笠間の続きです。 2004年09月24日 | インポート 笠間の続きです。 笠間は江戸時代から続く陶芸の町です。 水戸線の小さな田舎町、笠間駅に降り立つと、駅前に可愛らしい赤いレトロバスが止まっています。このバスに乗ると、茨城県立陶芸美術館、日動美術館、それに北鎌倉から移築した魯山人の住まい「春風万里荘」など、陶芸好きには魅力いっぱいのコースを回ってくれます。 バスは一時間おき出ていますが、同じコースをぐるぐる回っていて、何度乗っても料金は無料。このバスをうまく利用して移動すれば、それだけで一日十分に楽しめます。 Date: 2003/06/05
陶箱の製作 2004年09月24日 | インポート ただ今製作中の陶箱です。写真は20㎝四方の粘土の状態です。これを素焼きにしてから、織部風に仕上げる予定です。 こうしてみると、結構壮観だと思いませんか。これが乾燥するまでに一週間ほどかかるでしょう。 写真の手前に見えるのは、すでに焼きあがった織部の陶箱です。 Date: 2003/06/04
焼成終了 2004年09月24日 | インポート 「織部」と「黄瀬戸」の焼成が終わりました。 織部も黄瀬戸も「酸化焼成」の釉薬です。よく「鉄の表面が酸化して錆びた」といいますが、酸化とは、そういう状態のことをいいます。 現在、窯の温度は700度Cです。明日の朝には、多分400度Cくらいまで下がっているでしょう。 夜、利香さんが絵付けに見えました。 自分の焼き物を創りたいと思ったら、「絵付け」と「釉薬つけ」くらいは、自分でやりたいですね。そこまでやっても、まだ焼成の分が50% も残っているのですから。 ではまたashita Date: 2003/05/19
現在本焼焼成中です 2004年09月24日 | インポート 今現在、19日午前7時、窯の温度は1200度です。 17日の夜窯づめをして、18日の朝、焼き始めました。 窯の温度が1230度まで上がると、それから「練らし」にはいり、 1230度を数時間保ってから、温度は下降し始めます。 窯のスイッチが切れてからも、窯が開けられるようになるまでには、2日ほどかかります。徐々に「さまし」にはいらないと、割れたり、ひびが入ったりしてしまうからです。これを「徐冷」といいます。 今焼成しているものは「酸化焼成」ですが、次の窯は「還元焼成」にする予定です。そのようにして、土と釉薬と焼成との関係を創り上げていきます。 さて、どんな作品が出来上がるでしょうか、楽しみですね。 Date: 2003/05/19
苔玉づくりについて 2004年09月24日 | インポート 本日、「苔玉づくり」の講習に行って来ました。 講習といっても、植物をケト土でくるみ、それを更に苔でくるんで、糸でくくる、という簡単なものでした。でも、出来映えはなかなか可愛いくて、窓辺に飾ったり、テーブルの上に置いたり、プレゼントにしたりしたら喜ばれるだろうな、と思いました。 昔から、盆栽をつくる時にやっていたバージョンらしいのですが、驚いたことに、水苔には緑色の着色がしてあって、それが「本物のコケ」の代用になっていました。こうしておけばコケが枯れることもないし、色あせることもない、と言うわけです。 ちょっとばかりこだわって言えば、いささか抵抗がなかったわけではありませんが、手軽でちょっとおしゃれな感じが楽しめる、これが現代の若者の感覚なのでしょうね。 ashitaで焼いた器に、色とりどりの植物が盛られ日が楽しみです。 (写真のコケと植物は谷津山にはえていたもの。手作りの器に入れてみました。) Date: 2003/05/16
焼きもの探訪にいってきます。 2004年09月24日 | インポート 本日、窯を開けました。 全体におとなしい焼きですが、それぞれが楽しい作品になっていました。ただ、弁柄でつけた色が薄かったせいか、色がとんでしまったものがあり、ちょっと残念でした。 焼成って、ひと窯ごとに条件が違うのですね。 同じ素材を使っても、全く同じというものは出来ないようです。 さて、明日からちょっと小旅行に出かけます。 メインは、笠間の陶芸美術館ですが、もちろん窯探訪もして来るつもりです。皆さまによい報告できるように、デジカメも持っていきますね。 では、24日まで、さようなら。 Date: 2003/05/20
作品の乾燥について 2004年09月24日 | インポート 5月の連休から作りためてきたみなさんの作品を、そろそろ「素焼」したいのですが、なかなか乾燥しません。 この時期、室内での自然乾燥を待つと、どうしても一週間以上かかります。そこで、今日は天気もいいし風もあるので、「日干し」にしました。作品を庭に並べて、直射日光に当てるのです。水分を完全に蒸発させて「素焼き」にかからないと、素焼き中に、作品が割れたりはぜたりしてしまうからです。 (最後に作った作品はまだ生乾きの状態なので、窯の温度を100度にして、窯の中で乾燥させました) さあ、あすはいよいよ「素焼き」です。 でも、みなさんの作品が出来上がるまでには、まだまだ「釉薬づけ」や「本焼」の工程が残っています。今しばらくお待ち下さいね。 ではまたashita。
粉引の作品を紹介します。 2004年09月24日 | インポート 「粉引」について説明しましたので、ASHITAで焼いた「粉引」の作品をご紹介しましょう。 これは、たたらづくりの花入れですが、表面に凹凸をつけてあるので、陰影のある立体的な作品に仕上がっています。 「さや」に入れて強還元で焼成しました。 マットな白は、やはり品がありますよね。 陶芸教室の桜井さんの作品です。 (写真はクリックすると拡大します)
織部について 2004年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム 最近焼いた「織部」の作品です。 弁柄で絵付けをして、織部釉をかけ、最後に黄瀬戸で仕上げました。 陶芸教室の高木さんの作品です。 とても立派な織部の鉢だと思いませんか。