晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

ハゼロウバームと保湿クリーム

2020年12月21日 | アロマ&ハーブ
この季節ハンドクリームや保湿クリームが
手放せないですが、今年はコロナ禍で
アルコールによる消毒やこまめな手洗い、
マスクによる肌トラブルなどで
ますます必需品ですね。

いつもはミツロウを使って作るハンドクリームですが、
今回は、ハゼロウを使って作ってみました
(写真左)

ハゼロウは、古くから和ろうそくの材料や
鬢付け油の材料として使われてきた
ハゼノキの実から採取したロウです。

ハゼノキはウルシ科ですが、
かぶれの原因であるウルシオールは
ハゼロウには含まれないので、
かぶれを起こすことはありません。

木ロウとも呼ばれますが、
化学構造状はロウ(WAX)ではなく
植物油に分類され、
パルミチン酸が多く含まれます。

パルミチン酸は細胞膜を作り、
皮脂として分泌される物質で、
栄養の体内循環に必須の物質です。

ミツロウに比べ、べたつかず、硬く
塗りやすく、落ちにくいのが特徴と
されています。

より長く肌にとどまりベタつきが少ないので、
この冬のハンドクリームに
ぴったりだと思います

さらに優れた保湿力と炎症を抑える
働きのある紫根浸出油を加えたので、
ハンドケアにおススメです

また写真右の保湿クリームの方は、
リピジュアという、ヒアルロン酸の2倍の
保湿力がある成分を配合してみました

リピジュアは、皮膚内部からの蒸発を抑え
水分を逃さずに保つことができるので、
水洗い1時間後も肌でも高い保湿力を保ちます。

ホホバをベースにしたクリームに、
肌の修復を助ける働きのある精油を加え
優しい香りのスキンケアクリームにしてみました。

このような手作りコスメを作ってみたい方は、
個別対応でレッスンを行っていますので、
一緒に作ってみませんか?

レッスンについて詳しくは
アロマピア のホームページをご覧ください。

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コロナ禍とハーブ-4

2020年12月19日 | アロマ&ハーブ
感染症予防に役立つハーブ今回は
デビルズクロウです。

ちょっと聞きなれない名前のハーブですが
長いトゲがついた実ができ
かぎ爪が伸びることから
デビルズクロウ(悪魔のカギ爪)と
呼ばれています。

アフリカ南部の砂漠が原産で
アフリカ南部の先住人は数千年前から
デビルズクロウを薬草として
用いていたそうですよ。

主に痛みや炎症の軽減、食欲増進などに
用いられてきたそうですが、
現在のハーブ療法では、
関節炎の痛みの緩和や
症状の進行を遅らせる目的で
使用されています。

そのデビルズクロウが
副作用のない抗炎症の生薬として
また免疫の向上に役立つことに
注目を浴びているそうです。

ハーブティーとしてよりも
パウダー状にしてカプセルに入った
ハーブサプリメントとして飲用されている
ことが多いようです。

寒い時期の痛みや、感染症による炎症の緩和に
役立つハーブといえますね。

※画像はメディカルハーブ事典よりお借りしました。

和ハーブ クロモジ

2020年12月17日 | アロマ&ハーブ
今日は、コロナ禍とハーブの続きを
お休みさせていただき

クロモジについてのお話です

クロモジ(黒文字)は、高級な和菓子や
料亭などで爪楊枝として出されるので
ご存知の方も多いかと思いますが、
葉はクロモジ茶として用いられ
入浴剤や、アロマオイルやポプリとしても
利用されています。


クロモジリーフとクロモジの小枝

江戸時代は小枝を歯ブラシとして
利用していたそうで、
民俗学者の柳田國男は
クロモジを『日本人の香りの原点』と
表しているぐらい、日本人には
馴染みの香りです。

クロモジにはαピネンやリモネン、
リナロールなどが含まれ、
フローラルな甘さを含む
ウッディーな香りで、
リラックス作用が期待できる
まさに和のローズウッドといえますね。

クロモジは生薬名を『ウショウ』と云い
かの有名な養○酒にも配合されています。

クロモジをシングルで飲むのも
オススメですが、
福来(ふくぎ)紅茶という、
出雲地方の国産紅茶に、
隠岐諸島の中ノ島で自生している
クロモジ(島ではふくぎと呼ばれている)を
ブレンドした紅茶もオススメです



アロマピアは、この度コープ自然派兵庫の
フレンドショップに仲間入りさせていただき
これからアロマピアオススメの
このようなコープ自然派の
ハーブティーや紅茶などを
取り揃えていきますので、
どうぞよろしくお願いします



コープ自然派のホームページはこちらから

生活協同組合コープ自然派兵庫

コープ自然派兵庫は、国産やオーガニックの推進を通じ、食や暮らしの安心・安全を守る‘わ(和・輪)’を広げ、自然を守り、豊かな暮らしを未来へつな...

