鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

昭和の絵葉書で鳥海登山

2021年10月26日 | 鳥海山

 鳥海山登山案内もまとめるのが結構大変なので今日も寄り道。

 まずはタトウから、タトウの裏には昭和の文字が入っているので昭和の発行は間違いありません。

 発行元、発売元は書いてありません。鳥海ブルーライン、鳥海高原ラインの出来る前です。吹浦口は畠中小屋が描いてあります。白井新田からの長坂道、岩野からの二ノ滝口、蕨岡から杉澤を経由する蕨岡口、下草津からの湯ノ台口、同じく下草津から鶴間池を経由するおそらく大台野道(或は日向川沿いの道か)が書いてあります。蕨岡口は既に昔の登拝道ではなくソブ谷地経由の道になっていますし、このはがきの当時はまだソブ谷地小屋が建っていたようです。吹浦、蕨岡両大物忌神社が書いていないということはこの頃既に信仰の登山は薄れていたということです。

 

 杉沢からの風景です。

 西物見からの景色が葉書に残っているのは初めて見ました。

 西物見よりと表面に書いてあります。

 笙ヶ岳からの山頂ですが、近年まで笙ヶ岳が取り上げられることはありませんでした。最近は笙ヶ岳へ向かう人も多いようですが山はますます荒れていきます。

 吹浦口の八丁坂からの笙ヶ岳、鍋森。

 なぜかここで雪の伏拝嶽と千蛇谷。

 もちろん鳥海湖も忘れていないようです。

 二ノ滝へ寄ったら龍ヶ瀧へも

 古い絵葉書は面白いです。


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