鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

鳥海山の植物 その66 猫柳(ネコヤナギ)

2020年01月21日 | 鳥海山
猫柳 ネコヤナギ ヤナギ科 ヤナギ属

 いつだかの年の二月、湯ノ台口から登り、鳳来山を過ぎ、東物見まで行く途中でしょうか。こんなところにも猫柳が春の支度をしていました。
 穏やかそうですが、この後結構風に吹かれしっかり防寒はしていたのですが、さすがこの季節、かなり寒かったのをおぼえています。途中で雪の風防をつくりワンカップの日本酒を熱燗にして飲んだのですが飲むそばから酔いが覚めていきました。

 輪樏(わかんじき、ワカン)を履いて登ったのですが、スキーにシールを貼って登っていく人にはかないません。途中南校ヒュッテは一階部分が雪の中、二階の窓から入るのですが、吸殻が床いっぱいに捨ててありました。喫煙にそれほどうるさくなかった頃は山頂の広場もまんべんなく吸殻が捨てられており、山頂の小屋番さんがせっせと吸殻を拾っていたものでした。春なんかはスキーに来た連中が弁当の殻やら飲み物の空き缶をそのまま捨てて行ったり、山に対する敬意も畏れの無い人が結構やってくるものです。スノーモビルも地元の人たちは乗り入れ禁止区域には入らないのによそから来た連中はそんなことはお構いなしに鳥海山のなかを荒らしまわっているそうです。秋田、山形両県で罰則付きの条例をつくるか、国定公園内は許可された動力付きのもの以外立ち入り禁止にすべきでしょう。神様仏様を信じようが信じまいが、鳥海山はそこに住む人々にとっては神聖な、叉恵みを与えてくれる大事な山なのです。


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