「夜来香海峡」船戸与一 2009/5 読了 ☆☆☆☆
庄内湯野浜温泉郷→遊佐→秋田由利本庄→秋田市⇔青森大鰐温泉、弘前→札幌→夕張→稚内⇔宗谷、猿払→秋田→湯野浜温泉郷 と東北の日本海側を北上、さらに北海道に渡り夕張→クライマックスの稚内をピークに疲弊したローカル都市を舞台に失踪した中国人妻を追ってロードムービー風にご都合主義をものともせず一気に結末までよませる。
日本、中国、ロシアの黒社会がからみ社会的規範からはずれていく主人公の旅は、雨のハーバーライトで苦い幕引きに終わるが、船戸作品の醍醐味を味わさせてくれた。
「どうで死ぬ身の一踊り」西村賢太 2008/1 読む
唯一の憧憬にすがって生きる男の、無様で惨めな「一踊り」を描いた、あまりに暗くて、惨めで、だから可笑しくて、稲光が目の前に閃く創作集。表題作のほか、「墓前生活」「一夜」の2篇を収録。(「MARC」データベースより)
庄内湯野浜温泉郷→遊佐→秋田由利本庄→秋田市⇔青森大鰐温泉、弘前→札幌→夕張→稚内⇔宗谷、猿払→秋田→湯野浜温泉郷 と東北の日本海側を北上、さらに北海道に渡り夕張→クライマックスの稚内をピークに疲弊したローカル都市を舞台に失踪した中国人妻を追ってロードムービー風にご都合主義をものともせず一気に結末までよませる。
日本、中国、ロシアの黒社会がからみ社会的規範からはずれていく主人公の旅は、雨のハーバーライトで苦い幕引きに終わるが、船戸作品の醍醐味を味わさせてくれた。
「どうで死ぬ身の一踊り」西村賢太 2008/1 読む
唯一の憧憬にすがって生きる男の、無様で惨めな「一踊り」を描いた、あまりに暗くて、惨めで、だから可笑しくて、稲光が目の前に閃く創作集。表題作のほか、「墓前生活」「一夜」の2篇を収録。(「MARC」データベースより)