今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

11兆円 カトリ-ナの被害

2005-09-05 20:20:41 | 時事問題
ハリケ-ン、カトリ-ナの被害状況を伝えるニュ-スが遅すぎるし、まどろこしい。この数日間の日本のテレビ報道と米国のCNNを見ていて腹が立つのは、1日前の英文のネットニュ-スを報道しているだけ。死者も公式発表では今日の昼までは160名程度。高波で一瞬にして破壊された町では一体何人が亡くなったのかも掴めていない。厚生長官は、数千人レベルだと発言し、地元の上院議員は1万人のレベルかもしれないと発言しているし、財務長官の発言では、経済的損失は日本円にして11兆円超とも言っているが、一体数値的にどうなっているのか誰も判ってない。今回の災害は人災だという国内非難に対して、日本時間の今夜から明日に掛けて、ブッシュ大統領も2回目の現地視察をすることになったが、最初の2日間の取り組み遅れに対して、国内世論に響いてきた結果の行動というより油断に対する尻拭い行動である。約40万人の避難者の内、既にテキサス州には25万人が移動したが、受け入れ先も満杯状態の上、長期間の受け入れは無理というギブアップ宣言をしてしまった。一方の被害を受けたニュ-オ-リンズは今後堤防を復旧して排水、乾燥さすまでに6ケ月以上、最大8ケ月は必要だと発表している。米国の商工会議所の発表によると、既に義援金は110億円集まっているし、米国の大手の会社は1社当たり300万ドルの寄付を決めている。有難いことに日本の企業である現地のトヨタ自動車は500万ドル、日産はトラック50台を提供する決定もしている。本当に素早い対応である。俳優のニコラスケ-ジや、メジャ-リ-グ、フットボ-ル協会もそれぞれ100万ドルの寄付を申し出ている。こういうときにアメリカのボランティア精神の良さが出てくる。米国のボランティアの本当の意味は、7月31日のブログ”ボランティア活動”を読んで見てください。