鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

天気がいいのでちょいと散歩

2020年03月15日 | 兎糞録
 今日は日曜日で少しだけ飾ってありました。
 鮭上人の即身仏。拝観は無料です。(本当は「鮭おくり風干」というらしいです。)
 かつて煉瓦造りの洋館のあった跡です。
 兵どもが夢の跡。蔦に覆われるまま、外壁の途端は剥がれたまま、何が営業されていたのか記憶にありません。
 かつてはキャバレーかピンクサロンだったか、こういった跡がこの辺にはいっぱいあります。
 まるでトトロに出てくるような門構え。表札には阿部法律事務所とありますが、全く記憶にありません。鉄扉の前も、玄関前までも落ち葉に覆われ長らく誰も踏み入れた形跡はありません。建物は殆ど蔦に覆われています。
 連子窓のこの建物もかつては割烹として、公務員(実はわが親)は宴会によく使ったものでした。今はただ展示物として存在しています。残渣の町とでもいうべきでしょうか。
 近くのお寺です。珍しいですね、猫を抱いている石像なんて。
 その近くには毘沙門天でしょうか、持国天でしょうか、遠くを睨みつけて踏ん張っています。

 お寺と違い、神社には訪れる人もいません。写真にはありませんが、右側方には終戦直後のバラック小屋のような廃墟となったトタン張りの建物があります。
 紅梅も咲き始めました。
 白梅は紅梅に比べると勢いが弱いようです。
 これから桜の季節になると、公園は露天商の出店、人の喧騒、スピーカーから流れるうるさい音、ホコリまみれでとてもゆっくり楽しめる場所ではなくなるのでしばらくは行かないだろうなあ。
 船も港へ帰ってきました。
 自分の部屋からは鳥海山が見えないので、真正面に鳥海山が見える部屋だったらいいなあ。

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