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DAZN観戦 2021年J1リーグ第10節 横浜FCvsベガルタ仙台

2021-04-21 18:25:28 | サッカー視聴記(2021年J1)

<横浜FCスタメン> 4-4-2
GK 南
RSB 前嶋 CB 伊野波 CB 田代 LSB 袴田
RSH 小川 DH 瀬古 DH 齋藤功佑 LSH 松尾
FW ジャーメイン良 FW 渡邊
<仙台スタメン> 4-4-2
GK ヤクブ・スウォヴィク
RSB 真瀬 CB 吉野 CB 平岡 LSB 石原
RSH 加藤 DH 上原 DH 松下 LSH 氣田
FW 西村 FW 赤崎

ここまで未勝利同士の対決。
石に噛り付く思いで勝ち点3を得たいという一戦ですが、今季は降格枠が4もあるため、相手を20位に突き落とすだけでは浮上出来ないのは明白。
何か切欠を得たい所ですが、それにはまず1勝を得るという戦いで、普段の「6ポイントマッチ」のような意味合いは薄いと思われるのが外野から観た感じでしょうか。

7節・柏戦での引き分けによる勝ち点1のみという今季の横浜FC。
そして8節付けで下平隆宏監督を解任し、現在は早川知伸氏が指揮を執っており、残留への勝ち筋を得るのに必死なようです。
前年の戦いぶりで、下平監督によるポゼッションサッカーは一定の形を得たと思われましたが、オフを経た大量の選手入れ替えがそれを許してくれなかった。
特に開幕節・札幌戦での大敗(1-5)により、チームはアイデンティティを失ったままの戦いを強いられ、ここまで引きずってしまった。まあそのアイデンティティが、メディアの間では「三浦(知良)が出場する事」と思われている節がありますが
まずは初勝利で、悪循環を断ち切る事が重要である現状。

クレーベの加入により、「ボールを握る事<ターゲットに当てる事」へと趣が傾いてしまった感がある今季。
この日クレーベはベンチに留まり、仙台が相手なためか、古巣対決となるジャーメインを起用。
また齋藤功をボランチに起用するという策を採ってきた早川監督。

前年の残り香というべき、後方でボールを繋ぐスタイルで攻撃を作っていく横浜FC。
セットプレーからファーストシュートも放ち(前半3分、かなり手前からの直接フリーキックで袴田がヘディングシュート、GKスウォヴィクキャッチ)、好循環が流れ始めたかのように見えましたが、その後は停滞。
守りを固める仙台に対し、思うようにボールを前線に運べません。

仙台は前節・マリノス戦で、相手の猛攻を凌いだ末に勝ち点1を獲得。(0-0)
その前の徳島戦(0-1)から、ポゼッションスタイルの相手に対し、中央を固める事を重視した守備で応戦するスタイルへとシフト。
それに一定の手応えを得ているようで、この日も横浜FCの最終ラインに対してプレスは掛けず、サイドにボールを展開させたのちに奪うという方策で相手を悩ませます。

しかしそれも長くは続かず。
横浜FC側がロングボールを交え、サイドを大きく振っての攻撃で再び攻撃権を支配。
16分、瀬古の左→右へのサイドチェンジののち、前嶋が右奥からクロス。
クリアされて右コーナーキックになると、キッカー瀬古のニアサイドへのクロスを伊野波がフリック、そして袴田が中央でボレーシュート。
GKスウォヴィクも止めきれずゴールイン、セットプレーでの完璧な崩しで先制点を挙げた横浜FC。

先制された仙台。
その前からもビルドアップから攻撃する姿勢を見せていましたが、その傾向は強まり。
失点以降は、最終ラインに松下が降りて3枚でのビルドアップが基本線となり、主にサイドに展開してからのクロス攻撃で攻め上がります。

飲水タイム(22分)後は、敵陣でのボール奪取も巧く嵌るようになった仙台。
27分は赤崎のカットから、右サイド奥まで運んだのち戻されたボールを上原がミドルシュート。
ブロックされ、逆サイドで拾ったボールを石原がシュート気味にクロスを入れるも繋がらずと、二次攻撃にも厚みを出しペースを握ります。
しかし最後のパワーが足りず、クロスを入れてもクリアされ、中央でチャンスを作ればミドルシュートに終始する仙台。
エリア内を絡めて崩すシーンが欲しいと感じた攻撃で、その答えが見出せずに以降ペースダウンしていきます。

最終ラインから組み立てる仙台ですが、リードを奪われている状態での事が多いので、強いられている感がするのが現状。
正GKのスウォヴィクにそれを期待するのは酷であり、CBにシマオ・マテが入れば貫くのはさらに厳しくなるというメンバー構成。
この日のように吉野が入ればスムーズになりますが、どうしても先に点を奪われるチームの弱点(特にセットプレーでの失点が目立つ)を振り払えず。
ビハインドの中で「ボールを持たされている」感が強い状況になりがちです。

