日本の名城・古城 城撮り物語

全国各地の名城・古城の現況を写真でレポートします。

久能城の巻 信玄が築城し、家康の死後は東照宮となった久能山

2015-01-22 15:43:18 | 静岡


JR清水駅から数少ないバスに乗って久能山下へきました。そこから約1100段の石段をのぼって東照宮へいきます。



眼下に石垣イチゴのビニルハウスが見えます。


久能山東照宮は徳川家康の墓所としてあまりにも有名ですが、久能山の歴史の説明を見て意外なことがわかりました。
久能山には飛鳥時代、600年ころに久能寺が建立され、1225年ころに山火事で寺院は焼失。1568年に武田信玄が久能山の地形を生かして久能城を築城しました。武田滅亡後は久能山は徳川の領地となり、家康の死後、家康の遺言によって家康の墓所、東照宮が造営されました。
城好きとしては貴重な史実を知ることができ、大きな成果です。

久能山は四方を断崖絶壁に囲まれています。

楼門


五重塔跡

奉納された酒樽。酒樽の名前に注目。右側上より「大権現」「秀忠」「家光」。「将軍」という酒もあります。

家康の墓所

駿府城から移植されたソテツの木

日枝神社


日本平ロープウェーの乗り場。東照宮のガイド氏によるとロープウェーの乗り場の近くに武田氏の久能城の石垣が残っているそうです。

ロープウェー日本平駅

日本平山頂から見える富士山

東照宮博物館

家康が使用した時計

社務所

石垣イチゴのビニルハウスが広がります。石垣イチゴとはイチゴの品種ではなく、イチゴの栽培法の名前です。石垣の保熱作用を活かしてイチゴを促成栽培し早春から出荷できるのが石垣イチゴの特徴です。














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