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コロナ禍とハーブ-3

2020年12月16日 | アロマ&ハーブ
引き続き感染症制御に役立つ
ハーブのご紹介です

今回は免疫力を高めるハーブとして
おなじみのエキナセア(ムラサキバレンギク)です。

エキナセアには多糖類やカフェ酸誘導体が多く含まれ
抗ウイルス作用と免疫賦活作用を合わせもち
マクロファージの活動を活発にし、
インターフェロンの産出を促進するので、
風邪やインフルエンザなどの感染症予防に役立ちます。


ドライのエキナセアとチンキ

チンキとは、ハーブに含まれる成分を
アルコールで抽出する方法で
特徴として成分の体内への吸収が早く
長期間保存できます(約1年間)

作り方はカンタンで、内服に使用する場合は
ウォッカやホワイトリカーで、
外用に使用する場合はエタノールで浸出します。

エキナセのチンキの作り方
エキナセア(ドライ) 4g
ウオッカ(40度)  100ml

透明のガラス瓶にハーブとウォツカを入れ
しっかりフタを閉め1日1回振り混ぜ
2週間から4週間漬け込み、濾して
遮光ビン(色付きビン)で冷暗所に保管します。

外出から帰ったらエキナセアチンキを
水やぬるま湯で5〜10倍に薄めて
うがいをするのがオススメです

紅茶やお好きなハーブティーに2〜3滴入れて
飲むのもいいですね

ハーブティーとして飲むなら
エキナセアとローズヒップの
ブレンドティーがオススメですよ

エキナセアは、おウチで育てやすいハーブなので、
苗や種から育てて、ハーブティーや
チンキを作っておくと冬の健康管理に
とても役立ちますよ


コロナ禍とハーブ-2

2020年12月15日 | アロマ&ハーブ
今回は免疫力を高めるハーブや
感染症予防に役立つハーブを
ご紹介します

まずは、シスタスです。
シスタス・インカヌスは(ムラサキゴジアオイ)は、
地中海地方を原産とする芳香植物で、
重合ポリフェノールを多く含みます。

赤ワインと・ビルベリー・タマネギ等などと比べても
量やポリフェノールの種類ともに
多くのポリフェノールを含みます。

シスタスにも多くの品種があり、
生息地により形状や性質が異っています。

このDr.パンダリス社の「シスタスティー」は
「シスタス・インカヌス・L・パンダリス」という
品種で高重合ポリフェノール※を豊富に含みます。

※複合的で大きなポリフェノールのこと

ポリフェノールの一つであるフラボノイドや、
オリゴメックプロアントシアニジン(OPC)による
抗ウィルス作用や免疫賦活作用で、
感染症やウィルス対策にとても役立ちます。

口に含み少しづつ飲んでゆくと
気道のウイルス感染の予防にも役立ちます。

またハチミツを加えて粘度を高めて飲んだり、
プロポリススプレーとの併用もオススメです。

次回も感染症予防に役立つハーブをご紹介しますね

コロナ禍とハーブ-1

2020年12月13日 | アロマ&ハーブ
久しぶりのブログ更新です

コロナ禍第3波で、気の休まらない師走となっていますが、
みなさま お元気にお過ごしでしょうか?

コロナウィルスのワクチンの使用も始まりましたが、
安心安全と言い切れるものなのか、、、、
疑問の多いところですね

色々なコロナウィルス対策の中で
『高温多湿の環境と免疫力がポイント』との情報が
浸透しつつあるのか、免疫力アップの自然療法や
健康食品、ハーブなどが注目されているようですね。

感染予防対策として
まずは免疫力が低下しないようにしましょう

免疫力が落ちる一番の原因は、
身体を冷やすことなので、
しっかりと体温を保持して
免疫力を高めていくことが
大切ですね

血液の中には、
免疫機能を持った白血球があり、
その白血球が体の中をめぐることで、
体の中の異物をパトロールしています。

体温が下がり血行が悪くなると、
体内に異物を発見しても
素早く攻撃できない状況になります。

白血球が活躍し免疫力が正常に保たれる体温は
36.5℃程度といわれています。

免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、
逆に1℃上がると一時的には
最大5~6倍アップするともいわれ、
体温を上げることや体温を保つことは
とても大切ですね

1日の終わりをシャワーで済ませず、
ゆったり湯船に浸かって温まったり、
冷たい飲み物や食べ物を控え、
温かい飲み物や食べ物を日常に取り入れ
美味しく免疫力を保ちましょう

特にハーブティーの飲用は
①温水による口腔の保温と保水
②ハーブの機能性
により感染症制御に役立ちます

では次回は免疫力をアップし、
感染症制御に役立つ
ハーブをご紹介しますね