10月28日~11月9日開催中の吉田桂二先生の個展に行ってきました。
今年のテーマはチェコ・プラハ+南ボヘミアの3つの町、
和紙に墨で線をひき、水彩絵の具で着色された絵について
会場にいらした吉田先生に、着色技法について少しお聞きすることが出来ました。
ところで、今年の個展案内の絵はがきは、例年と少し感じが違いました。
チェコの建築壁面に施された、立体画だまし彫り?のスケッチ。
平面な外壁に薄くモルタル、しっくいを塗り、僅かに削って
さらに影の部分を着色して、凹凸感を出しているそう。
日本の建物と違って、窓が小さく、外壁面が多いため、
色々な装飾技法が生み出されては、流行ったりしたのでしょうか。
壁が大きなカンバスとしたら、建築美というより装飾美と言うべきか・・
などと理屈っぽいことは会場では考えませんでしたが(笑)
チェコの建物は、歴史が古くて町並みも綺麗ですね。
(東京も戦前はとても美しい町並みだったようです・・残念)
一方で、プラハには「ダンシング・ハウス」なる現代建築もあり、
昨年プラハを旅行した友人に写真を見せてもらいましたが、
隣同士のビルがお互いに抱き合いながら踊っているようなデザインです。
冷戦が終わったあとの自由の踊りを建築で表現?でしょうか。