浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

入植地跡でイ軍発砲 デモ隊に死者

2005年09月07日 | Weblog
 ガザからイスラエルの入植者が撤退した後もほとんどの入植地は依然としてイスラエル軍の管理下にあります。早期明け渡しを要求するパレスチナ住民達約200名は5日、最大規模であったネヴェ・デカリム入植地跡に向かって行進していたところ、イスラエル兵の銃撃を受け、1人が死亡、数名が負傷しました。
 それを受けてイスラエル政府は謝罪するかと思いきや、パレスチナ自治政府に対して対応が悪いといちゃもんをつけています。警察がきちんと警備しなかったというのです。何か、これまで何度もあったイスラエルの軍事占領の口実作りの再現フィルムを見ているようです。

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