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出石の町並み

2010-12-24 11:15:48 | 日々の建築ウォッチング
先週末、法事で大阪へ行ったついでに、兵庫県を周遊しました。

豊岡から全丹バスに揺られて30分、出石(いずし)に到着しました。



辰鼓楼(しんころう)は、明治期に建てられた時計台で、
町のシンボルとなっています。

出石は城下町のため、武家屋敷、家老屋敷、商人屋敷が揃い、
また、明治期には、上記の辰鼓楼や、芝居小屋の永楽館が建てられるなど、見どころが沢山あります。



こちらは、家老屋敷の二階部屋からの風景写真。
江戸の当時は隠し階段で登る、有事の隠れ部屋だったとのこと。
今は裏に商店が並ぶ賑やかな場所ですが(事実まる見えです)、
当時は周りに蔵でも建っていて見えなかったのでしょうか。
ちなみに、表からは平屋に見える建物で、
登り屋根の裏側に、隠し部屋がある構造です。

今度は、商家を散策していると、
荒壁の酒蔵が目に入りました。


以前は、この壁には漆喰が塗られていたのでしょう。
今は漆喰等の上塗りが剥がれ落ち、荒壁の下地がそのまま見えています。
所々、竹古舞の下地も見えました。
荒壁は、見ても味わい深いですが、土がはがれ落ちると壁の耐力が失われるので、
ちょっと心配です・・

こちらの酒造では、地酒を試飲して購入してきました。


最後に、昼食の出石そばをご紹介。5皿で一人前です。


そばつゆに生卵&とろろを投入して、そばをからめて食します。
最初は遠慮していたのですが、美味しい、との声に背中を押されて試したところ、
これが結構いけました。





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