津軽三味線を聴くと今から42年前の山行が思い出されます。その当時はこちらに住んでいなかったので10月のある日、鳥海山荘に泊まり翌早朝湯ノ台から沢追分、横堂を経由して山頂、そして七五三掛の崩落寸前の道、御浜から大平と歩きます。誰にも会うことはありませんでした。ただ、新山山頂で七高山山頂にいた人と会話したことだけ覚えています。
写真は西物見を過ぎたあたりでしょうか、獣臭が漂っていたことも覚えています。当時はカメラもオリンパスペンというハーフサイズのカメラ。36枚撮りのフィルムで72枚写せるというものです。
夕方大平に下山し、飛び込みで大平山荘に泊まりました。予約もしていなかったのではじめは断られたのですが従業員の方が奥まで聞きに行ってくれてなんとか泊めていただきました。風呂は枯葉が浮かぶいいお湯だったことも昨日の様に覚えています。さて風呂を出てロビーを通るとそこは団体さんの宴会の真っ最中。中央には太棹の津軽三味線を弾く人が熱演中。あれは最高の風景でした。40年以上も前の景色が今も目の前に浮かびます。
高橋竹山の津軽三味線を聴いていたらまた思い出してしまいました。
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