ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

行田散歩1 足袋の蔵と忍城周辺

2018年09月29日 | おとなの遠足

秩父鉄道行田市駅。こないだ古レールに取りつかれた人たちの研究成果を見ていたので、この駅に降り立った時にもまずはその典型的な古レールの上屋に目が行きました。

駅の待合室のレトロ感も相当の物。そしてこれだけ広い待合室がホームの中央に鎮座しているということは、かつての全盛期にいかに多くの利用者がいたかということです。







久しぶりに晴れ。これはどこかに出かけないともったいないと思ってパソコンで集めてある「いつか行く場所・宿」フォルダーから一番行きやすそうだった行田市を選びました。
たいていの人と同じように行田市と言えば「陸王」で知られた足袋の町、それから「のぼうの城」の忍城くらいしか知りません。あとは田んぼアートか。
見るべきスポットは、駅に近い1km四方に収まる範囲に「足袋の蔵・水城公園・忍城」水城公園から1.5kmで「さきたま古墳公園」、さらにそこから2kmで田んぼアートの「古代蓮の里」。
これ全部を半日で回るのにはやはり自転車がないと無理です。駅からけっこう離れた場所にある観光センターで自転車を借りて(無料)、まずは見られる範囲で蔵を見て回りました。
と言っても20以上あるうちの1/3程度が精いっぱい。現在ではカフェやお蕎麦屋さん、博物館、工房なんかに再利用されているのですが、時刻が9時過ぎと早かったので外観見学のみ。



歴史ある町ゆえ、寺社もたくさんありますが、まだこの後十数キロは走らないといけないので、飛ばし飛ばしでお参りし写真撮影。

豪商荒井八郎の建てた足袋御殿。現在は和牛会席「彩々亭」として使われていますが、こちらが非常に興味深い。

門が開いていたので、営業前に庭園に入って何枚か写真を撮らせてもらいましたが、ここはいずれ和牛会席を食べに来ないといけません。

水城公園。忍城の跡地が沼地となっていたところを埋め立てて公園となりました。

大正11年に建てられた忍町信用組合。今年3月に水城公園に移築され、内部を全面改装してこの9月からカフェ営業を始めました。もちろんそれを知ったのは帰ってきてから。
ドローンを飛ばして空撮をしていました。これも良い観光財産になりそうです。こちらもまた営業開始時間でなく、ドローン撮影を見学して終わり。

水城公園を抜けた少し先に忍城。直下に立ってみると写真を見て想像していたよりは大きいです。1988年に隣接する郷土博物館の一部として建てられたコンクリート造り。

こちらがその郷土資料館。かなり大規模なものでした。埼玉ってどの市に行ってもけっこうでかい資料館があります。博物館に入れば御三階櫓の展望台に上がれるんですが今回は断念。

私のローカル散歩は主に体力的な心配から朝出て現地でお昼ご飯を食べたらなる早で帰路につきたいと思っています。
なので今回の行田もかなり急ぎ足で回っていますが、だいたい概略と地形は掴めたので、また別の機会に蔵のカフェや城跡でまったりし直したいと思います。
行田市急ぎ旅、次回に続きます。
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