浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

アル・カーイダ指導者の声明

2006年07月28日 | Weblog
 アル・カーイダのNO2と言われるザワヒリ指導者は27日にアル・ジャズィーラTVで放送された声明(テイプ)の中で、「レバノンとガザの兄弟達がイスラエルの砲弾によって焼かれるのを傍観するな」と、イスラーム世界に呼びかけた。

 声明の中でザワヒリ指導者は、「対イスラエル戦争は、スペインからイラクまでイスラーム教によって支配されるまで続く」のだ、と強調した。

 これを聞けば、私たちはアル・カーイダが考えていることの恐さに震えるが、イスラームの人たちの耳には実に心地よく響くのだということを知らねばならない。

 「核の終末時計」ではないが、「文明の衝突の終末時計」は確実に刻々と針を進めている。

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