日本の名城・古城 城撮り物語

全国各地の名城・古城の現況を写真でレポートします。

深沢城の巻 今川氏が築城、武田流の三日月堀が残る

2020-02-12 17:06:50 | 静岡
小田急・新松田駅駅前で見つけたレンタル小型EVのポスター。こういったレンタルはいいですね。御殿場線・松田駅。御殿場線はJR東海の管轄です。駅ホームからの見える富士山御殿場線乗り入れのロマンスカー車窓からの富士山御殿場駅に到着駅前からバスに乗り、仲町バス停で下車笠雲がかかる富士山深沢城址入口。議員のポスターは邪魔です。深沢城址碑深澤城は今川氏が築き、その後北条氏の城となりましたが、武田氏に攻められて落城しました。その時の北条方の大将が北条綱成です。「地味八幡」を旗印とした猛将です。のちに玉縄城主となり河越夜戦の勝利に大きく貢献します。北条綱成のことは伊東潤の「北条綱成」(PHP文庫)が面白いです。三日月堀は武田流築城の大きな特徴です。新府城、諏訪原城などで見ることができます。乃木希典の漢詩碑「観駿州深沢古城」(写真左)下馬溜二の丸二鶴様式の堀
食料庫跡本丸への土橋本丸袖郭富士山櫓跡蛇行する馬伏川本丸宮沢橋バス停宮沢橋抜川と馬伏川が合流する地点の河岸段丘上に深沢城は立地します。アイリスオーヤマの工場東名高速上横山遺跡日立の工場陣場あしがら温泉。本日は休館です。横山遺跡県立小山高校足柄駅が近づいてきました。小さなバス停看板諏訪神社鮎沢川。抜川は馬伏川に合流し、馬伏川は鮎沢川へ合流します。鮎沢川は神奈川県に入ると酒匂川と名前を変えで小田原付近で相模湾に注ぎます。足柄駅。無人駅です。駅前御殿場線の電車で松田へ戻ります。

河津城の巻 伊勢新九郎の火攻めによって落城

2020-02-03 17:00:06 | 静岡
伊豆急・河津駅西口河津城の城山河津桜。三分から五分咲きです。菜の花伊豆の踊子像河津桜発祥の地河津三郎と曽我兄弟鳥精進・酒精進河津七滝の大蛇昼定食河津駅東口駅内の踊り子文庫アロエ河津桜河津城は蔭山氏が築城、1491年に伊勢新九郎(のちの北条早雲)に攻められて落城します。火攻め攻撃を受け、山城には消火のための水がなく、炎に兵粮米を投げ込んで消火しようとしたそうです。




山頂の米俵標高180.9m河津川沿い、河津桜の桜並木

石脇城の巻 伊勢新九郎、のちの北条早雲所縁の城

2020-01-09 16:52:05 | 静岡
焼津駅かじきマグロの足湯小泉八雲記念碑
瀬戸川石脇城の周囲を反対周り。ようやく入り口を見つけました。六地蔵八幡宮の鳥居八幡宮本曲輪大日堂稲荷社サッポロビールの工場新幹線伊勢新九郎、のちの北条早雲は今川家の家督争いに関与し、石脇城を拠点として今川氏親を支援、その功績で興国寺城を拝領した。氏親は新九郎の甥(姉妹の息子)で、今川義元の父。妻は寿桂尼。寿桂尼は大河ドラマ「おんな城主直虎」では浅丘ルリ子が演じ、義元は春風亭昇太でした。
城山ビール工場瀬戸川の上にかかる月


持舟城の巻 武田・徳川の水軍、向井氏の本拠地

2020-01-09 16:46:44 | 静岡
用宗駅の跨線橋から見た富士山用宗駅本日の目的地は持舟城です。古い地名は持舟ですが、駅名は用宗へ変わりました。静岡県に台風が接近するときテレビのレポーターたちはヘルメット・カッパの姿で用宗海岸の現場から中継します。城山烈士供養塔・城山観音持舟城由来記です。最初は今川の城でしたが、今川氏の衰退で武田の城となり、武田水軍の根拠地でした。武田水軍の大将・向井正重が守る持舟城は徳川家康に攻められて落城。その時の戦いで死んだ烈士を供養しています。正重の子・正綱は武田勝頼に仕えましたが、武田は滅亡。強い水軍を欲しがっていた徳川家康の家臣となって向井水軍を再興します。向井正綱の物語は隆慶一郎の未完の遺作「見知らぬ海」に描かれています。古民家カフェ持舟城の城山浅間神社津島神社水神社城山観音富士山の絶景汐見坂富士山駿河湾と伊豆半島持舟城登り口富士山と東名高速、東海道新幹線、在来線城址碑本曲輪新幹線在来線用宗漁港新幹線大雲寺七福神城山観音仁王像そうじ小僧
でむかえ小僧うし地蔵・とら地蔵ねずみ地蔵摩尼車なまけ小僧とり地蔵六地蔵さる地蔵・ひつじ地蔵うま地蔵守り本尊へび地蔵・たつ地蔵瑠璃塔新幹線のトンネル再び用宗駅の跨線橋より富士山を撮影


駿府城の巻 徳川家康が大御所として晩年を過ごした城

2016-01-04 14:50:59 | 静岡
丸子城の帰りに駿府城に立ち寄りました。駿府城は静岡駅から徒歩10分ほど、交通至便の地にあります。

静岡市役所

静岡県庁。県庁も市役所も駿府城の三ノ丸跡に建っています。。




大手門の石垣



巽櫓

弥次喜多像



東御門高麗門

東御門櫓門

高麗門の内側




巽櫓

巽櫓は公開されていますが、この日は休館でした。


駿府城下町の絵図


本丸堀

家康の遺訓「人の一生は重き荷物を負うて遠き道を行くが如し」

家康手植えのミカンの木

鷹狩をする家康の像




天守台跡。駿府城には天守再建計画があります。江戸城、甲府城にも再建計画があり、小田原城、名古屋城、大坂城はコンクリ天守を解体し新たに木造天守を再建する計画があります。いずれも実現性は不透明です。これらの計画のなかでは駿府城は天守台跡が更地でもあり、一番可能性は高いような気がします。

天守台発掘調査のための寄付金を募っています。


坤櫓


この方向に富士山が見えるそうです。




打込み接ぎ(右)と切込み接ぎ(左)の石垣

県庁の新館

二ノ丸堀の復旧工事

二ノ丸堀

二ノ丸橋

県庁



市役所本館

徳川慶喜屋敷跡。現在は浮月楼という料亭です。

静岡駅前の家康像。背後のビルの葵の紋に注目です。

静岡駅に戻りました。