浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

入植者達の悪質な妨害

2004年11月18日 | Weblog
 あまり日本では知られていませんが、パレスチナはオリーブの産地です。11月の始めから、農民はオリーブの収穫に入ります。ところが、ここ1週間、各地で農民がイスラエルの入植者から投石や時に銃撃による妨害を受けています。欧米から駆けつけた「援農隊」が農民の保護に入りますが、妨害は止まず、欧米のヴォランティアたちがマスコミに窮状を訴えました。
 するとようやくイスラエル軍が重い腰を上げて、入植者の攻撃からパレスチナ農民を保護するという、普段とは全く逆の光景が16日と17日の2日間見られました。

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