なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

2007/中~2009/中

2009年12月09日 23時59分39秒 | 本・雑誌
「世界クッキー」川上未映子 2009/11 読了 ☆☆☆☆
知的にもいろんなありかたがあるんです
『乳と卵』『ヘヴン』で日本文学を刺激し続ける著者の昨今の頭の中身すべて。哲学あり、旅あり、日常あり、回想あり、意見あり、文学あり(出版社)
メディアでみる外見から受ける印象に反して物をみる視点がするどい。
太宰の作品を全部読んでいた。泣きたくなるような脱力させる「樋口一葉 日記 書簡集」が読みたくなる。

「芥川竜之介書簡集」2009/10 読む

図書で2冊借りる
「死刑」読売新聞社
「恋の蛍 山崎富栄と太宰治」松本侑子

1960年清張

2009年12月09日 23時58分33秒 | 映画
「黒い画集 あるサラリーマンの証言」1960  12/8 ☆☆☆ (BS録画 
監督:堀川弘通 出演:小林桂樹, 原知佐子
『狙撃』の堀川弘通監督が、松本清張の短編「証言」を映画化。サラリーマンの石野は愛人のアパートに寄った帰り、偶然近所に住む杉山という男とすれ違う。翌日、杉山が殺人事件の犯人として逮捕され…。『ゼロの焦点』『砂の器』の橋本忍が脚本を担当。(「キネマ旬報社」データベースより)

映画の始まりで小林桂樹役のサラリーマンが家族手当含め月給7万5千円、税金その他を引かれると手取りが5万7740円、年2回のボーナスが約40万、かなり恵まれた地位と言えるでしょう、僕は管材課長、と紹介される。つい、独居貧困高齢者が国民年金のみで家賃を引き月5万円で苦しい暮らしぶりしている先日のテレビレポートを思い浮かべた。
映画終了後に清張を愛する3人鼎談は、特に真ん中の人がハシャギすぎでつまらない。

1961年ワイダ

2009年12月09日 23時57分11秒 | 映画
「夜の終りに」(原題:NIEWINNI CZARODZIEJE)1961/ポーランド ☆☆☆(BS録画
監督:アンジェイ・ワイダ 出演:タデウシュ・ウォムニツキ、クリスティナ・スティプウコフスカ
平和が訪れた戦後のポーランドで、目的を喪失し、空しい毎日を過ごす若者の青春群像にスポットを当てた巨匠ワイダの異色作。いつものテーマを前面に押し出す力強い作風とは異なり、行きずりの男女の心の触れ合いとすれ違いを、ソフトで繊細なタッチで描いている。(eiga.com)

当時の検閲で完成から公開まで2年待たされました。当時の政府がなにを恐れていたのかというと、若者が自分の価値観で人生を生き始めるということです。そんなことを許してしまうとイデオロギーや社会主義国家を築くことに興味をもたなくなると考えていたのです。
私の作品の中でも「夜の終りに」は自由に自分の責任で生きようとする姿がもっとも描かれた作品かもしれません、と語る。

曇り日

2009年12月09日 20時41分38秒 | 生活
最高気温15度。(水)7時半起床 ☆☆☆☆☆
朝食のトースト2枚食べながら録画した映画をみていたら寝てしまう


ジムでバイクとジョグとマシンを終えて図書室へ寄ったら珍しく週間文春が棚に残っていたので読みふける。2009ミステリーベスト10の海外部門では、1位ラーソンの「ミレニアム1~3」、2位ウィズロウの「犬の力」が並んでいて拍手。今年は10位中4作品を読んだこととなった。他の6作品の中ではでキングやディーヴァーのリンカーンシリーズは読まないことにしたし、SFやファンタジーがらみの作品は気がのらないことをおもうとトム・ロブ・スミス作品を一度読んでみたい。国内の部では読みたい本なし。