あたぴぃのらくがきちょう Online

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Windows 10 について語られたいくつかのこと

2015-01-22 23:26:27 | デジタルな生活
発表内容をひとしきり読んでみて、思い切ったことをしたな、と…。

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いちばん大きいのはライセンス回りについての施策でしょうか。

「Windows 7 / 8.1 を持っている人は Windows 10 にアップグレード可」

というのがひとつ。これをもう少しかみくだくと

●無償アップグレードで手に入るのは永続ライセンス (有効期限とくになし)
●ただしライセンス配布期間は 1 年間 (この間に手に入れればずっと使える)

●Windows 7 の場合は Service Pack 1 の導入が大前提となる
●Windows 8.1 の場合は 8.1 Update の導入が大前提となる
●今が Windows 8 の場合はまず 8.1 にして 8.1 Update にすれば条件クリア

●法人向けは別途 (基本的には法人向けアップグレード権で対応)

という具合になっています。

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また、Windows 10 は随時機能追加を実施し続ける、とも案内されました。
言い換えれば「Windows 11」のようなものは当分ないという宣言です。
わずかな動作の違いが影響すると困るような環境 (大事なデータベースとか) では
機能追加を禁止する設定もできるようにはなるそうですが、
一般利用する限りでは機能追加 OK にして運用する想定なのでしょう。

逆にこれは「Windows 8 以降でないと使えない機能」とかいうものが
今後基本的になくなるということも意味します。随時配信されますから。
Windows Vista の寿命が切れた時点で Windows 10 がほぼ標準環境となり、
ここに追加された機能は基本ほとんどのユーザーが使えるはずという想定に。

Windows 10 だけをメイン OS として位置づけ続けることで
サポート期間についても、根本的な作り直しで次期バージョンが出ない限り
「Windows 10 が最新版なので寿命は切れない」という状況になります。
よほどのことがない限りは PC が壊れるまで最新という形ですね。

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おそらく、Microsoft は Windows のライセンスについて考え方を根本的に変え、
「1 台の PC からは 1 回だけライセンス料を取る」ことにしたのではないかと。
アップグレード費用は取らず、ライセンスを付与した PC はずっと更新し続ける。

ライセンス収入はある程度減るのでしょうが、一方でこの方針の場合
新規のオンラインサービスを使える環境をすぐ提供できるようになるため
そちらでの収入をある程度見込めるという利点もあります。
また、複数バージョンの維持管理という手間もかなり減ることになります。
その辺で無償バージョンアップのマイナス影響は小さいと判断されたのかも。

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と。Windows 10 の初期バージョンに搭載される機能の話を抜きにしても
これだけ長々と話ができる程度に物凄い発表がありました。
ここまでサプライズをぶっ込んでくるとは正直思っていませんでした…。

一般向けリリースは秋口だと言われています。順調にいくかな?

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