浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

アッバース氏、態度を軟化

2005年01月07日 | Weblog
 自治政府の次期議長にほぼ確定的のアッバース氏は6日、これまでの強硬発言からトーンダウン、選挙後のイスラエルとの話し合いに積極的に応じるとの姿勢を明らかにしました。
 「シャロン氏は私のパートナーではないが、イスラエルの選挙で選ばれた公正の指導者だ。ロードマップを(和平交渉の)テーブルに乗せていく」と記者団に語るアッバース氏の表情に、昨年末イスラエル軍に対して対決姿勢を見せた革命闘士の面影はありませんでした。つまり、あれは私が見抜いていたように演技だったということでしょう。

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