goo

川村記念美術館

2009-04-30 18:32:36 | 日々のアート鑑賞
いつも感性豊かな内容で楽しませてくださる
アーティストのn2さんのブログを読んで、
昨日、千葉県佐倉市の川村記念美術館へ
「マーク・ロスコ 瞑想する絵画展」に行ってきました。


時間の都合により、朝一番で駆けつけましたが、
この時間ならまだ空いているかな?と思いきや、沢山の人が続々と来園。

美術館の人気の高さに驚きました。


しかし意外なことに、美術館には入らず、園内を散策し始める人が殆ど。

確かに、木立を抜けるアプローチや
広々とした芝生広場に池もあって、気持ち良いのです。

草花の写真を撮ったり、バードウォッチングをしたり、のんびりしたり・・

「こんな楽しみ方もあったんだなぁ」と
今回少ない時間で来てしまったことを悔やみます。





早速美術館の中へ。
常設コレクションも素敵でした。

印象派、抽象絵画、現代アートの蒼々たる画家の作品や、
横山大観の「輝く日本」などの日本画で一息つけるバッファもあり
絶妙なバランスです。

特にバーネット・ニューマンの「アンナの光」という作品は
不思議な空気に圧倒されました。
ただの赤い壁にしか見えないようで、実はそうではないのです。

“同じように、壁に赤いペインティングをして再現できるかな・・??”

そんなことを思いながら、ジッと見ているうちに、
赤い絵の中に、吸い込まれそうになりました。
時間が無いと分かっていても、しばらく立ち止まりたくなる絵です。

※「アンナの光」は川村記念美術館のwebトップページにでていますので、
 よかったら見てくださいね。


それにしても、この絵が設置されている「ニューマンホール」は
空間の取り方が素晴らしいと思います。
建築が絵の邪魔をせず、むしろ引き立てる名脇役として機能しているところに
感動しました。


話が、ロスコ展にたどり着くまで長くなってしまいました。
ロスコ展の感想は次につなげます・・(謝)


goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )