笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

試合前の準備

2009-08-28 23:31:24 | Weblog
 明日は、道新カップの予選である。今週は、先日の大会での課題を踏まえて、ポイントを絞って練習を重ねてきた。
 きょうは、体育館に着いて、すぐに子供たちに伝えたことがあった。それは、試合の前の準備はすでに始まっているということ。大会当日の練習が試合の準備ではなく、今このときからすでにそういう気持ちで練習をしているかということ。なぜそんな話をしたかというと、ある子が横に打たれたボールをはじいて、「あーあ」と笑いながら練習をしていた。何気ない行動だったのだと思う。しかし、一球を大事にできなかったら、次の一球も大事にできないと思う。その子は、レシーブが苦手である。苦しいことから逃げ、すぐにあきらめる傾向が強い。だから、アタックでも弱い自分がすぐに出る。
 子供たちには、ふだんの練習で思い切りやっていなかったら、試合でも思い切りできないし、練習で中途半端な気持ちでやっていて、試合でしっかりやろうと思っても逆に力が入って平常心でできないから、今から試合前の準備をしっかりやろうと話した。
 その後は、目の色を変えてやっているが、半身の動作が適当だった。そこで、昨日来てくれた高校生がきょうも来てくれたので、半身の動作をしてもらった。見事な半身の動作をしていた。子供たちは、万事がやっているつもりなのである。細かいところまで気づけないのだと思う。だから、教えるべきところは教えないとできない。高校生に、どこを気をつければいいか言ってもらった。その後はぐんと動きがよくなった。
 練習中は、とにかく自分に負けるなと言い続けた。そのためには、声を出そう、ボールを呼ぼうと言い続けた。自分に打ち勝つためには、それ相応の声が必要であると思う。それは、テニスの松岡修造さんも言っていた。コート上で吠えるかのように声を出しているのは、自分に打ち勝つためだと言っていた。
 今週、一週間は、子供たちにとにかくメッセージを発信し続けた。ときには厳しく、つらく当たったかもしれない。しかし、それにも負けてほしくなかった。何くそとと思ってほしいと思って言い続けた。日に日に、よくなっている部分も見えてきた。しかし、約束事が徹底されているとは言い難いところもたくさんある。両刃の刃である。
 明日は、練習してきたことをたくさん出てほしいと思う。やればできる子達である。高校生から子供たちに最後にアドバイスしてもらった。「一本目をまずあげよう。それをみんなでつなげよう。そしてチームが一つになって試合をしよう。」などのことを言ってもらった。私が、くどくどと言うよりも現役高校生の言葉はきっと子供たちに届いたと思う。
 明日は、あきらめず、粘り強い、自分たちのバレーをしてほしいと思う。日々努力。
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