ときに絵画は、目に見えなくても認識できる「時間」や「空間」が顕著に表現され、それ自体が主題になったりもします。
カンディンスキーの「Composition VIII」。 時間や空間が感じられる抽象画の一枚です。
時間、空間ともに人間が感じるものですが、絵画では画面の中に生まれる疎と密、
配置によって生まれるリズムが それを表現します。
マチスの「The Dance Ⅱ」。人物群の輪郭の外側、背景部分の形、色がもたらす面白さが作品世界を完成させています。
特に人間を描いた時に、背景に当たる部分は作品そのものの出来を左右したり、
描き手の世界観そのものが出る重要な要素なのです。
人物デッサンやクロッキーならば人体の描き方そのものが目的で、余白は触らないことが多いのですが、
自分の「作品」であれば、何かの自分の意思が余白、背景部分にも働かないと「完成」しません。
そんな背景にあたる空間の作り方に主眼を置いた日曜アートセミナーが
3月22日開催の「魅力的な空間表現のコツ」です!
森井宏青 参考作品
白を基調とした作品世界を展開する森井宏青先生による今回の一日教室は、
人物画のみならず主体モチーフから発想するイメージ、それを展開するためのポイントが習える
一日講習会となっております!
一般の方のご参加も広く募集しておりますので、
詳しい内容はこちらから
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スタッフ一同こころよりおまちしておりま~す
(WA)