笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

空間認知

2009-04-06 23:39:11 | Weblog
 春休み最後の練習が終わった。私自身が、年度末、年度初めで生活が大きく変わり、子ども達にも迷惑をかけているなと思っている。こういう時だからこそ、プラスで考えていきたい。
 体育館に着くと、中学生3人が来ていた。バレー部の新2年生である。レシーブをしたいということだった。目線を切ることと骨盤前傾の姿勢を意識するように伝えて、実際にレシーブをさせた。感覚でできる子と力が入りすぎているなと感じる子がいることに気づいた。全身をいかにニュートラルポジションにするかが大きなポイントだなと思った。そう考えると、新6年生の中にもそういう子がいることを感じた。では、なぜそうなってしまうのかということを考えてみた。
 あるブログにこういうことが書いてあった。
「スパイクを打つ時、少しネットに近かったり、離れたりすると、もう打ち切れないスパイカーがいる。サーブレシーブでボールがコートの外にはじき飛ばされ、なんとか他の選手がカバーに回るが、相手のコートではなくあらぬ方向にボールが行き、ため息がもれることがある。
 これらのプレーと大いに関係するのが、脳の中の空間認知能の働きによることが分かり始めているそうな。人間が運動したり、言葉を喋ったり、ものを考えたりする時に、必ず使う脳の機能が空間認知能。」

 なるほどと思った。できないことをただ反復するだけでは改善はされないようだ。ではどうするかというとブログには続けてこういうことが書いてあった。
「空間認知能を鍛えるメソッドとして、
 ①文字をきちんと書く、
 ②絵を描く、
 ③姿勢を意識する、がある。すなわち字に癖がある、絵が下手(特に遠近感が分かりにくい)、姿勢が悪い選手は、空間認知能の働きが低いと考えられる。」
 
 今、子ども達に意識させていることに骨盤前傾の姿勢である。どうしてもレシーブのときなどに背中が丸まってしまう子は空間認知の働きは低いようだ。バレーボールをうまくできるようにするは、バレーボールだけではなく、いろいろなアプローチしていくことも考えていかなければならない。つまり、脳の働きから練習を考えていくことも必要なのだと思う。日々努力。
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