ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

NTT技術資料館と武蔵野市散歩

2024年06月18日 | TOKIO散歩

中央線快速で武蔵境駅。

武蔵生はここから1列で歩きましょう。歩道が狭いから通学時間には大変になりそうです。
ちなみに武蔵境から北西に向かうこの道は都道123号線。以前、西調布駅から歩いた天文台通りの終端付近です。

境橋交差点。玉川上水がここで分水して右に玉川上水、左が千川上水となります。千川上水はここから杉並区、練馬区、豊島区経て板橋駅踏切の通って西巣鴨に至ります。
区内はほぼ全部暗渠ですが、その上をしょっちゅう歩いているお馴染みの用水です。

西東京市と武蔵野市の境界となっている場所では清流復活事業で高度処理水が流され、周辺は遊歩道が整備されています。

2023年に開園したMUFGパークの入り口。

レンガで覆われた重厚な建物は武蔵野市立千川小学校。ただものでない雰囲気でしたが岡田新一設計事務所によるものでした。公立小学校にしては豪勢です。

本日のメインの目的地はこちら、NTT技術史料館でした。

地階から3階までの大きな吹き抜け空間。

地階に下りる螺旋階段。

日本の電信電話の歴史は江戸時代末期から始まります。そこから現代までNTTグループが培った通信技術の歴史的資産を余すところなく見せてくれます。

いろいろな電話交換機。

公衆電話の変遷。

とにかく展示スペースが広い広い。一通り見るだけでも数時間は必要なスペースと物量ですが、展示の内容も難しいのでどんどん飛ばして進みます。

1984年に発生した世田谷電信電話局付近のケーブル火災事故が当時の電電公社にとって大きな打撃だったようで、それを契機に回線の不燃化が進みます。
けっこうその近所に住んでいたのに全く事故の記憶がありません。

見学のお土産に完成すればこんな電話機ができるペーパークラフトをもらいました。
外側だけでなく内部の機構も全て作るようで、完成に1時間以上を要するそうです。なんとなく作らないまま終わる予感。

武蔵野市役所。1980年。日建設計。

本日のルート。武蔵境駅から歴史ある用水や新旧の公園を見ながら建築散歩ができるなかなかのコースです。約9km。
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2 コメント

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1984年の火事の日は ()
2024-06-19 11:07:45
たぶん、青学オケの演奏会が人見記念講堂であった前日じゃないかと思います。翌日まで燃え続け、一帯の電話が不通となり、246沿いに無料で使える電話が何台も設置されました。用もないのにそこから家にかけた様な記憶が。
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だみあん (B)
2024-06-19 17:01:51
1984年11月16日。
史料館の展示の中にこの事故のドキュメンタリー映像を映すだけのコーナーがありました。

卒業した年の秋定なら私も聴きに行ったかも知れません。
人見なら近いし。
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