本日の日曜アートセミナーは、「クレパス画 水辺を描く」です。
講師の先生は、田伏勉先生。
参加総数は、22名です。
まずは、水張りから・・・
「紙に描いたものは、日光に当てずに保管しておくと、
キャンバスに描くよりも、かなり、長持ちします」
と先生。
歴史的な絵も紙に描いてあるものは、とても状態よく残っているそうです
水張りの後、パネルに張っていきます。
「こんなのやったことないわ~」と不安げな表情の方も、
皆さん、上手に仕上げられていました
本日は、先生の水辺の景色を描いた
この作品
を
一日かけて、仕上げていきます。
まずは、下描きに入っていきます。
先生の作品を、白黒コピーしたもの(パネルサイズ)の裏に
全面、木炭を塗り広げます。なるべく隙間なく塗ります。
それを、パネルにのせ、マスキングテープで軽く止めます。
上から鉛筆でなぞり、紙の上に大まかな線を写します。
線が写せたら、木炭で、これも大まかに、下描きをしていきます。
下描きは、大まかで大丈夫です。
下描きが出来たら、フェキサチーフをかけて、定着させます。
次に、下塗りです。
「クレパス画の場合、色を重ねていく手順が、重要になってきます。
明るい色の上に暗い色は、のりますが、逆は、できません。
もし、間違えたら、ナイフで削れば大丈夫ですが・・・」と先生。
まずは、明るい色の部分を見つけて塗っていきます。
「明るい色は、わりと強めに塗っても大丈夫です。」
明るい色がのせれたら、オドレスというオイルを塗っていきます。
このオイルを塗ることで、色が紙に馴染んでいきます。
「画面がぼやけた感じになりますが・・・これは、計算ずくです」
と先生。
ここまでやって、お昼休憩。
みなさん、いいペースです
お昼からは、暗い色をのせていきます。
木や影の部分です。
先に、青、赤、茶色などをのせます。
黒は、一番最後です。
クレパスを塗っていく力の入れ具合で、色のトーンの違いを出していきます。
細かい作業に入っていきます。
ナイフで削り、水の感じを出します。
途中で一度、定着剤をかけます。
終盤です。(といっても、まだ時間に余裕があります!笑)
皆さん、早いです・・・・
先生が、おひとりづつ、作品を観て、
具体的に,
ご指導下さいます。
「こういうナイフの削り方をしたほうが、水の揺れる感じが出る」
「この絵において、この部分が、重要な箇所」
など、指導に熱が入ります。
皆さん、熱心に耳を傾け、どんどん作品の完成度が上がっていきます。
ライターや、ハケ、オイルを用いた、テクニックも、いくつか紹介していただき、
みなさん、「なるほど!!!スゴイ!!!」
と頷かれていらっしゃいました
このような、虎の巻的な、テクニックを学べるのも、日曜アートセミナーならでは!!!
最後にもう一度、定着剤をかけて、仕上げます。
そして、合評です
素敵な作品が、ずらりと並びました。
先生も、「とてもいい出来ばえです!」とご満悦の様子です
とても、素敵な作品に仕上がりました!!
ここでっ!!今回参加したかったけど、
できなかった!という方に、耳寄りな情報★
田伏勉先生の「画家が描くクレパス画」のDVDが、発売されました。
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是非、ご購入ください!!
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次回のアートセミナーは、12月8日(日)
高橋雅史先生の「透明色の効果的な使用法~空間表現テクニック」です。
定員まで、残りわずか!!参加希望の方は、お早目に☆
(歌姫)