鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

脱炭素、SDGs すべて嘘臭いなあ

2022年09月22日 | 兎糞録

 脱炭素、SDGs、地球にやさしい、環境にやさしい、何かが違うような気がしますなあ。再生エネルギーにいたってはなおさら。労働力不足を外国人で、などというのも亡国の始まりではないかと思っていたのですが。 それとはずれていますけどレジ袋有料化、何か良くなりましたか。

 暗殺された元首相を貶めて騒ぐのは人としての品性に問題はないのでしょうか。最近国を外国に売りたい政治家がいっぱい。国を売るのは最高の犯罪のはずですよね。

 この著者の本を日本語のためにと思って読んでいたのですが、この鈴木孝夫さんの本を読んでいたら、なるほどなあ、の思いが。

 長いですけどちょっとだけ引用させていただきます。(こういうのは著作権侵害とは言わないでしょう。)


 その上さらに困ったことは、いま日本には自分の国の悪口を国内どころか、外国に向かってまで言いふらす非常識な不心得者が、政治家、報道関係者、大学教授などのいわゆる進歩的文化人 や有識者の間にかなりいるということです。この人々は知ってか知らずか、日本の素晴らしさに は目をつぶり、何とか日本を情けないめちやめちやな国にしょうと、日夜いろいろと画策努力を しているのです。 これらの人間は大きく言って二つのグループに分けられます。 一つはいまだに西洋至上主義の呪縛から解放されていない人々です。日本を見る眼が欧米社会 のあり方や価値観を基準としているために、日本が欧米と違う点すべてを、日本の遅れ、前近代 性の残滓と思い込み、日本のさらなる欧米化を図ろうとしている人々です。このょうな日本を非 日本化することが、日本ひいては世界のためになると真面目に信じている人々は、自分たちを欧 米の人間が支援応援するのは、彼ら欧米人の役に立つ間だけだということが分かっていません。 用が済んで要らなくなれば、歴史上何度繰り返されたか分からない、「狡兎死して走狗煮らる」すばしっこいウサギを狩るのに役立った 犬は、ウサギがいなくなれば煮て食われてしまうの悲劇が、彼らを待っていることに気付かないのです。

 もう一つのグループは、一時左翼思想にかぶれ、ソ連を盟主と仰ぐ共産主義日本を築くことを 夢見たのに、頼みとする親方ソ連の崩壊とともに、進むべき目標も心の拠り所も失った人々です。 これらの人々の多くは、自分が信じた大義に潔く殉じるほどの純粋さも勇気もありません。それ どころか、思想信条の自由を建前とする大学や報道機関、そして公的機関などに上手にもぐりこ み、世界の実情も日本の本当の姿も知らない学生や一般大衆に偏った考ぇを吹き込んでいるので す。庶民はすべて「善」であり、冷酷非情な権力すなわち「悪」にょって虐げられ搾取されてい るといった、単純な階級的対立思考の狭い枠組みの中に国民を取り込んでいます。そしてはっき りした新しいヴィジョンもないのに、とにかく既成の秩序を破壊し社会を混乱させょぅと、むな しい鬱憤晴らしを続けている困った人々です。 


 最近書かれた本のように思えるでしょう。でもこれ、大正15年生まれの著者が書いた2006年、平成18年の本。世の中このときから変わっていません。悪くなる一方ではないですか。周りを聴けば、時給社員は時給は上がったけれど労働日数が減った、正社員は、給料は上がらず仕事量は増えた、今までの資格手当、住宅手当は削減、人は辞めていく、ハローワークに求人かけても人は来ない。なぜ来ない。

 外国人労働者を受け入れるより働けない日本人を働けるようにするのが日本国の務めじゃないんでしょうか。

 この一冊を読んでいるとなるほどなあ、と思うことばかりです。


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