笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

自然体公認講師養成講習会に参加して

2012-01-12 23:42:04 | Weblog

 怒濤の3日間だった。やっと体の疲れがとれ、現実の生活に戻ったので、このブログの更新にとりかかろうという気持ちになった。講習会がどうだったかというと、また行きたい、みんなと学びたいという気持ちでいっぱいである。全国から、約30名が集まり、たくさんの方と交流をすることができたことも大きかった。

 初日は、午前中紀和ティンカーベルズの練習を見学させてもらった。バレー塾でやっているドリルをていねいに取り組んでおられた。途中、監督の方から見学に来ている講習会参加者のもとへ、子どもの指導をするように言われた。私は、4名の子どもを受け持つことになった。保育園児、1、2、4年という学年もばらばらである。指定されたドリルをしようにも発達の異なる子ども達と練習をするのはかなり厳しかった。たぶん私自身が緊張していたため、子ども達も動きがかたかったように思う。試されていると思った。しかし、どうアプローチをしたら、子ども達が笑顔でやってくれるか、やればやるほどうまくいかなかった。

 講義で塾頭が言われたことに「うまくよりもわかりやすい表現」という言葉が自分には心に響いた。うまくというのは、自己防衛、すり抜けようという気持ちが働いていると言われた。私は、いつもうまくやろう、その場を取りつくろうという気持ちが強い傾向があるなと感じる。自己紹介でも人を楽しませようとか、ここで笑いをとろうなどという発想はないに等しい。

 夜の懇親会で、北海道から初参加ということでトップバッターで自己紹介をさせてもらった。何を話そうか、いろいろ考えていた。できるだけ、北海道のことなど、みんなが知らないことなどを話そうと思った。そして、話し終えた後に塾頭から、妻のことを話してと言われた。私が以前、このブログで妻との今回講習会に参加するまでのいきさつを書いたが、それを塾頭が見てくださり、そのことを話すように言われた。私が、初参加ということで塾頭がありきたりのあいさつではなく、もっと私のことをみなさんに紹介するために私を引き出してくれたものだと後から思った。こういうことが気遣う、相手を思いやるということなのかもしれないと思った。

 塾頭が講義の中で「話術を勉強しなさい」と言われた。「すぱっと整理して言う」「言葉尻をはっきり」「主語をはっきり」「ていねいすぎてもだめ」「子どもは言葉を記憶する」そして、「解説よりも問いかけ」と言われた。「余分な解説が人をだめにする」「できない子どもをできるようにするためには問いかけが必要である」とも言われた。

 講習会に参加して改めて私の足りないところ、未熟なところを指摘された思いである。それでも塾頭はみんなが帰った後の反省会の席で「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)は仁に近し」ということを私を含むあまりしゃべらない人達を指して言われた。意味は、意志が強く、飾り気のなくて口べたな人は、仁者に近い美徳を持った人である。これに対して、「巧言令色鮮(すくなく)し仁」という。意味は、表情はとりつくろって人に気に入られようとする者には、仁の心が欠けている。塾頭は、バランスが大事と言われた。こんな私をすっと救ってくれるような言葉を論語から引っ張って、人を安心させてくれる。塾頭の心の深さを感じた。

 明日も引き続き、学んだことを書いていきたいと思う。日々努力。

コメント
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