それでも前半の終わり際、GKスウォヴィクのスローから好機を作り、45分・アディショナルタイム共に赤崎がヘディングシュートを放つ好機。
1-0と、どちらに転ぶか解らないスコアのまま前半を終えます。

そしてハーフタイム、氣田→蜂須賀へと交代を敢行した仙台。(左SBに入り、石原が左SB→左SHに)
後半2分に一列上がった石原がポストプレイののち、受け直して中央からシュートを放ち(GK南キャッチ)、交代策が奏功したかのように見えました。
しかしここから横浜FCが押し返し、流れを取り戻します。
前半とは一転して、ビハインドを跳ね返すべく前掛かりの姿勢を見せた仙台ですが、ロングパスで交わされるシーンが目立ち。
反撃の気勢を失いつつあった所で、12分に再びベンチが動きます。

2枚替えを敢行し、SHをともに代える策を採った仙台。
石原・加藤に代え、右SHにマルティノス。
そして左SHには、新加入のエマヌエル・オッティが初出場。
マルティノスがフィジカルと性格に難ありというネックがあるのに対し、このオッティは強靭な体格によるボールキープでチームにリズムを齎します。
そしてエースである西村のシュート数も次第に増えていきましたが、もう一歩の所でゴールを割れず。

一方押され気味となった横浜FCも、17分に2枚替えを敢行。
ジャーメイン・松尾に代わり、クレーベ・安永を投入。(齋藤功がボランチ→右SHに回り、小川が右SH→左SHに回る)

以降も攻勢を続ける仙台ですが、23分にクリアボールをクレーベがフリックで落としてから横浜FCの好機が生まれます。
拾った渡邊が右サイドへ流れ、その後もパスを繋ぎつつ左へとサイドを移し。
サイドを振ってから、左ハーフレーン手前から小川のクロスが中央に入ると、齋藤功が頭から跳び込んでヘディングシュート。
GKスウォヴィクの右を破ってネットを揺らし、貴重な追加点を挙げた横浜FC。
初勝利が見えて来た所で飲水タイムが挟まれます。

その後26分に齋藤功→杉本へと交代した横浜FCを尻目に、攻めるしかなくなった仙台。
しかしその圧力は、フィジカルを押し出すオッティや果敢にシュートを狙う西村を筆頭に強く、受けに回った横浜FCは一気に厳しくなります。
31分にはCKから、西村がヘディングシュートを放ちますが枠を捉えられず。

それでも33分、横浜FCは中央で細かくパスを繋ぎ、渡邊が右ハーフレーンからミドルシュートを放ちますがサイドネット。
直後に仙台のミスからエリア内に詰め寄り、GKスウォヴィクが弾いた所を安永がシュートするもブロックに阻まれ。
仙台の前掛かりの隙を突く姿勢を見せたものの、そこまでとなりました。

攻勢を続ける仙台(34分に赤崎→皆川に交代)、37分に右からマルティノスがクロスを上げると、ファーで西村が合わせるもブロックに遭いこぼれ。
その後左CKに繋げ、キッカー上原のクロスを中央で再度西村が合わせ、今度はゴール左へと突き刺して1点を返します。

その仙台の前掛かりの姿勢に、横浜FCサイドは自陣エリア内で選手が痛むシーンも目立ち。
41分には前嶋が、42分には袴田が立て続けに倒れ込む事となり、粗さも露呈する事となった仙台の圧力。
しかし球際の強さを前面に押し出すというのが本来の仙台の姿であり、この土壇場でそれが蘇ったかのような攻勢を露わにしていきます。しかし無闇なラフプレーはやはり頂けませんが

そしてATへ突入し、再びの左CKを得る仙台。(直前に上原→アピアタウィア久へと交代)
キッカー・マルティノスのクロスをニアサイドで平岡がフリック、そして中央で西村がシュート。
GK南が辛うじてセーブするも、ボールは吉野の前へとこぼれ、それを詰めた吉野がネットを揺らし。
オフサイドの笛が吹かれ騒然となるも、VARチェックの末にゴールが認められ、同点に追い付いた仙台。

その後横浜FCは渡邊→伊藤へと交代し、最後の攻防。
長めのATの果てに、相手のロングパスを松下がブロックし、最後に攻撃権を得た仙台。
左サイドで蜂須賀のクロスが上がると、中央で皆川が捉えてヘディングシュート。
しかしゴール左へと外れ、同点のままタイムアップ。

勝ち点1を分け合う事となった両クラブ、未だ勝利が無く、19位・20位に位置するもの同士なのは変わらず。
この底辺部から、上に向けて何を残す事が出来るのか、以降も注目して観たいと思います。