝殻こぎなろうた
カワイヤノー カワイヤノー
色は黒うなる 身はやせる
ヤサホー エイヤー ホーエヤエーエ
ヨイヤサノサッサ
ヤンサノエーエ ヨイヤサノサッサ

浜村沖から 貝殻が招く
かヽあよ 飯炊け 出にゃならぬ

戻る船路にゃ ろ櫂がいさむ
いとし妻子が 待つほどに

押せよ押せ押せ 港が見える
押せば港が近くなる

名歌。毎年8月第一土曜日に「貝がら節祭り」が行われるとのこと。
行きたしとおもえど、鳥取とおし。

桃源郷一歩手前

2008-03-29 | travel
3月もそろそろ終わり。
残念ながら野茂、オープン戦最後の段階で足の付け根の故障。救援用によい投球を続けていたのだから、あるところでOKを出し、その後は調整させてくれてもよかったのに、と言いたくなるが・・まあ仕方ない。開幕時にメジャーにいるかどうかはさほど重要ではない。
今日は春の陽気に誘われて、帰省先から山梨にドライブ。関越と中央道を結ぶ圏央道が完成したので、ちょっとでかけてみるかという気に。帰省先最寄のインターから中央道談合坂SAまでほぼ1時間。山梨、信州が大分近くなった。
ガイドブックにしたがって、甲府盆地を右に見ながらかなり先まで行き、そこで高速を降り、昇仙峡へ。
甲府市内で道を間違え、武田神社の前を通る。表参道(?)は桜が満開。
昇仙峡はまだ時期が早い感じ。一方通行を先まで行き、そこで名物「ほうとう」を食べるつもりが、途中で通行止めとのことだったので、「グリーンライン」を戻る。20年以上前、一度来ているのだが、記憶が戻らない。入り口で見た馬車に見覚えがあっただけ。
帰宅後、山梨の名勝・昇仙峡で山火事 観光地まで500メートル動画付き記事(03/29)という記事を読んでびっくり。われわれが通過した数十分後に山火事があったようだ。
その後は途中レストランでほうとうをいただいた後、一路、一宮町の桃の里をめざす。途中何度か道に迷い、挫折しかけたが、最後めざす市営温泉に到着、入浴。露天風呂あり。
残念ながら、桃の開花は1,2週間先とのこと(4月1日から15日までが桃の週間)。陽気に誘われて、桃も桜と一緒に開花する気になるのでは、と期待したのだが。
中央高速から甲府盆地が一望できたのはよかった。冠雪残る南アルプスが雄大かつあざやかだった。昇仙峡から下山する途中、これまた雄大な富士山が望めた。
甲府は自然に恵まれている。桃の里は甲府盆地の南側斜面にあり、来週あたりさぞや桃源郷だろう。
今回のドライブで、帰省先から信州が近いことがわかった。相当のところまで日帰り可能。ひまをみて、いろいろ遊んでみよう。

憎や恋しや塩屋の岬

2006-05-26 | travel

先日出張で、雨の中陸前浜街道を北上した。陸前浜街道は「江戸から水戸・平を経て陸前の岩沼に至る海岸沿いの街道」をいい、現在の国道6号線にほぼ相当する。写真は途中で寄った塩屋崎灯台。映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった灯台として知られる。美空ひばり「みだれ髪」歌碑、遺影碑あり。ここを訪れるのはほぼ10年ぶり。遺影碑の前に立つと「みだれ髪」が流れてくる。名曲だ。