鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

天気晴朗なれども波高し

2022年03月28日 | 兎糞録

 「気の鬱したる時は外出せば少しは紛るる事もあるべしと思へどもわざと引篭りて求めて煩悶するがかへって心地よきやうにも覚ゆ。」とは二葉亭四迷の日記の一節。別に気は鬱したるものではないけれど、引篭もりでもないけれど、買い出しだけはいかないと食っていけないので出かけるのですが、天気も良いし港でも見てきましょう、ということで。

 河口の汽水域も今日は緑がかっています。遠く防波堤に襲い掛かる白波が見えています。これ、カメラを左右に向けると醜悪な風力発電の風車が写ってしまいます。風力発電で喜ぶのはそれで懐の潤う人だけ、建設業者、解体業者、リベートを貰う受託収賄のお好きな方々。

 いつも気になるこの建物、履歴も由来もわかっていますが倒壊を待つだけなんでしょうね。かつては屋上で日本海を眺めながらの宴会も行われたようです。

 なぜか民家の前に建屋の基礎とは別に手摺の支柱のようなものが、自分の子供の頃既にこんな様子で立っていました。建物とはなんの関係もないようですしこの右にもう一本たっていますがいったい何のためにあったのでしょう。


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