鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

10月25日の鳥海山

2021年10月25日 | 鳥海山

 午前中快晴、今日も歯医者なので車で行けるところまで。適当に撮影しているので出来上がった写真を確認してみると、MFで撮影していたら目も老化しているのでピントを合わせたつもりが駄目だこりゃ。

 青空が広がっていたのはこの時だけ。すぐに青から灰色の空に変わりました。東北だなあ。

 10月末なのに紅葉はいまいち。イヌワシを撮影しようと特大望遠レンズを装着した人はいつもいますが撮影できたという人はいるのでしょうか。スノーモービルが頻繁に入山するようになってから営巣も確認できていないようです。

 大崩れ、名前は何というのでしょう。この下がうわさに聞くヤミチでしょうか。

 鹿俣川左岸白沢川溶岩の柱状節理、屏風岩。露頭の高さは100m。古い山と高原地図を見ると「鳥海山随一の6級岩場で、いまだに二登しか果たされていない」とありますが、今もクライミングする人はいるのでしょうか。

 湯ノ台県鉱区鉱害防止という廃止坑井事業のための何かでしょうか。

 分離槽かと思い中をのぞいてみたら底に突き出たパイプから勢いよく水が噴き出していました。

 この一帯を歩くと油臭いです。湯ノ台は今も石油が滲み出ています。湯ノ台の石油採掘に関する資料というよりも石油にまつわる集落の形成、発展に関して書いたものは今の所見ていません。例の如く橋本賢助の鳥海登山案内を見ると旧登拝道水呑の項に「徑は喬木の間を縫うてだん〲上って行く途中に湯の臺道を合せるが、向も上り何時か鳳來山の山頸をたぎる頃になると、前面に横堂の笹小屋を見る。」と湯ノ台道が出てきますが大正年間には湯ノ台道と呼ばれたものがあったようです。次回も寄り道して「湯の臺道」の事を書いてみましょう、大して中身はないですけど。

 


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