「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

ブッシュの戦争

2012年05月28日 | book
9・11同時多発テロ時のアメリカの政権内部の
様子が描かれている。
これを読みながら原発対応の日本政府の姿を見ていると
いろいろ思うことがある。
危機管理の意識という意味では、どんなにブッシュジュニアを
あほだと、ネオコンだなんだと批判したとしても、
ああやはり平和ボケしている国とは違うわ、と。

ただしウッドワード記者はその後のアフガン戦争と
レームダッグになったブッシュ政権の本をまた別に
出しているで、そちらではこの危機管理がそれなりに
できたはずの政権がボロボロになっていく様が描かれて。。。

が、ともかくとして目の前に飛行機が突っ込んでくる状況で
閣僚がどういう心中でいたか、どういう行動をとったか
ここまで明らかにできるのは記者の取材力の凄さとともに、
閣僚たちがそれだけ冷静だった、ということでもあるわけですね。
記憶しているわけだから。
覚えているわけですから。

混乱していて何をしたか覚えてない、なんてことは
実は日頃の意識で防げるのだということがよくわかります。
まあ戦争ありーの、世界中のテロリストに標的にされーの、という
国だからこそ、なのかもしれませんが、ちょっと意識レベルの高さは
感じることはある。

今さらの本ですが、いろいろ思うことはあります。


ブッシュの戦争
クリエーター情報なし
日本経済新聞社

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