晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

栄養型うつ

2024年03月23日 | キレイとゲンキの話
桜の開花がもうすぐですね

新生活が始まる人も多い季節、
でも慣れない環境や緊張から、
心が沈みがちになることも

今回は『鬱(うつ)』についてのお話です。

タイトルにも記しましたが、
あまり聞きなれない「栄養型うつ」

「うつ病」は脳の機能に起因する病気ですが、
「栄養型うつ」は栄養の問題が原因で起こる
〝うつ状態“のとこです。

この言葉は造語で、
日本栄養精神医学研究会 会長 奥平智之さんが
この造語を世に送り出し
「栄養型うつ」を減らしたいと活動されています。

さて、この「栄養型うつ」ですが、
ストレスを抱え込むと、活性酵素が体の中に
いっぱいある状態となり、
体内に炎症ができたり、
腸の状態が悪くなったりします。

そして活性酵素や炎症を抑えるため
ビタミンやミネラルが使われ、
タンパク質も分解されます。

だからしっかり食事をしていても、
血液データをチェックすると
タンパク質やビタミン、ミネラルが
不足している状態となることが多くなります。

ストレスによって不足する栄養素を補うと
不調が改善されることが多く、

ストレスのある方は、特にタンパク質を
最低2種類摂り、ビタミン、ミネラルも
多めに摂取するよう心がけましょう。

食事で十分補えない場合は、
サプリメントを使うこともいいですね。

またストレスと腸の状態はとても関連していて、
『脳腸相関』という言葉があるように

生命科学の分野では、脳と腸は
お互いに情報交換し、影響を及ぼし合う関係と
云われています。

最近の研究では、腸内細菌も作用して、
喜怒哀楽や行動に影響を与えることが確認され、
『脳・腸・微生物相関』という新しい概念に
進化してきています。

腸は第2の脳であり、
腸は腸内細菌の働きによって記憶力や
判断力など、脳機能に影響を及ぼし、
ストレスの感じ方や性格にまで影響を
与えることが判ってきています。


そこで、「栄養型うつ」を起こさないために、
また解消するために、

良質のタンパク質と、ビタミン、ミネラルを
意識して摂取し、
腸の善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランス
つまり腸内フローラが改善されると

腸からの情報が脳や各臓器に伝達され、
今まで滞っていた細胞の自然治癒力が
活性化され、不調が改善され、
うつ状態も解消される傾向にあります。

もちろんベルガモットやゼラニウム、
ネロリ、メリッサ、ローズウッド、ラベンダーなど
「うつ」にアプローチしてくれる精油も多くあるので、
香りも大いに活用してくださいね